田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

平成開進亭 5周年記念祭

2010-03-20 16:37:08 | ステージ & エンターテイメント
 平成開進亭が市民寄席として立ち上げてから5周年を迎えるということである。友人の誘いもあり、今年2度目の枝光を聴いた。

 勢いがある。
 スピード感がある。
 会場内を掴む力がある。
 現在の桂枝光は最も脂の乗り切った時期にあるのではないだろうか。

        
      ※ 自称「落語界のえなりかずき」もすっかり中年の貫禄がつきました。

 ようやく札幌に帰って来ました(?)。
 ちょっと話は古くなってしまったが、3月11日(木)夕刻、「平成開進亭 5周年記念祭 第1弾」と銘打った桂枝光主宰の落語を聴きました。
 ラインナップは次の通りです。

 ◇開口一番「今どきのおばあちゃん」   桂  枝 光
 ◇漫     才            兎
 ◇住 吉 駕 籠            桂  枝 光
          ~ 中 入 り ~
 ◇講談「ベーブルースが伝えたもの」   里見まさと
 ◇阿 弥 陀 池            桂  枝 光

 とまあ、桂枝光の独壇場だったのですが、刺身のつま的(失礼!)に漫才と講談を挟んだ構成でした。
 漫才の兎は最初それなりにテンポがあったのですが、途中から冗長になった感がありました。
 また、講談の「里見まさと」とは、あの一世を風靡した漫才の「ザ・ぼんち」のまさとさんです。少しは期待していたのですが、講談とはいっても本格的な講談ではなく講談風という感じで、「あの程度で芸能界でやっていけるのかなぁ」とちょっと心配になりました。

        
        ※ ご存知漫才の「ザ・ぼんち」の一人、まさとさんです。

 その人たちとは打って変わって、桂枝光は絶好調に見えました。
 とにかく彼が出てくると、会場の雰囲気が一変します。
 まさに「枝光ワールド」です。
 そこには、もう完全に市民寄席として札幌に根付いたという自信が漲っている舞台です。
 上方落語の真骨頂を見せてもらっている思いです。

        

 4月10日(土)今度は「5周年記念感謝祭」と銘打って、教育文化会館で開催されます。
 私はまたまた駆けつけて、「枝光ワールド」に酔ってみたいと思っています。


《追記》
 実はこの間、コンサドーレのホーム開幕戦にも足を運んだのですが、あまりの惨敗ぶりにレポートする気も起こらないほどガッカリしています。レポートすることで自分自身がコンサ離れをするのではないかと恐れているのです。