それを離れ座敷と呼ぶのが正しいのか、どうかは分からない。私にとって長い間謎だった北大の中で離れ小島のように存在する一角を今回初めて訪れてみたところ、意外なことが判明した。
自宅から北大を訪れるとき、北大の農学部の端から「道々石山通(下手稲通)」を跨いで架かる人道橋の先にいったい何があるのか、いつも疑問だった。
一説には、海外からの留学生や教員のための施設があるとも耳にしていたがはっきりしたことは分からなかった。そして、そこはなんとなく不可侵領域といった感じで近づき難い雰囲気だった。
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※ 写真が北大農学部の端のところから道々石山通を跨いで架けられている人道橋です。
ある日のウォーキングの際に思い切って近づいてみた。
すると、特別に立ち入り禁止とかの領域ではないらしいことが分かった。
「 石山通」を跨ぐ人道橋の袂には「演習林実験苗畑」という表示が出ていた。「あゝ、農学部の林学関連の実習林があるんだ」と私の中にあった謎が解明した思いだった。
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※ 農学部側の端の袂です。下の写真はそこに書かれていた「演習林実験苗畑」という表示です。
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人道橋を渡ってゆくと、なるほど林が広がっていたり、苗木を育成したりしている様子が見て取れた。その向こうには管理棟のようなものも見えたので、橋から向うは外部の者は立ち入るべきではないと思い引き返してきた。
それにしても猫の額ほどしかない敷地の中で林業に資する研究がどれだけできるのだろう、という率直な疑問も残った。
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※ 雪の人道橋を渡っていくと…
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※ 人道橋はご覧のように交通量の多い石山通を跨いでいます。
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※ 演習林実験苗畑の様子ですが、とても狭い敷地という印象です。
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※ いかにも演習林実験苗畑という感じで、幼苗が育成されていました。
翌日のことである。
再びウォークに出た私は、「そうだ!演習林実験苗畑を裏側から見てみよう」と思い立った。裏側とは市立病院の敷地のところにあたる。
市立病院と実験苗畑の境界に近づいたときだった。実験苗畑の敷地の方に大きな集合住宅が数棟見えた??
「あれっ?」と思い、近づいてみると、そこには「北海道大学桑園国際交流会館」という案内図が出ているではないか!そこには5棟もの集合住宅が建っていた。
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※ 集合住宅の前にはこのような表示板が掲げられていました。
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※ 集合住宅の一部です。全部で5棟あります。
真相は諸兄が推測のとおりである。
実験苗畑の奥に、噂で聞いていた留学生や海外からの教員の宿舎が存在していたということである。そして、人道橋はその人たちが大学に通うための橋だったということだ。
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※ 演習林実験苗畑の方から見た国際交流会館の建物群です。
話のオチはその先にある。
その日、私は歩数を一万歩にすべく、北大のインフォメーションセンター「エルムの森まで赴き、コーヒーブレイクをしながら、そこにあったキャンパス地図を見た。なぁ~んと、そこにはしっかりと「インターナショナルハウス北8条」と出ているではないか。
これまで何度も手にしたキャンパス地図である。単に私がこれまで見逃していただけという話であった…。
《余話》
拙ブログの1月9日付で「札幌ぶらり散歩 45 ビルの屋上に大きな松の木が!」という話題を投稿した。その際、「木の種類が分からない」と記した。
実はその木を植えている「丸久中央物産」に問うたときに、「できれば木の種類を知りたい」と希望を伝えていたのだが、先日丁寧に回答をいただいた。木の種類は「ドイツトウヒ(ヨーロッパトウヒ)」という種類だということだった。
調べてみると、名前のとおりヨーロッパからロシアにかけて広く分布する常緑針葉樹で、クリスマスツリーにも多用される樹だということだ。
丸久中央物産のトウヒは、植えられてから既に14~5年経つとのことだった。遠くからなので正確性には欠けるが目測で5~6mには成長しているように見えた。
自宅から北大を訪れるとき、北大の農学部の端から「道々石山通(下手稲通)」を跨いで架かる人道橋の先にいったい何があるのか、いつも疑問だった。
一説には、海外からの留学生や教員のための施設があるとも耳にしていたがはっきりしたことは分からなかった。そして、そこはなんとなく不可侵領域といった感じで近づき難い雰囲気だった。
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※ 写真が北大農学部の端のところから道々石山通を跨いで架けられている人道橋です。
ある日のウォーキングの際に思い切って近づいてみた。
すると、特別に立ち入り禁止とかの領域ではないらしいことが分かった。
「 石山通」を跨ぐ人道橋の袂には「演習林実験苗畑」という表示が出ていた。「あゝ、農学部の林学関連の実習林があるんだ」と私の中にあった謎が解明した思いだった。
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※ 農学部側の端の袂です。下の写真はそこに書かれていた「演習林実験苗畑」という表示です。
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人道橋を渡ってゆくと、なるほど林が広がっていたり、苗木を育成したりしている様子が見て取れた。その向こうには管理棟のようなものも見えたので、橋から向うは外部の者は立ち入るべきではないと思い引き返してきた。
それにしても猫の額ほどしかない敷地の中で林業に資する研究がどれだけできるのだろう、という率直な疑問も残った。
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※ 雪の人道橋を渡っていくと…
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※ 人道橋はご覧のように交通量の多い石山通を跨いでいます。
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※ 演習林実験苗畑の様子ですが、とても狭い敷地という印象です。
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※ いかにも演習林実験苗畑という感じで、幼苗が育成されていました。
翌日のことである。
再びウォークに出た私は、「そうだ!演習林実験苗畑を裏側から見てみよう」と思い立った。裏側とは市立病院の敷地のところにあたる。
市立病院と実験苗畑の境界に近づいたときだった。実験苗畑の敷地の方に大きな集合住宅が数棟見えた??
「あれっ?」と思い、近づいてみると、そこには「北海道大学桑園国際交流会館」という案内図が出ているではないか!そこには5棟もの集合住宅が建っていた。
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※ 集合住宅の前にはこのような表示板が掲げられていました。
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※ 集合住宅の一部です。全部で5棟あります。
真相は諸兄が推測のとおりである。
実験苗畑の奥に、噂で聞いていた留学生や海外からの教員の宿舎が存在していたということである。そして、人道橋はその人たちが大学に通うための橋だったということだ。
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※ 演習林実験苗畑の方から見た国際交流会館の建物群です。
話のオチはその先にある。
その日、私は歩数を一万歩にすべく、北大のインフォメーションセンター「エルムの森まで赴き、コーヒーブレイクをしながら、そこにあったキャンパス地図を見た。なぁ~んと、そこにはしっかりと「インターナショナルハウス北8条」と出ているではないか。
これまで何度も手にしたキャンパス地図である。単に私がこれまで見逃していただけという話であった…。
《余話》
拙ブログの1月9日付で「札幌ぶらり散歩 45 ビルの屋上に大きな松の木が!」という話題を投稿した。その際、「木の種類が分からない」と記した。
実はその木を植えている「丸久中央物産」に問うたときに、「できれば木の種類を知りたい」と希望を伝えていたのだが、先日丁寧に回答をいただいた。木の種類は「ドイツトウヒ(ヨーロッパトウヒ)」という種類だということだった。
調べてみると、名前のとおりヨーロッパからロシアにかけて広く分布する常緑針葉樹で、クリスマスツリーにも多用される樹だということだ。
丸久中央物産のトウヒは、植えられてから既に14~5年経つとのことだった。遠くからなので正確性には欠けるが目測で5~6mには成長しているように見えた。