モーツァルトのピアノ協奏曲にこだわって演奏会を続けているグループがある。札幌市のアンサンブルグループ「奏楽(そら)」である。その第4回演奏会に誘われて聴く機会を得た。
7月2日(月)夕刻、札幌サンプラザホールで奏楽(そら)による第4回モーツァルト協奏曲連続演奏会が開催され、知人からの勧めもあってホールに足を運んだ。
プログラムによると、奏楽は北海道教育大学札幌校の特設音楽コースの同窓生を中心に結成されたグループのようである。この日は18名のグループメンバーと5名の賛助出演によって4曲の協奏曲が披露された。その4曲とは、
◇ピアノ協奏曲 第11番 ヘ長調 K.413 ピアノソロ 前田朋子
◇ピアノ協奏曲 第12番 イ長調 K.414 ピアノソロ 小泉香織
◇ヴァイオリン協奏曲 第1番 変ロ長調 K.207 ヴァイオリンソロ 田島理恵
◇ピアノ協奏曲 第13番 ハ長調 K.415 ピアノソロ 伊藤桂子
というラインナップだった。
グループの代表の方によると「モーツァルトのピアノ協奏曲を全曲演奏したい」という願いがあるそうだ。調べてみるとモーツァルトのピアノ協奏曲は全曲で27番まであるようだ。これまで4回の開催で13番まで到達したということは、まだ4~5回は開催するということになる。
その代表の方が云っていたが「モーツァルトの協奏曲だけを連続して演奏する演奏会はなかなかない」ということだ。そういう意味では意欲的・実験的な試みと云える。
さて演奏だが、クラシックにはまったく素養のない私にはそれを評する力はない。ただソリストもアンサンブルのメンバーも相応の研鑽を積んできた人たちばかりである。またたくさんのステージを経験もされているようだ。素晴らしい音であったことは間違いない。
クラシックに疎い私であるが、モーツァルトは時おり聴く機会もある。しかし、今回の協奏曲はどの曲をとっても初めて聴いたものばかりだった。それでも耳には心地良く入ってきたのはモーツァルトだから?
印象的な場面があった。ステージ慣れしているとはいえソリストにとって演奏前の緊張はかなりのようで、ピアノの鍵盤を懸命に見つめていた。第一楽章を終えたインターバルの時、無事に滑り出せたという安堵感からだろうか、客席に笑みを見せる余裕が生まれたのを私は見逃さなかった…。
7月2日(月)夕刻、札幌サンプラザホールで奏楽(そら)による第4回モーツァルト協奏曲連続演奏会が開催され、知人からの勧めもあってホールに足を運んだ。
プログラムによると、奏楽は北海道教育大学札幌校の特設音楽コースの同窓生を中心に結成されたグループのようである。この日は18名のグループメンバーと5名の賛助出演によって4曲の協奏曲が披露された。その4曲とは、
◇ピアノ協奏曲 第11番 ヘ長調 K.413 ピアノソロ 前田朋子
◇ピアノ協奏曲 第12番 イ長調 K.414 ピアノソロ 小泉香織
◇ヴァイオリン協奏曲 第1番 変ロ長調 K.207 ヴァイオリンソロ 田島理恵
◇ピアノ協奏曲 第13番 ハ長調 K.415 ピアノソロ 伊藤桂子
というラインナップだった。
グループの代表の方によると「モーツァルトのピアノ協奏曲を全曲演奏したい」という願いがあるそうだ。調べてみるとモーツァルトのピアノ協奏曲は全曲で27番まであるようだ。これまで4回の開催で13番まで到達したということは、まだ4~5回は開催するということになる。
その代表の方が云っていたが「モーツァルトの協奏曲だけを連続して演奏する演奏会はなかなかない」ということだ。そういう意味では意欲的・実験的な試みと云える。
さて演奏だが、クラシックにはまったく素養のない私にはそれを評する力はない。ただソリストもアンサンブルのメンバーも相応の研鑽を積んできた人たちばかりである。またたくさんのステージを経験もされているようだ。素晴らしい音であったことは間違いない。
クラシックに疎い私であるが、モーツァルトは時おり聴く機会もある。しかし、今回の協奏曲はどの曲をとっても初めて聴いたものばかりだった。それでも耳には心地良く入ってきたのはモーツァルトだから?
印象的な場面があった。ステージ慣れしているとはいえソリストにとって演奏前の緊張はかなりのようで、ピアノの鍵盤を懸命に見つめていた。第一楽章を終えたインターバルの時、無事に滑り出せたという安堵感からだろうか、客席に笑みを見せる余裕が生まれたのを私は見逃さなかった…。