田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

住田弁護士 高齢者に語りかける

2012-07-05 22:53:42 | 講演・講義・フォーラム等
 テレビ番組『行列のできる法律相談所』で一躍ブレークした住田裕子弁護士。その住田氏が札幌市の社会福祉大会において講演したのを聴くことができた。タレント弁護士らしく明るく、賑やかに私たち高齢者に語りかけた。
 
 7月3日(火)、札幌市民ホールで開催された札幌市社会福祉大会において住田裕子弁護士が「老後を安心して暮らすために」と題して講演した。
 住田弁護士というと『行列のできる法律相談所』で今や政治家となってしまった円山和也参議院議員、橋下徹大阪市長らとの絶妙のトークで人気を博した人である。

               

 住田氏も今年で61歳になったということだが、明るい花柄のファッションで若々しく、賑々しく登場した。そして自身を“美人”と云ってはばからない陽気さで聴く人たちの心を魅了した。
 その華麗さはファッションばかりでなかった。彼女の履歴もまた華麗なものだった。
 住田氏は東大法学部を卒業後、検事として20年務めた後、弁護士に転進していることが分かった。あの陽気さは人生の成功者としての自信がそうさせているのか、と勘ぐりたくなるほどだった。

 さて彼女の話だが、検事時代、弁護士時代に遭遇した数々の事件で高齢者が被害者となったケースを具体的に取り上げ、被害者とならないための留意点をアドバイスするような形で進められた。
 具体的に、そして面白く一つ一つの事件を語る様はテレビで培ったものなのかと思わされた。

 最後に彼女も高齢者の入口に差しかかり、三つの「きんりょく」に留意し、できるかぎり自立できる高齢者でありたいと締め括った。その三つの「きんりょく」とは…、
(1)筋力  健康寿命を伸ばす 健康長寿食(和食の重視) 日常の運動
(2)金力  騙されない 資金の分散投資 計画的に有効に
(3)近力  社会との関わりを大切に 人間関係 「孤立の病」を避ける

               

 自らの生き方に自信満々の住田氏は最後にこう述べた。
 20代から20年間は検事として、次の20年間は弁護士として生きてきた。これからの20年間はNPOで生きていきたいと…。彼女は今「NPO長寿安心会」の代表として忙しい日々をおくっているという。
 自信の裏にはしっかりとした人生設計が描かれていたということなんだねぇ~。