田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

初体験 フットパス

2012-07-07 23:37:38 | フットパスウォーク & トレッキング
 今日、フットパスなるものを初めて体験した。しかし、フットパスと云っても特別なものではない。野山を歩くということに関してはウォーキングと大して差はない。それはどうやら考え方の違いといったもののようだった…。 

 6月21日から4回にわたって札幌学院大学のコミュニティカレッジ「初夏のフットパス歩きを楽しむ」という講座を受講していた。(4回の講座の内、2回が実践だったのだが私は第1回目の実践があった6月30日は体調を崩して欠席してしまった)
 今日はその実践講座ということで野幌森林公園を歩いたのだ。

          
    ※ 参加者はJR森林公園駅10時集合ということで集まった。参加者に説明しているのが小川氏です。

 講師は北海道のフットパスの先駆者であり、札幌学院大学の非常勤講師を務められている小川巌氏だった。
 座学で小川氏はウォーキングとフットパス歩きの違いを次のように定義した。
 ウォーキングはその目的が[健康]+αである。
 対してフットバス歩きの目的は、地域を知る、自然を楽しむ、歴史・文化・産業・食べ物を知る、コミュニケーションを図る、など多種多様の目的 + 健康である。
 まあ、云ってみればあまり違いはない。敢えて云えばフットパス歩きは歩くだけが目的ではなく、さまざまな楽しみを味わいながら歩くといったところか?

          
          ※ 陽光が木々の間から漏れさす中を気持ちよく歩きました。

 2回の座学は、最初は北海道内のフットパスコースの紹介、そして2回目はフットパスの本場イングランド、スコットランド、そしてスペイン、済州島のフットパスコースを紹介してくれた。
 どこのコースも魅力いっぱいであるが、地域の人たちが熱心に取り組み、コースの整備も進んでいる済州島が今フットパスマニアには注目の的だとか…。

          
      ※ 小川氏はたくさんの植物を紹介してくれました。その一つのオオウバユリの花が咲いたところです。

 さて、今日野幌森林公園で実際に体験してみて、歩く速度は速くなく遅くなく…。時おり公園内の植物名を説明してくれるのだが、それもけっしてくどくどとした説明はなく…。
 参加者の方と交歓したとき「ウォーキングのように黙々と歩くだけではなく、観察会のように詳しい植物や鳥の説明があるわけではなく、両者の中庸をいくようなものですね」と話し合った。

          
          ※ 水芭蕉の葉がこんなに大きく成長するとは知りませんでした。

 それぞれの目的や願いを懐深く受け止め、それぞれの楽しみ方を尊重するのがフットパスの考え方かな?と考えた。だとすると、私の求めているものとも近いなぁ、と感じた今日のフットパス初体験だった。

          
       ※ サービスショットです。これほど無残にも食い荒らされたフキの葉を見るのは珍しいことです。