田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

北海道低山紀行 24 小樽・赤岩山

2012-07-20 21:50:31 | 北海道低山紀行 & Other
 名称が紛らわしいのだが、「下赤岩山」を通過した私たちは「赤岩山」(371m)を目ざした。海は望めなかったが林間コースは陽が遮られ気持ちの良いトレッキングが続いた。私の中で今回のトレッキングは今月末の大雪山縦走のためのトレーニングと位置づけたのだが…。 

 下赤岩山の展望台を過ぎた私たち一行はしだいに下り始めた。
 20分ほど降りたところに建物が建っていた。
「こんなところになぜ?」と思ったが、周りを見てみるとたくさんの地蔵が並んでいる。看板が立っていて「赤岩霊場」と書かれていた。建物は霊場の社だった。(あまりにも一般的な建物だったため写真は撮り忘れた)
 建物の周りは木陰になっていて、ベンチなどもあっためにかなり早目だったが昼食場所とすることになった。この時、時計の針は11時15分をさしていた。

          
          ※ 「赤岩霊場」には写真のようにたくさんの地蔵が並んでいた。

          
          ※ 昼食はご覧のような木陰の広場で摂ることにした。

 美味しい!弁当を食べて、赤岩霊場から5分も下ると「赤岩峠」の駐車場だった。(当初はここが昼食場所だったらしい)何台もの車が駐車しているところをみると、平日のこの日でも結構な人たちがトレッキングを楽しんでいるようだ。

          
          ※ 駐車場のところにあった遊歩道の看板を見る参加者です。

 駐車場で一呼吸の休憩をした後、赤岩山目ざしての上りが始まった。
 それほど急な上りではなく、やや汗ばむものの快適なトレッキングが続く。
 少し内陸に入ったために海風は吹かなくなったが,林間コースのためにそれほどの暑さは感じない。そして、小まめに取られる小休止がトレッカーには優しい措置だ。

          
          ※ 写真のような林間コースを私たちは往きました。

          
          ※ こうしてところどころで立ち止まっての小休止がトレッカーには優しく感じました。
 
 上りつづけて30分。頭上の樹がなくなり空が見えはじめたな、と思ったところがピークだった。
 リーダーに「ここが赤岩山か?」と聞くと、「赤岩山と同じくらいの高さのところだ」とのことだ。結局、今回のトレッキングでは赤岩山の山頂には立たないということだった。

          
          ※ 林間コースを抜け、頭上に青空が見えてきました。すると…

          
          ※ 眺望は効きませんでしたが二度目のピークでした。

 そのピークから5分ほど下ったところに展望台があった。先の下赤岩山の展望台に優るとも劣らない光景が広がっていた。最後の眺望だという。ゆっくり眺望を楽しんだり、集合写真を撮ったりして20分ほど滞在した。

          
          ※ ピークから5分ほど下ったところが眺望ポイントでした。

          

 その後はゴール地点の出羽三山神社を目ざしてひたすら下り続けた。
 この下りがけっこう長かった。初心者の方にとってはむしろ下りの方が難しいのだろうか?私の前を往く女性の方は恐る恐る下っている感じだった。

 山は緑一色で、春山のような彩には欠けるところがある。今回のトレッキングの中で見かけた彩はエゾスカシユリとエゾアジサイくらいか。ちょっと単調な色彩が寂しかった。

          
          ※ ちょっと小ぶりのエゾスカシユリです。

          
          ※ ハッとするほど鮮やかなエゾアジサイの花です。

 展望台から下り続けること約50分、ゴールの出羽三山神社のところの駐車場に到着した。
 疲れはほとんど感じなかった。参加者も全員元気そうだった。

          
          ※ ゴールに到着し寛ぐ参加者たちです。

 私は今回のトレッキングを月末に参加する大雪山縦走(と云っても一日で縦走するだけだが…)のトレーニングと位置づけていたのだが、そのためには少し負荷が小さかったようだ。
 しかし好天の下、真っ青な海の景色を楽しみ、気持ち良いトレッキングとなった。
 今回はコースが違い断崖絶壁の景観を楽しむことはできなかったが、機会があれば赤岩の中腹を巡るトレッキングにも挑戦してみたいと思った…。