厚床パスの後半は牧場(牧草畑)の中を次から次へと渡り歩いていくルートだった。牧場と牧場の間には「キッシングゲート」が設置されていて、まるで本場イングランドのパスを歩いているような気分になった…。
※ コース後半は「酪農喫茶」から「厚床駅」まで戻るルートだった。
「もの思いにふける丘」を無事通過し、国道が見えてホッとしたが、その国道を跨ぐとこのルートの中間点となる「酪農喫茶 Grassy Hill」が待っていた。
ここのソフトクリームはクリーミィな美味しさが評判らしい。この日は根室地方も気温が上がり、けっこう汗もかいていたので、ストロベリーソフトクリームが舌に喉に心地良かった。
たくさんの客が入っていたが、私以外は皆乗用車や単車で駆けつけた人たちばかりだった…。
※ 「酪農喫茶 Grassy Hill」の建物の外観です。周辺の観光ポイントの一つのようです。
※ 私が味わった「ストロベリーソフトクリーム」です。
喫茶 Grassy Hillで一息ついた私は再びフットパスウォークを開始した。
最初は牧場の横に設けられたトラクターなどが通る農業用の道路を黙々と進んだ。気温は高いものの、適度な風の中、心地良い一人旅は続く…。
※ この光景を目にしてあるショートストーリーを思い付きました。このシリーズが終わってから挑戦してみようかな?
※ 牧場脇に農作業用の道路がのびています。
※ あくまで広く、あくまで遠く、牧草地帯は続きます。
およそ1.5Kmも進んだろうか、有刺鉄線で囲まれた牧場の境のところに至った。すると、その一角に何やら見慣れぬものが目に入った。「キッシングゲート(Kissing Gate)」である。このゲートは人は通ることができるけど、牛や羊などの動物は通ることができない作りになっているゲートだ。(キッシングゲートの名の由来について調べたが、紹介すると長くなるので興味のある方はウェブ上を繰って調べてほしい)
※ これが噂のキッシングゲートです。左側の可動式のゲートを動かし人が通ります。
キッシングゲートを抜けるとルートは牧場内である。トラクターが付けてくれた跡を辿って牧場内を進む。「もの思いにふける丘」ほどではないにしても、広々とした牧場風景が続く。牧場とは表現しているが、あるいは牧草畑なのかもしれない。牛の姿を見ることができなかったからだ。
するとずっと向こうの方に、またキッシングゲートが見えてきた。第二のゲートである。このルートでは三つのキッシングゲートを通過することになっている。
※ かすかなトラクターの踏み跡を頼りに歩を進めます。
※ 遠くに第二のキッシングゲートが見えてきました。
牛の姿が見えないと書いたが、第二のキッシングゲートを通過した後で初めて牛たちの姿を目にした。牛たちは、私の歩くルートとは有刺鉄線で遮られていたが、のんびりと横たわったり、草を食んだりしていた。私が傍を通ると、人間を見るのが珍しいのか横たわっていた牛が一頭、二頭と立ち上がった。そのうち集団のボスらしい牛が私の方へ向かって駆け始めた。それを合図にするかのように全頭がドドドッと土音を立てて私の方に向かってきた! 「わおー!」と思ったが、牛たちは有刺鉄線のところで足を止め事無きを得た。
※ 最初は横になったり、草を食んだりしていたのですが…。
※ 仲間のボスらしい一頭につられて全頭がこちらに迫ってきました。
第三のキッシングゲートを越え、間もなくすると牧場地帯が終わり、ルートは林の中へと移った。
※ 第三のキッシングゲートです。第一に比べやや簡素な作りかな?
マップでは「殖民軌道跡」となっているが、「旧馬鉄跡」とも称され、その昔馬が牛乳を運ぶために敷かれていた鉄路の跡だということだ。
※ 旧植民軌道跡がルートの一部になっていました。
この鉄路跡を約2Kmほど歩くと国道へ出た。
ここからはスタート地点の厚床駅まで1Kmちょっとである。
市街地外れにある厚床小学校を横目に市街地に入った。ちょっと寂しくなった市街地を通り、スタート地点の厚床駅に戻った。
※ 根室市立厚床小学校です。周辺の酪農家の子弟が通学しているのでしょう。
ルート全体が札幌のウォーキングコースなどでは味わえないワイルド感があり、どこに導かれるのだろうかというワクワク感も手伝い、なかきなか変化に富み楽しいルートだった。
特にキッシングゲートは本場イングランドのコースを歩いているかのような錯覚を与えてくれ、楽しいフットパス体験となった。
※ コース後半は「酪農喫茶」から「厚床駅」まで戻るルートだった。
「もの思いにふける丘」を無事通過し、国道が見えてホッとしたが、その国道を跨ぐとこのルートの中間点となる「酪農喫茶 Grassy Hill」が待っていた。
ここのソフトクリームはクリーミィな美味しさが評判らしい。この日は根室地方も気温が上がり、けっこう汗もかいていたので、ストロベリーソフトクリームが舌に喉に心地良かった。
たくさんの客が入っていたが、私以外は皆乗用車や単車で駆けつけた人たちばかりだった…。
※ 「酪農喫茶 Grassy Hill」の建物の外観です。周辺の観光ポイントの一つのようです。
※ 私が味わった「ストロベリーソフトクリーム」です。
喫茶 Grassy Hillで一息ついた私は再びフットパスウォークを開始した。
最初は牧場の横に設けられたトラクターなどが通る農業用の道路を黙々と進んだ。気温は高いものの、適度な風の中、心地良い一人旅は続く…。
※ この光景を目にしてあるショートストーリーを思い付きました。このシリーズが終わってから挑戦してみようかな?
※ 牧場脇に農作業用の道路がのびています。
※ あくまで広く、あくまで遠く、牧草地帯は続きます。
およそ1.5Kmも進んだろうか、有刺鉄線で囲まれた牧場の境のところに至った。すると、その一角に何やら見慣れぬものが目に入った。「キッシングゲート(Kissing Gate)」である。このゲートは人は通ることができるけど、牛や羊などの動物は通ることができない作りになっているゲートだ。(キッシングゲートの名の由来について調べたが、紹介すると長くなるので興味のある方はウェブ上を繰って調べてほしい)
※ これが噂のキッシングゲートです。左側の可動式のゲートを動かし人が通ります。
キッシングゲートを抜けるとルートは牧場内である。トラクターが付けてくれた跡を辿って牧場内を進む。「もの思いにふける丘」ほどではないにしても、広々とした牧場風景が続く。牧場とは表現しているが、あるいは牧草畑なのかもしれない。牛の姿を見ることができなかったからだ。
するとずっと向こうの方に、またキッシングゲートが見えてきた。第二のゲートである。このルートでは三つのキッシングゲートを通過することになっている。
※ かすかなトラクターの踏み跡を頼りに歩を進めます。
※ 遠くに第二のキッシングゲートが見えてきました。
牛の姿が見えないと書いたが、第二のキッシングゲートを通過した後で初めて牛たちの姿を目にした。牛たちは、私の歩くルートとは有刺鉄線で遮られていたが、のんびりと横たわったり、草を食んだりしていた。私が傍を通ると、人間を見るのが珍しいのか横たわっていた牛が一頭、二頭と立ち上がった。そのうち集団のボスらしい牛が私の方へ向かって駆け始めた。それを合図にするかのように全頭がドドドッと土音を立てて私の方に向かってきた! 「わおー!」と思ったが、牛たちは有刺鉄線のところで足を止め事無きを得た。
※ 最初は横になったり、草を食んだりしていたのですが…。
※ 仲間のボスらしい一頭につられて全頭がこちらに迫ってきました。
第三のキッシングゲートを越え、間もなくすると牧場地帯が終わり、ルートは林の中へと移った。
※ 第三のキッシングゲートです。第一に比べやや簡素な作りかな?
マップでは「殖民軌道跡」となっているが、「旧馬鉄跡」とも称され、その昔馬が牛乳を運ぶために敷かれていた鉄路の跡だということだ。
※ 旧植民軌道跡がルートの一部になっていました。
この鉄路跡を約2Kmほど歩くと国道へ出た。
ここからはスタート地点の厚床駅まで1Kmちょっとである。
市街地外れにある厚床小学校を横目に市街地に入った。ちょっと寂しくなった市街地を通り、スタート地点の厚床駅に戻った。
※ 根室市立厚床小学校です。周辺の酪農家の子弟が通学しているのでしょう。
ルート全体が札幌のウォーキングコースなどでは味わえないワイルド感があり、どこに導かれるのだろうかというワクワク感も手伝い、なかきなか変化に富み楽しいルートだった。
特にキッシングゲートは本場イングランドのコースを歩いているかのような錯覚を与えてくれ、楽しいフットパス体験となった。