田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

ブログタイトル名を考える 後編

2010-03-29 17:54:23 | その他
 「眼横鼻直(がんのうびちょく)」という言葉をある先輩から教えていただきました。意味を調べてみると、う~ん、自分には欠けていることばかり・・・。この言葉の意味する生き方を志向しつつ、さらに「札幌を知る」活動を深めてみたいと考えた。

 「眼横鼻直」についてはさまざまな解説がなされていますが、次に紹介する文章が最も簡潔に表現されているように思えました。

「道元禅師が、禅を修得して帰国したときの第一声は『眼横鼻直』でした。中国天童山の如浄禅師の下で修行して、『眼横鼻直』を悟ったのです。眼横鼻直とは、眼は横に鼻は縦についている、という当たり前の事実です。日本には仏教の経典も仏像も持たず、空手還郷(くうしゅげんきょう 空手で故郷に還る)をしたのです。
道元は、中国各地の禅堂で仏道を求めて研鑽すればするほど、きわめて日常的で単純なところに仏道の真髄があると悟ったのです。当たり前のことを当たり前として知ることです。また、自分を飾らず、ごまかさず、正直に生きたらいいのです。
どうしても私達は、良い事を認め、嫌なことを否定してしまいがちです。しかしそれは自分の都合で、事実は色々なことが起きます。事実を総て肯定することです。全宇宙の総ての現象が、そのまま真実です。」

 私は禅宗でもありませんし、仏教に特別に関心があるわけでもありません。
 しかしこの言葉を知ったとき、少しは自分の生き方を見つめ直すことが必要なのではと思い始めたのです。
 「当たり前のことを当たり前として知る」ということは簡単なようでいて、私のような凡人には難しい言葉です。モノゴトを素直に見ていない、素直に考えていないことがなんて多いことか・・・。
 そして次の言葉がさらに私に反省を促します。「自分を飾らず、ごまかさず、正直に生きたらいい」と・・・。

 それほどたくさんの時間が残されているわけではない私の人生ですが、「眼横鼻直」の心を志向しながらこれからを生きていくことができれば・・・、と思いつつ新しいブログタイトル名を「眼横鼻直の日々を目ざして・・・ ~札幌探訪記~」と改めることにしました。
 う~ん、ちょっと堅い名称はみなさんから敬遠されるかも? しかし、ブログ名は変わっても、内容的には大きくは変わりません。また、変えるほどの力量も備えておりません。これまで同様お付き合いいただけると大変嬉しく思います。
 4月1日からブログのタイトル名は変わりますが、これまで同様

   「札幌を知る」ために、札幌を歩きたい。
   「札幌を知る」ために、札幌を学びたい。
   「札幌を知る」ために、札幌を体験したい。

と思っています。どうぞ、これからもよろしくお願いします!