このタイトルを見ると札幌市民にとっては「あ~あ」と直ぐ思い浮かぶほど「真駒内滝野霊園」のモアイ像は有名(?)ではないだろうか? これまで傍を通ることはあったが中へ入るのは初めてだった。すると…。
「なぁ~んで日本のお墓にモアイ像なんだろう?」と思っていたが、モアイ像どころではなかった。出てくる、出てくる摩訶不思議!!
モアイ像にばかり気を取られていたが、まずは入口の正門を入る前の脇にいわゆる赤い前掛けをかけた「お地蔵さん」たちが出迎えてくれた。
さらには正門前に大持國天王をはじめとした「四天王」が両脇を固めている。
ここまではまだ仏教に関係あるらしい像と理解できたのだが…。
正門を入って直ぐに、「人頭有翼の獅子像」なるエジプトの神殿に出てくるような像が出てくるに至って頭が混乱してきた。
像の下には次のような説明が刻されていた。「今から2000年前にエジプトの都市の城門や宮殿の入口に安置され 侵入して罵言を吐く悪霊を門前で撃退するための守護神である」と…。一応意味付けはなされているようだが、「この霊園はエジプトの神に護られているの?」と突っ込みの一つも入れたくなった。
そしてご本尊(?)「モアイ像」の登場である。いやいやそのスケールたるや恐ろしい。大きいもので高さ9.5m重さ120tだそうである。そんなモアイ像が大小33基並ぶ様は壮観である。
しかしなんでイースター島のモアイ像のレプリカを札幌の地にもってくる必要があるのだろうか? モアイの「モ」には未来「アイ」には生きるという意味があり、私たちが生きた証しを後世へ永遠に継承できるように、ということのようなのだが…。
私は気付かなかったが、その横にはチベット仏教には欠かせない「マニ車」があるということだ。
モアイ像から目を反対に移せば、何やら石柱がたくさん並んでいる。イギリスの世界遺産として有名な「ストーンヘイジ」である。ここにも説明板があったが、古代の太陽信仰をなぞって建立したと記されていた。
そしてその横には大きな「大仏」さまが鎮座していた。高さ13.5m、1500tの石を使用した石造大仏である。私は大仏の大きさにも驚いたが、その前にあった釣鐘の大きさにも驚いた。普通のお寺にある釣鐘の2倍はあろうかと思われる大きさだった。
さらに向かいにはこれまた大きな和太鼓が蔵の中に入っているのが見えた。
ここまで多国籍化を図っているのを見せられると、驚きやあきれた感を超えて霊園のコンセプトが見えてくる思いがした。霊園の案内には「宗教・国籍を問わない民営霊園」とある。
そこには日本の主たる宗教である仏教を意識しつつも、日本人の意識の中にある宗教観の変化を巧みに取り入れようとする企業としての戦略が見えてくる思いがする。
「モアイ像といえば真駒内滝野霊園」と札幌市民の中に刷り込まれたことも霊園のねらいが功を奏したと云えるような気がしてならない…。
「なぁ~んで日本のお墓にモアイ像なんだろう?」と思っていたが、モアイ像どころではなかった。出てくる、出てくる摩訶不思議!!
モアイ像にばかり気を取られていたが、まずは入口の正門を入る前の脇にいわゆる赤い前掛けをかけた「お地蔵さん」たちが出迎えてくれた。
さらには正門前に大持國天王をはじめとした「四天王」が両脇を固めている。
ここまではまだ仏教に関係あるらしい像と理解できたのだが…。
正門を入って直ぐに、「人頭有翼の獅子像」なるエジプトの神殿に出てくるような像が出てくるに至って頭が混乱してきた。
像の下には次のような説明が刻されていた。「今から2000年前にエジプトの都市の城門や宮殿の入口に安置され 侵入して罵言を吐く悪霊を門前で撃退するための守護神である」と…。一応意味付けはなされているようだが、「この霊園はエジプトの神に護られているの?」と突っ込みの一つも入れたくなった。
そしてご本尊(?)「モアイ像」の登場である。いやいやそのスケールたるや恐ろしい。大きいもので高さ9.5m重さ120tだそうである。そんなモアイ像が大小33基並ぶ様は壮観である。
しかしなんでイースター島のモアイ像のレプリカを札幌の地にもってくる必要があるのだろうか? モアイの「モ」には未来「アイ」には生きるという意味があり、私たちが生きた証しを後世へ永遠に継承できるように、ということのようなのだが…。
私は気付かなかったが、その横にはチベット仏教には欠かせない「マニ車」があるということだ。
モアイ像から目を反対に移せば、何やら石柱がたくさん並んでいる。イギリスの世界遺産として有名な「ストーンヘイジ」である。ここにも説明板があったが、古代の太陽信仰をなぞって建立したと記されていた。
そしてその横には大きな「大仏」さまが鎮座していた。高さ13.5m、1500tの石を使用した石造大仏である。私は大仏の大きさにも驚いたが、その前にあった釣鐘の大きさにも驚いた。普通のお寺にある釣鐘の2倍はあろうかと思われる大きさだった。
さらに向かいにはこれまた大きな和太鼓が蔵の中に入っているのが見えた。
ここまで多国籍化を図っているのを見せられると、驚きやあきれた感を超えて霊園のコンセプトが見えてくる思いがした。霊園の案内には「宗教・国籍を問わない民営霊園」とある。
そこには日本の主たる宗教である仏教を意識しつつも、日本人の意識の中にある宗教観の変化を巧みに取り入れようとする企業としての戦略が見えてくる思いがする。
「モアイ像といえば真駒内滝野霊園」と札幌市民の中に刷り込まれたことも霊園のねらいが功を奏したと云えるような気がしてならない…。