コース上で牛に遭遇したり、立派の角を蓄えた牡鹿に出会ったり、牧場主から「野犬が出没しているから注意してください」と言われたり、最後には「熊も心配なんだけどねぇ」と言われた時には思わずむ「ひぇ-っ!」と悲鳴を上げてしまった。それはそれはワイルドな根室フットパスルートだった。
※ いかにも酪農地帯!といった象徴する光景として一枚入れておきます。
今朝、12Kmのフットパスウォークを終えた後、根室から約450Kmのドライブをして先ほど我が家に辿り着いた。
60ウン歳の身にはさすがにキツイ!
まともなレポートはちょっと無理である。コースのワイルドさをちょっとレポートして、本編は明日からということにしたい。
昨日、別当賀パスで森の中を歩いていた時だった。少し下向きに歩いていたのかもしれない。フッと顔を上げると、コース上に乳牛がのそっと立って私の方を見ていた。ドキッとした私は立ち止まった。注意深く見てみると、綱はもちろん着けていない。(放し飼いである)
これは下手をすると角で突かれたり、後ろ足で蹴られたり恐れがある。興奮させたり、刺激することを避けないといけないと咄嗟に考えた。
私はじーっと牛を睨みつけた。牛も私から目を離そうとしない。心臓をバフバフさせながら睨み合い続けた。睨み合いは5分も続いたろうか。(私には10分にも15分にも思えた)森の中である。誰の助けも得られそうにない。ちょっと目をそらすと、その横にはさらに二頭の牛が私たちの睨み合いの様子をうかがっていた。
いつまで睨み合いをしていても牛は立ち去ってくれそうにないと判断した私は、ソロリ作戦に出ることにした。
ソロリ作戦とは、睨み合いを続けながら、ソロリソロリと移動しようということである。
私はソロリソロリと移動を開始した。すると牛もまた一歩二歩と動くではないか。それでもそれ以上動かなかったことを幸いに、さらに移動を進めた。他の牛も私に迫ってくる様子はない。
なんとか、なんとか危機を脱した。このレポートを綴っていてもその時の怖さと心細さが蘇ってきて、ここまで綴ってフーッとため息をついている。
※ 私を恐怖に陥れた憎っくき(?)牛さんです。やや離れたので、ようやくカメラに収めようと思いました。
おーっと、ちょこっとレポートにしてはずいぶん詳しいレポートになってしまった。それだけ私にとっては怖い体験だったのだ。
この牛の体験からすると、牡鹿との出会いは可愛いものだ。今日の初田牛パスでの出会いだった。立派な角を着けた鹿は私が気付いて「オッ」と小さな声を上げ、カメラを向けようとすると、サッと身を翻して林の中に姿を消してしまった。牛もそうだったら、あんな恐怖は味わわなくて済んだのに…。
野犬の話である。
途中で出会った牧場主が「最近野犬が出没して、子牛が何頭かやられているので気を付けてください」と云うではないか。「気を付けろ」と云われても…。出現しないことを祈るばかりだった。
その牧場主が「いや~、熊も心配なんだけどね」と云い始めた。「ひぇーっ!」、ガイドブックには「熊注意」などという注意書きはなかったのだが…。
ワイルドな話は動物ばかりではない。コース自体もワイルド感たっぷりのコースだった。そのあたりは本編で…。
※ いかにも酪農地帯!といった象徴する光景として一枚入れておきます。
今朝、12Kmのフットパスウォークを終えた後、根室から約450Kmのドライブをして先ほど我が家に辿り着いた。
60ウン歳の身にはさすがにキツイ!
まともなレポートはちょっと無理である。コースのワイルドさをちょっとレポートして、本編は明日からということにしたい。
昨日、別当賀パスで森の中を歩いていた時だった。少し下向きに歩いていたのかもしれない。フッと顔を上げると、コース上に乳牛がのそっと立って私の方を見ていた。ドキッとした私は立ち止まった。注意深く見てみると、綱はもちろん着けていない。(放し飼いである)
これは下手をすると角で突かれたり、後ろ足で蹴られたり恐れがある。興奮させたり、刺激することを避けないといけないと咄嗟に考えた。
私はじーっと牛を睨みつけた。牛も私から目を離そうとしない。心臓をバフバフさせながら睨み合い続けた。睨み合いは5分も続いたろうか。(私には10分にも15分にも思えた)森の中である。誰の助けも得られそうにない。ちょっと目をそらすと、その横にはさらに二頭の牛が私たちの睨み合いの様子をうかがっていた。
いつまで睨み合いをしていても牛は立ち去ってくれそうにないと判断した私は、ソロリ作戦に出ることにした。
ソロリ作戦とは、睨み合いを続けながら、ソロリソロリと移動しようということである。
私はソロリソロリと移動を開始した。すると牛もまた一歩二歩と動くではないか。それでもそれ以上動かなかったことを幸いに、さらに移動を進めた。他の牛も私に迫ってくる様子はない。
なんとか、なんとか危機を脱した。このレポートを綴っていてもその時の怖さと心細さが蘇ってきて、ここまで綴ってフーッとため息をついている。
※ 私を恐怖に陥れた憎っくき(?)牛さんです。やや離れたので、ようやくカメラに収めようと思いました。
おーっと、ちょこっとレポートにしてはずいぶん詳しいレポートになってしまった。それだけ私にとっては怖い体験だったのだ。
この牛の体験からすると、牡鹿との出会いは可愛いものだ。今日の初田牛パスでの出会いだった。立派な角を着けた鹿は私が気付いて「オッ」と小さな声を上げ、カメラを向けようとすると、サッと身を翻して林の中に姿を消してしまった。牛もそうだったら、あんな恐怖は味わわなくて済んだのに…。
野犬の話である。
途中で出会った牧場主が「最近野犬が出没して、子牛が何頭かやられているので気を付けてください」と云うではないか。「気を付けろ」と云われても…。出現しないことを祈るばかりだった。
その牧場主が「いや~、熊も心配なんだけどね」と云い始めた。「ひぇーっ!」、ガイドブックには「熊注意」などという注意書きはなかったのだが…。
ワイルドな話は動物ばかりではない。コース自体もワイルド感たっぷりのコースだった。そのあたりは本編で…。