むむむっ? これは完全にトマソンの〔ヌリカベ〕タイプと云っていいだろう。窓を封じ込め壁に仕立てたようだが、いかんせん前歴を完全に隠すことはできず、その痕跡を私の前に披露してしまったようだ。
昨年の12月23日(火)、私は札幌競馬場の北の方面を歩いていた。すると北13条西15丁目のところにあった倉庫風の建物の壁に気になる物件を発見した。
どうも以前に窓があったところをモルタルで塗りつぶしたような箇所が目に入った。
咄嗟に「これは〔ヌリカベ〕タイプだ!」と確信した。
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例によって赤瀬川氏の〔ヌリカベ〕タイプの解説を転写する。
「建物の壁に見られる絵の具の厚塗りのような痕跡。形状は四角、丸、台形など多数あり、材質はモルタルが多い。無用となった建物の穴や破損個所などを塗り込めたものと推察される。その多くは無用窓、無用門、原爆タイプなどに分類整理されるが、そのどれにも入れにくいものがヌリカベである。周囲と同じ材質にしようとしながら、色などが少しズレてしまうところに味があったりする」
と説明されている。
さて、私が発見した物件を見ていただきたい。
色は相当に工夫したとみえ、かなり近い色合いを出している。しかし、近づいてみると、残念なことに造作してから時間が経った時、間に隙間ができてしまったと見える。その隙間を埋めるために白いコーキング剤を使用したために、その前歴が暴かれることになってしまった、ということのようだ。
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建物の横面に回ってみると、さらに顕著な〔ヌリカベ〕タイプの壁が出現した。
完璧なトマソン物件である。
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よって、中央区北13西15の〔ヌリカベ〕タイプの倉庫を「トマソン物件 札幌第7号」と私が勝手に指定することにする。
《おまけの物件》
おまけとするのに相応しいかどうか、私にはむしろこちらの方が興味深かったりしたのだが…。
〔ヌリカベ〕タイプのトマソン物件を発見した同じ日、トマソン物件の倉庫の近くを流れる琴似川の川底にたくさんの重機が動いているのが目に入った。
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浅くなって流れが悪くなった川底を深く掘り下げているのかと思ったのだが、様子を見ているとどうもそうではない。
何やら川の端のほうに木枠をたくさん並べる作業が行われていた。う~ん、何だろう?
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疑問に思ったら、黙っていられないタイプの私である。作業員が手を休めるときを狙って尋ねた。「何の工事をされているのですか?」と…。
すると、作業員氏の答えは次のようだった。
「木枠の函を並べて、仮の河道を作り、そこに川の流れを導き、水がなくなった本来の河道により細く深い河道を造る」ということだった。
作業員氏の話では現在の川底はコンクリート製で、それを剥がして新たに細く深い河道を掘るということだった。
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話を聞いた結果、私の解釈では次のようなことだと考えた。
琴似川は一見川幅いっぱいにスムーズに水は流れていた。しかし、川底はかなり浅そうだった。そこで、川幅を狭くしてより流れを速くするために新たな工事をしているらしい。
そこにできた河原に何かを造成するのだろうか?それとも散策路のようなものを造ろうとしているのだろうか?そこのところは今のところ分からない…。
《ウォーキング覚書》
覚書を記すのが一日遅れてしまった。今回は1月1日から5日までの5日間の記録を記すことにする。
◇1/01 22,807歩 ◇1/02 13,243歩 ◇1/03 10,468歩 ◇1/04 12,690歩 ◇1/05 6,010歩
ご覧のようにお正月の5日間は歩いた実績が激しく上下している。そのあたりの事情についてはブログでも報告済みである。1日は元旦登山で我が家から登山口までも歩いたことで2万歩を超える歩数となった。
しかし、5日は初スノーシューを行った日であるが、スノーシューは身体への負荷が激しい割には歩数が稼げない。私としては3~4万歩も歩いた気分であるが、歩数は正確に記しておくことにする。
それでもこの5日間の一日当たりの平均歩数は13,044歩だから十分すぎるほど歩いたことになる。田舎おじさん、冬になっても頑張っています!
昨年の12月23日(火)、私は札幌競馬場の北の方面を歩いていた。すると北13条西15丁目のところにあった倉庫風の建物の壁に気になる物件を発見した。
どうも以前に窓があったところをモルタルで塗りつぶしたような箇所が目に入った。
咄嗟に「これは〔ヌリカベ〕タイプだ!」と確信した。
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例によって赤瀬川氏の〔ヌリカベ〕タイプの解説を転写する。
「建物の壁に見られる絵の具の厚塗りのような痕跡。形状は四角、丸、台形など多数あり、材質はモルタルが多い。無用となった建物の穴や破損個所などを塗り込めたものと推察される。その多くは無用窓、無用門、原爆タイプなどに分類整理されるが、そのどれにも入れにくいものがヌリカベである。周囲と同じ材質にしようとしながら、色などが少しズレてしまうところに味があったりする」
と説明されている。
さて、私が発見した物件を見ていただきたい。
色は相当に工夫したとみえ、かなり近い色合いを出している。しかし、近づいてみると、残念なことに造作してから時間が経った時、間に隙間ができてしまったと見える。その隙間を埋めるために白いコーキング剤を使用したために、その前歴が暴かれることになってしまった、ということのようだ。
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建物の横面に回ってみると、さらに顕著な〔ヌリカベ〕タイプの壁が出現した。
完璧なトマソン物件である。
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よって、中央区北13西15の〔ヌリカベ〕タイプの倉庫を「トマソン物件 札幌第7号」と私が勝手に指定することにする。
《おまけの物件》
おまけとするのに相応しいかどうか、私にはむしろこちらの方が興味深かったりしたのだが…。
〔ヌリカベ〕タイプのトマソン物件を発見した同じ日、トマソン物件の倉庫の近くを流れる琴似川の川底にたくさんの重機が動いているのが目に入った。
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浅くなって流れが悪くなった川底を深く掘り下げているのかと思ったのだが、様子を見ているとどうもそうではない。
何やら川の端のほうに木枠をたくさん並べる作業が行われていた。う~ん、何だろう?
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疑問に思ったら、黙っていられないタイプの私である。作業員が手を休めるときを狙って尋ねた。「何の工事をされているのですか?」と…。
すると、作業員氏の答えは次のようだった。
「木枠の函を並べて、仮の河道を作り、そこに川の流れを導き、水がなくなった本来の河道により細く深い河道を造る」ということだった。
作業員氏の話では現在の川底はコンクリート製で、それを剥がして新たに細く深い河道を掘るということだった。
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話を聞いた結果、私の解釈では次のようなことだと考えた。
琴似川は一見川幅いっぱいにスムーズに水は流れていた。しかし、川底はかなり浅そうだった。そこで、川幅を狭くしてより流れを速くするために新たな工事をしているらしい。
そこにできた河原に何かを造成するのだろうか?それとも散策路のようなものを造ろうとしているのだろうか?そこのところは今のところ分からない…。
《ウォーキング覚書》
覚書を記すのが一日遅れてしまった。今回は1月1日から5日までの5日間の記録を記すことにする。
◇1/01 22,807歩 ◇1/02 13,243歩 ◇1/03 10,468歩 ◇1/04 12,690歩 ◇1/05 6,010歩
ご覧のようにお正月の5日間は歩いた実績が激しく上下している。そのあたりの事情についてはブログでも報告済みである。1日は元旦登山で我が家から登山口までも歩いたことで2万歩を超える歩数となった。
しかし、5日は初スノーシューを行った日であるが、スノーシューは身体への負荷が激しい割には歩数が稼げない。私としては3~4万歩も歩いた気分であるが、歩数は正確に記しておくことにする。
それでもこの5日間の一日当たりの平均歩数は13,044歩だから十分すぎるほど歩いたことになる。田舎おじさん、冬になっても頑張っています!