田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

札幌でしかできない50のこと〔19〕中島公園

2020-09-18 15:19:10 | 札幌でしかできない50のこと

 札幌市の中心部にありながら自然豊かな中島公園は都会のオアシスといった存在であり、いつも多くの市民が憩っている。併せて市民が楽しむことのできる様々な施設が魅力を一層高めている。

  

 「札幌でしかできない50のこと」の登録№037は札幌市の中心にあって市民の憩いの場となっている「中島公園」である。

   

   ※ 中島公園を象徴する(?)「菖蒲池」です。

 「中島公園」についてはガイドマップでは「ボートは呑む前に乗る」と題して、次のように紹介している。

 「札幌は都会ながら街中に多くの公園があるが、中島公園もその一つ。園内には コンサートホールや天文台などの施設があるほか、夏はボートに乗ることができる。飲食街、繁華街であるすすきのからは、歩いて約10分だ。」

 中島公園は、1886年(明治19年)に「中島遊園地」と指定された札幌市では最も歴史のある公園の一つである。札幌市の中心に近いこともあり古くから博覧会、物産展、品評会などの会場として度々活用されてきた公園でもある。

    

   ※ 周りのビルを写し込まないように写したつもりの「菖蒲池」です。  

  現在は「菖蒲池」を中心として樹木が茂り、芝生が広がり、市民が憩う絶好の場として親しまれている。中島公園には概要の中で記したようにさまざまな施設が点在しているが、私の場合は自宅からはやや離れていることもあり、憩いのために訪れることはなく、数は少ないがサッポロコンサートホールKitaraで開催されるコンサートに参加する際に訪れることが多い。その他では春の桜を愛でること、あるいは知人が来札した際に案内することで訪れたりすることが多い。

   

   ※ 札幌市天文台

   

   ※ 札幌市こども人形劇場こぐま座

   

   ※ 北海道立文学館

   

   ※ 札幌市中島体育センター

   

   ※ 札幌コンサートホールKitara

 紹介にあるように菖蒲池にはいつもボートが浮かんでいるが、今回訪れた時はおりからのコロナ禍とあって、ボートの営業は休業中であった。

 公園内には国の重要文化財に指定されている「豊平館」、日本庭園内にある「八窓庵」など重要な建築物も保存され、市民の憩いの場であるとともに、札幌市にとっては大切な文化的施設が保存されている公園でもある。

   

   ※ 国の重要文化財に指定されている「豊平館」

   

   ※ 池越しに見た「豊平館」

   

   ※ 中島公園内にある日本庭園

       ※ 同じく重要文化財の茶室「八窓庵」                                          

 都心に近く緑豊かな中島公園は、市民にとっても、札幌を訪れる観光客にとってもなくてはならぬ公園である。                                          

       ※ 公園内や公園の外周を流れる加鴨々川                           

                               

《中島公園 概要》

〔住  所〕札幌市中央区中島公園1

〔電  話〕011-511-3924(中島公園管理事務所)

〔営業時間〕個々の施設については、それぞれ定められた時間あり。

〔定休日〕公園としては特になし

〔主な施設〕・菖蒲池 ・豊平館 ・中島児童会館 ・札幌市天文台 ・日本庭園 

・八窓庵 ・札幌市こども人形劇場こぐま座 ・札幌市中島体育センター

 ・北海道立文学館 ・札幌コンサートホールKitara  ・中島公園庭球場


札幌市のパークゴルフ場めぐり〈22〉太平公園コース

2020-09-17 16:36:01 | 札幌市のパークゴルフ場巡り

 「太平公園コース」は太平地区の住宅街の中にある「太平公園」の中の一角に設けられていた。ここのコースも「屯田西公園コース」と同様、公園の片隅を利用したようなコースだった。

   

   ※ 「太平公園」の位置を示す地図です。

 「太平公園」はJR学園都市線の「百合が原駅」と「篠路駅」の中間の住宅街の中に位置していた。

   

   ※ 太平公園の駐車場がある入口にある公園名を記した標石です。

 公園には無事着いたもののパークゴルフの位置についての案内がなく、近くを通った方に聞いてようやくその位置を知ることができた。「太平公園」も野球場やテニスコートが併設された公園で、「屯田西公園コース」と同様に公園の最も外側の片隅に造られていた。

   

   ※ 「太平公園」の全体図です。パークゴルフ場は公園東端に設けられていました。

 駐車場から公園の外側を辿るように歩いてスタート地点に立った。

 第1ホールからプレーを始めようとしたら、ティーグランドにコンポストが立てられていた。「何だろう?」と思いながらもコンポストをどかして第1打を打った。すると、その時地元の方が「第1と第2ホールのコース内にスズメバチが出て、巣は除去してもらったが用心のために閉鎖している」と告げられた。

   

   ※ スタートホールとなった第3ホールのティーグランドからコースを概観しました。

   

   ※ 私に注意を促してくれた地元の愛好者たちです。

 そのためここ「太平公園コース」では、第3ホールからプレーを始めることになった。

 コースの状況は無料のコースとしては可もなく不可もなくという状態だったが、木々が生い茂っている点は好ましく思われた。

   

   ※ コースは木々が繁る中に設けられていたところもありました。

 コースは大きく二つに分かれ、その間を公園の通路が走っているというコースだった。

   

   ※ コースの真ん中に市民が利用する通路が設けられていました。

 「東屯田川遊水地コース」のように再訪したい思いに駆られるような観力的なコースではけっしてなかったが、地域の方々にとっては貴重なレクリエーションの場となっているパークゴルフコースだと思えた。

   

   ※ グリーン周りは写真のようにかなり荒れたところが多かったです。 

《コース概要等》

〔住      所〕北区太平12条3丁目

〔コース概要〕・9ホール、パー33 総延長 約333m

〔休      日〕水曜日

〔利用時間〕7:00~日没 〔駐車場〕有(19台)

〔プレー料金〕無料

〔問い合わせ〕管理運営委員会☎774-1966

〔訪問日&私の成績〕20/08/31  23/26 


札幌でしかできない50のこと〔18〕くさかカバン店

2020-09-16 15:42:02 | 札幌でしかできない50のこと

 狸小路8丁目は狸小路商店街に入るのか?という疑問を抱きながら「くさかカバン店」を目ざした。事実、7丁目まではアーケード街であるが、8丁目はアーケードもなく、商店街の態をなしていないように見えたが、そんな一角に「くさかカバン店」はひっそりと店を構えていた。 

      ※ 狸小路8丁目にひっそりと店を構える「くさかカバン店」の店先です。             

 「札幌でしかできない50のこと」の登録№033「くさかカバン店」である。

 「くさかカバン店」についてガイドマップでは「メイドイン札幌を持つ」と題して、次のように紹介している。

 「狸小路8丁目にある鞄店。20年ほど鞄をはじめとした革製品を製作している『日下公司』の革のアイテムを中心に、札幌ゆかりの作家や職人の革製品も販売している。工房も併設。金~月曜日のオープン」

 つまりこの紹介によると、店内に構えた工房を「日下公司」と称し、その工房で作られたものを含めた革製品を販売しているのが「くさかカバン店」ということのようだ。

 「くさかカバン店」はアーケードがない狸小路8丁目商店街(商店街というのかなぁ?)の一角にひっそりとした店構えで建っていた。ウィンドウには扱っている革製品がたくさん飾られていたが、ガラスが光を反射して写真には上手く写らない。

   

  ※ 狸小路8丁目を概観したところです。商店街という雰囲気には見えない街並みですが…。

 入りづらい雰囲気だったが、思い切って入店してみた。するといかにも職人といった雰囲気のご主人と、その奥さまと思しき女性がいた。客はもちろん私一人。これはもう何かを買わなくちゃいけない雰囲気だった。

   

   ※ 店内に入るとさまざまな革製品が陳列されていました。

   

   ※ いかにも高級そうな革製のリュックサックです。

 私は小物を中心に私の小遣いで購入できそうなものを物色して店内の展示物を見て回った。すると主人もそれを察したようだ。積極的に私に商品の説明をしてくれる。

 そうして迷った末に、私は金3,300円の値札が付いた「小銭入れ」を購入することになった。こうした取材にもけっこう資金が必要なのである。

   

   ※ 私が買い求めた小銭入れ(右)と、サービス品のストラップです。

 歴史のある本州各地の都市と違って、札幌においては「日下公司」のように職人気質の質にこだわる店は希少ではないかと思われる。そうした意味において札幌では貴重な存在ということで「札幌でしかできない50のこと」にランクインしたのではないか、と想像されたのだが…。                                                                                           ※ 店内の片隅にはたくさんのミシンが並べられ、工房のを兼ねていました。                         

《くさかカバン店 概要》

〔住  所〕札幌市中央区南3条西8丁目7-3

〔電  話〕011-210-7388

〔営業時間〕11時~19時(日曜日は17時まで)

〔定休日〕火・水・木曜日

〔駐車場〕無

 


石狩川河岸遡行トレッキング 13

2020-09-15 16:07:09 | 石狩川河岸遡行トレッキング(夏バージョン)

安足間駅  真勲別バス停   トレッキング期日 ‘20/9/12

 今回のトレッキングの最終日である。前日の頑張りもあり、目的地の上川町に意外に早く到達した。そこで歩を先に進めることにした。単調な国道歩きではあったけれど、予定よりかなり層雲峡に近づいてトレッキングを終えることができた。

   

   ※ この日のスタート地点となった「安足間」駅です。

 この日は今回の3日連続トレッキングの最終日であった。朝、車中泊をした「当麻道の駅」から車を「安足間(あんたろま)駅」に移動し、6時30分トレッキングを開始した。

 この日は気温が下がり、手持ちの温度計は14℃を指していて、肌寒いほどだったが歩き始めると寒さはあまり感じず、むしろトレッキング日和といった感じだった。

 歩き始めて10分も経過しただろうか?「愛山渓(温泉)入口」に到達した。昨日ここまで到達したかったと考えたところである。大雪山の山について私は詳しくないが、愛山渓温泉は「北鎮岳」や「愛別岳」の登山口であり、さらには大雪山系の縦走路入口としても登山愛好家たちに良く知られたところのようである。

   

   ※ 愛山渓(温泉)入口にあるドライブインです。

 愛山渓入口を過ぎて直ぐに「ヌクモ」と称する施設があった。場所は以前に「東雲小学校」があったところだ。私は以前からこの学校の前を通るたびに「しののめ」という素敵な学校名が気になっていた。現在東雲小学校は廃校となり、その校舎をリノベーションして新しいタイプの公民館「大雪かみかわ ヌクモ」として活用されているとのことだ。

   

   ※ 新しいタイプの公民館「大雪かみかわヌクモ」の建物です。

 スタートから約40分、一つの目安としていた「上川大橋」に到達した。橋上から石狩川を眺めると川幅がずいぶん狭くなっていた。石狩川もかなり上流まで遡ってきたことを感じた一瞬だった。

   

   ※ 「上川大橋」から見た石狩川の流れですが、その一部のようです。向こうに見えるのはJRの鉄橋です。

 単調な国道歩きが続いた。道路標識には上川町まで11キロと出ていた。その時点ですでに上川町には入っていたが、上川町の中心部まで11キロという意味であった。すると上川大橋から30分を過ぎた時点で上川町の「北の森ガーデン」というところに到達した。私のように上川町が通過点としてしか認識していないものにとって北の森ガーデンはすでに上川町の中心部の一部と思っていたが、どうやらそれは認識不足で、中心部よりかなり外れたところにあるドライブイン的施設であった。

   

   ※ 上川の街の外れに位置する「北の森ガーデン」です。

   

   ※ 国道沿いにあたパークゴルフ場ですが、こちらも素晴らしく整備されたコースでした。

 結局、北の森ガーデンと対極の上川町の端にあたる「留辺志部橋」に到達したのはそれから30分後だった。ここは冬のトレッキングの際に、上川町からの出発点となったところだ。しかしこの時点で8時10分、当初の目的地には到達したが、時間的にも、体力的にもまだまだ余裕があったので、先へ進むことにした。

   

   ※ 上川町の市街地の外れに位置する「留辺志部橋」です。

   

   ※ 留辺志部橋から少し行ったところに紋別、遠軽方面に向かう分岐点がありました。

 単調な国道歩きは続いた。周りには建物などほとんど無い国道39号線(大雪国道)を行き交う車はかなりのスピードで走り去る。辛かったのは建物が無いだけでなく、腰を下ろして休めそうなところもまったく無かったことだ。「日東」「古川」「元白川」と15分から20分おきくらいに現れるバス停だけが僅かずつでも進んでいることを実感させてくれる。この時点で私は11時台でトレッキングを止めてバスで引き返すことを決め、できる限り層雲峡に近づいたバス停まで足を延ばそうと考えた。

   

   ※ 国道わきにあったアスファルト製造工場のようです。

   

   ※  国道わきに立つ、こうしたバス停が現れるのを待ちながらのトレックでした。

   

   ※ このコンクリートの残骸は、その昔石狩川を渡る「渡し」の機械が入っていた建物と思われます。冬に訪れた時は川端に残る「渡し」の跡を見ることができました。

 その後、「白川」を過ぎ、「真勲別(まくんべつ)バス停に着いた時、時計は10時35分を指していた。次のバス停を目ざすとバスを逃す危険があると判断し、「真勲別」バス停でこの日の前進を止めた。人家が見えない国道歩きは単調で精神的にも肉体的にもけっこうしんどかった。時折右手に石狩川の流れが望見できたのが救いだった。

   

   ※ 途中で石狩川で渓流釣りをする男性と出会いました。

   

   ※ 写真のように樹間から石狩川の流れをみることができる箇所もありました。

   

   ※ 干からびたミミズをずいぶん目にしました。雨が降った後の特徴でしょうか?

   

   ※ 真勲別発電所に向かう「北鎮橋」から見た石狩川の流れです。

   

   ※ 真勲別発電所の建物です。右手の山から水を落として発電しているようです。   

   

   ※ この日のゴールとした「真勲別」バス停です。

 さて、この日はライブレポでも触れたが、なんでこんなバカげたことに血道を上げるのか?ということについて考えてみたい。そもそもの始まりは、私が冬期間にスノーシューを駆って石狩川河岸を遡行して大雪ダムまで歩いた体験があり、その「夏バージョンをやってみよう!」というのが始まりだった。しかし、正直に言って夏の河岸遡行トレッキングは冬ほどエキサイティングなものではなかった。その理由は、石狩川河岸遡行とはいっても歩くことができるのは堤防がせいぜいである。(今回、その内側のサイクリングロードを歩くことができたが…)となると、堤防から石狩川の川面を見ることはほとんどできないのだ。代り映えのしない堤防上を黙々と歩くだけになってしまった。でも私は歩みを止めようとはしなかった。それはライブレポでも触れだが、私がやっていることは一見バカげたことのように映るが、こうした旅の形態は私たちシニア世代だからこそできる「贅沢な旅」ではないのか、と思うからだ。「歩き旅」は移動の手段としては最も非効率な手段である。敢えてその手段を用いることができるのは、時間が有り余っている私たちシニアの世代か、モラトリアム世代である学生くらいしかできない手段ではないだろうか?現役世代がもし実施しようとした場合は職を辞さねばできない旅の手段である。そして非効率な旅は費用も当然かさんでくる。と考えると、誰もができる旅の形態ではない。だからこそ、そこにこの旅の価値があるのではないか、と屁理屈を考えてみたのだが…。

 ゴールは近い。長距離の歩き旅には辛さも伴うが、それも贅沢のうちの一つと考えゴールと設定した大雪ダムを目ざしたい。

 この日の総歩距離 16.8km (歩数 25,192歩)               


石狩川河岸遡行トレッキング 12

2020-09-14 18:39:48 | 石狩川河岸遡行トレッキング(夏バージョン)

栄園橋 ⇒ 安足間駅   トレッキング期日 ‘20/9/11

 この日は行程のほとんどが「旭川層雲峡自転車道」を行く行程だったので、快適に歩を進めることができ、距離的にもかなり進むことができた。気温は20℃前後と歩くにはやや高めだったが、それでも数日前まで夏日が続いた気候と比べてはるかに歩きやすいコンディションだった。

    

   ※ この日のスタート地点の「栄園橋」上から石狩川の流れを撮りました。

 前夜の激しい雨のために寝付かれず、やや寝不足だったものの午前6時35分にはスタート地点の「栄園橋」の袂に立っていた。この日は前日の反省を生かし、石狩川の右岸を走るサイクリングロード(旭川層雲峡自転車道)を行くことにした。

   

   ※ 「栄園橋」からスタート直後のサイクリングロードです。

      ※ サイクリングロードは堤防より低い位置にあるため、石狩川が同じ高さに見えます。  

 サイクリングロードは狭いながらも全線が舗装され、歩く分にはまったく問題なく快適に歩を進めることができた。意外に重宝したのが、ロードのところどころに車侵入防止のためにだと思われる丸太状の杭が立っていたことだ。この杭が腰を下ろして休むのにちょうどよい高さだった。私は特にこの日の後半疲れが目立ち始めた時には、この杭に腰を下ろして休むことができたのは幸いだった。

   

    ※ サイクリングロード上に車両止めの杭が所々にあり、休憩用に重宝しました。

 サイクリングロートの良い点は、ところどころに道路案内があったことだ。おおよその現在地、目的地までの距離、前方の橋の名など必要な情報を得ることができ、重宝した。

   

   ※ ロード上にはこうした案内標識が立てられていて現状把握に役立ちました。   

 スタートから約30分、この日の最初の橋「麻布橋」からは橋を渡って左岸を行くコースになった。その左岸に渡ったときである。初めは堤防を行くコースだった。そのコースが堤防と同じ高さに並行して走っていた。ライブレポでも記したが、堤防と同じ幅の舗装路を造る必要があるのか?と素人は思ってしまった。堤防を利用させてもらえば造成費用の削減にもつながるのではないか、と思われたのだが…。そこには、そうできない法律の壁のようなものが存在するのかな?と考えてしまった。

   

   ※ この日最初の橋「麻布橋」です。ここを渡り左岸に出ました。

   

   ※ 「麻布橋」から石狩川の流れを撮りました。

   

   ※ 右がサイクリングロード、左が堤防上の道路です。並行に走っていました。    

 しばらく行くと、グライダーの絵が描かれ「キケン!!」と大書された看板に「ワイヤーロープがおちてくることがあります」と表示があった。後から分かったことだが、堤防内に長い滑走路があり、そこが「当麻スカイパーク」と称するグライダーの発着場であることが分かった。滑走路は長さ500mは下らないのではと思われたが、グライダーの発着には意外に長い滑走路が必要なのだと思われた。

   

   ※ ロード上にご覧のような注意を促す看板が…。

   

    ※ 長い滑走路を低い位置から撮るのは大変です。

 サイクリングロードの周りはすっぽりと雑草などに覆われているところが大半だったが、周りの雑草などにはまだ秋の気配は感じられなかった。その中、唯一ススキの穂が繁り、秋が近いことを知らせていた。

   

   ※ ロード上にはススキの穂が目立ちました。秋近しの風情です。

 二つ目の橋「比布大橋」を潜った。「比布大橋」は老朽化のためか橋げたに亀裂が走っていたが、隣に新設するであろう橋の橋げたがすでに建設されていた。

   

   ※ 「比布大橋」の橋げたは亀裂が走り、横に新しい橋の橋げたが造られていました。

 愛別の街が近くなったところで、石狩川の流れを堰き止め農業用水を確保するための頭首工が目に入った。「大雪頭首工」ということが分かった。現在はその農業用水も必要な時期ではないためか、流れは堰き止められず流れていた。その流れは前日の激しい雨のために黄色く濁っていた。

   

    ※ 「大雪頭首工」です。堰が開けられていました。

   

   ※ 増水した時の予防措置でしょうか?砂嚢が並べられていました。

 サイクリングロードにはところどころに小さな橋が架けられていた。それは農業用水を入排水する「樋門」の水路があるために作られた橋だった。橋には鳥の名前が付けられていた。写真の橋の名は「マガモ橋」と名付けられていた。そして橋の造りはどれも木製で造られていて、自然との調和に配慮していることがうかがわれた。

   

   ※ サイクリングロード専用に橋です。それぞれ鳥の名前が付けられていました。

 そうしているうちに愛別の街を跨ぐようにして架かる「愛別橋」に到達した。「愛別橋」のすぐ近くにまたまた頭首工が現れた。今度は「愛別頭首工」である。近隣に二つもの頭首工があるのは何故なのだろうか?

   

   ※ 愛別の街を繋ぐ「愛別橋」です。

   

   ※ 愛別橋のすぐ上流に「愛別頭首工」がありました。

   

   ※ 愛別頭首工の上流の流れです。前日の雨の影響で黄色く濁っています。

 面白い光景に出会った。サイクリングロードの上にどっしりと腰を下ろして何か作業している男の人がいた。近づいて話しかけると「イタドリの茎の中に入っている虫を取っている」とのことだった。その方が言うには「イタドリの茎の中に潜んでいる虫はヤマメを釣るときの絶好のえさになる」とのことだった。見ていると茎の中から次々とその虫が出てくるのには驚いた。釣果を期待したい。

   

    ※ この男性は路上に座り込んでイタドリの茎から虫を取り出していました。

 スタートから4時間、中愛別の街を過ぎて「豊愛橋(ほうあいはし)」に到達した。ここでコースはまた右岸に移る。私はここでサイクリングロードは終わりかと思っていたが、ロードはまだ続いていた。

   

   ※ 「豊愛橋」です。この橋を渡り、再び右岸を行きました。

 するとサイクリングロートのすぐ脇に大規模なパークゴルフ場が姿を現した。調べ着見ると「きのこの里パークゴルフ場」と称して45ホールという大きな規模で、外から見ても素晴らしく整備されたコースで、たくさんの人たちがプレーしていた。おそらくその整備の良さと規模から旭川方面からも楽しみに来ている人がいるのでは、と思われた。

   

   ※ 大規模な「きのこの里パークゴルフ場です。もっともっとたくさんの人がプレーを楽しんでいました。

 そのパークゴルフ場を過ぎると、とうとうサイクリングロードは終わりを告げ、国道39 号線(大雪国道)に吸収(?)されてしまった。ここからは私も国道歩きを強いられることとなった。私は歩道を歩くのでそれほど怖さはないが、スピード豊かに走る脇を自転車で走るのはけっこう怖さを感ずるのではないだろうか?

   

   ※ 国道上に描かれた自転車通路を意味するマークです。

 怖さは感じないものの、多くの車が行き交う中を歩くのはあまり気分の良いことではない。できるなら車などと出会うことのない堤防上や川の淵を歩きたいのだが…。

   

   ※ 「中愛別橋」です。

 「中愛別橋」を通過し、ひたすら国道39号線を歩き続けた。そしてできれば愛山渓温泉入口まで行きたかったが、帰りのバスの関係もあり「安足間(あんたろま)」駅でこの日の行動を終えた。私にしてはかなり頑張ったといえる距離である。                                             

   ※ 何も撮るものがなく、自動車道(手前のコンクリート)を潜るときに一枚撮りました。

       ※ この日のゴールとした「安足間」駅の駅舎です。                                                                                         この日の総歩距離 30.2km (歩数 42,503歩)                                                               

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                            

 


石狩川河岸遡行トレッキング 11

2020-09-13 18:06:56 | 石狩川河岸遡行トレッキング(夏バージョン)

旭橋 ⇒ 栄園橋  トレッキング期日 ‘20/9/10

 ほぼ一年ぶりの石狩川河岸遡行トレックは、小雨の中の雨中トレックとなった。最後に苦戦を強いられたが、なんとか当初の予定どおりに歩き終えることができた。

 朝4時過ぎ、まだ夜の明けないなか家をスタートし、当麻町の道の駅に向かった。7時前道の駅に着き、そこからバスで旭川駅へ向かった。

 そして旭橋まで歩いて向かった。小雨がぱらつく天候だったが、下半身とザックに雨具を付け、上半身は付けずに傘をさして歩くことにした。

   

   ※ スタート地点となった「旭橋」です。手前の川は「朱別川」です。旭橋のところで

石狩川に合流します。

 旭橋のところでは「朱別川」が石狩川に合流していた。その合流点のところに「旭川市立病院」があり、そこがこの日のスタート地点となった。

   

   ※ 旭橋の袂に「旭川市立病院」の建物が聳えていました。

 市立病院の周辺は公園化されていたが、そこを過ぎると左岸の堤防が現れ、堤防内に遊歩道が敷かれていて私はその遊歩道を歩いた。

   

   ※ スタートしてしばらくは写真のように堤防の内側にご覧のような遊歩道が続いていました。路面が雨に濡れていることがお分かりいただけると思います。

   

   ※ 最初に出会った橋「金星橋」を望みながら石狩川の流れを写しました。

 旭川の街中を貫く石狩川にはたくさんの橋が架けられている。「金星橋」、「花咲大橋」、「秋月橋」、「北旭川大橋」と次々と橋の下を潜り上流に向かった。

   

   ※ 市内の橋は全てこのように遊歩道が橋の下を潜っていました。(花咲大橋?)

   

   ※ 河川敷の中にはこうして整備されていないところもありました。石狩川の流れが見えます。

 さすがに大河石狩川である。河川敷も広く広がっている。その中に例によって(?)パークゴルフ場も広がっていた。金星橋の近くのパークゴルフ場はよく整備されていた。また、その上流には野球場やサッカー場も広がっていた。

   

   ※ 見事に整備されていた河川敷のパークゴルフ場です。

 小雨ということもあり、遊歩道を散歩している人は僅かだった。

   

   ※ 河川敷の中には写真のような大木も育っていました。

   

   ※ 雨の日はこうした橋げたの下が絶好の休みどころとなります。(北旭川大橋?)

 北旭川大橋の先に「永山橋」が見えてきた。その近くの公園管理小屋のようなところに人がいたので、永山橋で間違いないかどうかを尋ねた。そしていろいろ話をしているうちに、その方はサイクリング愛好者だということだった。そして当麻町へ行くには、「永山橋を渡り、右岸のサイクリングロートを行くのが良い」とアドバイスしてくれた。

   

   ※ 「永山橋」の特徴的な形が印象的です。

 しかし、私は左岸歩きにこだわった。理由は特にない。地形図を読み左岸を歩いて当麻町に到達できると読んだからだった。

 永山橋を過ぎた時、遊歩道上をローラースキーを付けて走っている二人がいた。さらにはシットスキーに車輪を付けて走っている人もいた。(シットスキーとは、冬のパラリンピックの種目の一つで、椅子に座った形でストックを突いて推進力を生むスポーツである)

 ローラースキーで走っている人たちを良く観察していると、先を行く人が後ろから付いていく人に盛んにアドバイスを送りながら走っていた。その光景を見て、彼らはパラリンピックを目ざしている人たちではないか、と考えた。

   

   ※ ローラースキーの練習をしていたパラスポーツの選手と先導者です。

   

   ※ シットスキーのローラーで練習をする選手です。   

 先へ進むと、ローラースキーの方が休んでいたので近づいてお話を伺った。すると私が考えた通り、パラリンピックを目ざしている選手だということが分かった。彼は目が不自由なために先導者のアドバイスを受けながら走る選手だということが分かった。コーチの方が「この顔を覚えておいてください」と言われた。彼は「ありやす」と自己紹介してくれた。彼はまた夏季ではボートの選手で、来年東京パラリンピックがあると出場することになっていると話された。見るからに上半身が発達していて、ボート選手らしい体つきだった。

 彼らに別れを告げ、先を急いだ。するとこの日の第6の橋「東永橋」に到達した。そしてさらに堤防上を前進した。しかし、私はここで地図読みを誤った。堤防が大きく迂回していたのだ。あとでマップを確認すると石狩川に小さな流れが流れ込んでいて、私の歩いていた堤防はその川に沿って造られていたのだ。堤防が迂回をし始めた時、石狩川に沿った堤防が目に入った。私はそちらへ移ろうと水田にあぜ道を歩いたり、藪漕ぎを試みたりしたが、どうしてもそちらへ行くことができず石狩川の河岸から離れざるを得なかった。

   

    ※ 「東永橋」です。

   

   ※ 東永橋を過ぎると堤防は未舗装となっていました。

   

   ※ 堤防からは実りの秋の光景が広がっていました。

堤防の延長はやがて国道へと導かれてしまった。私は2キロ近くの国道歩きを強いられてしまった。そのころになると雨も本降りに近い状態となったが、上半身に雨具を羽織ることもなく国道をトボトボと歩いた。そして回り道をして、目的地の「栄園橋(えいえんばし)」に辿り着いたのだった。 

  

  ※ 苦労して辿り着いた「栄園橋」です。

                                             昨年も触れたが、夏の河岸遡行は石狩川に近づけたとして堤防内の遊歩道がせいぜいである。石狩川の流れそのものを目にすることもそう多くはない。その点は冬の河岸遡行はスノーシューを駆って川の流れに近づけたのに比べて魅力は今一つである。しかし、今はそうしたことは度外視して、ともかく一度決めた石狩川河口から大雪ダムまで歩き通すことを目的として黙々と歩を進めたいと思っている。

   

   ※ 車中泊の場となった当麻道の駅です。

   この日の総歩距離 19.6km (歩数 27,793歩)                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              

 

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                    

 


石狩川河岸遡行トレック 13 ライブレポ⑤

2020-09-12 18:22:50 | 石狩川河岸遡行トレッキング(夏バージョン)

 ライブレポ最終便です。

 安足間駅から180キロ走って、午後4時過ぎ無事に帰宅しました。

 一風呂浴び、夕食を摂ってホッと一安心といったところです。風呂に入ったときに足の小指に豆ができていること気付きました。私の足の薬指と小指は靴を履くと重なり合うことがあり、今回の豆もそれが原因のようです。慎重な時には重なり合わないようにテーピングをしているのですが、今回は失念したために豆を作ってしまいました。

 ところで今朝、車で移動しているときに国道わきを私と同じように朝早くからトレッキングしている人を見かけました。同じようなことを考える人がいるんだなぁ、とちょっと嬉しくなりました。

 三日間のトレッキングでけっこう疲労が溜まりました。今日はゆっくりと休むことにします。そして明日から今回の三日間をゆっくりと振り返ってみようと思います。ライブレポでは触れることのできなかったエピソードもいくつか交えながら…。ぜひお付き合いください。     

 


石狩川河岸遡行トレック 13 ライブレポ④

2020-09-12 10:55:00 | 石狩川河岸遡行トレッキング(夏バージョン)

10時35分、「真勲別」というバス停のところで前進をストップしました。このバス停で11 時04分のバスを待ちます。ここまで今日は16.8キロ前進しました。

ここは「真勲別発電所」という北電の発電所があります。時間があったのでその建物の位置を確認してきました。その時「北鎮橋」をわたりましたが、石狩川の流れは「上川大橋」のところよりも広くなっていました。石狩川はところによって蛇行し、川幅も様々ということなのですね。
写真はその「北鎮橋」の上から撮った石狩川の流れです。

石狩川河岸遡行トレック 13 ライブレポ③

2020-09-12 09:42:00 | 石狩川河岸遡行トレッキング(夏バージョン)

行動を開始してから3時間が経とうとしています。

無味乾燥な国道歩きが続きます。
国道歩きは休み処がないのが難点です。今は「古川」というバス停を前にして、路傍に転がっていた石に腰かけて休んでいます。ここまで歩いた距離は13キロ、まだそれほどの距離ではないのですが、やはり昨日の疲れが残っているようで疲れを感じます。
現在地は上川町からかなり層雲峡側を寄ったところです。標識に層雲峡まで15キロと出ていましたから、次回は一日で行けそうです。
今日はこの先の適当なバス停から層雲峡発11 時のバスで帰路につくことにします。
無味乾燥な国道歩きをしていると、余計なことを考えます。今日の第一信での命題が頭をよぎりました。そして、「歩き旅とは究極の贅沢な旅ではないのだろうか?」などと思い始めました。昨日、歩いた帰りのバス代は何と970円でした。普通に考えると「なんてバカバカしいことを!」ということになるでしょう。しかし、少し見方を変えれば、時間も経費もたくさんかけた贅沢な旅といえるのかなあ、と思っています。そのあたり、あとからゆっくり考えてみたいと思います。
写真は無味乾燥な真っ直ぐな道が続いているところを撮りました。

石狩川河岸遡行トレック 13 ライブレポ②

2020-09-12 07:10:00 | 石狩川河岸遡行トレッキング(夏バージョン)

6時30分、安足間駅をスタートして30分が経過しました。ちょうど「上川大橋」のところに着きました。昨日断念した「愛山渓温泉入口」は安足間から10分もかからずに到達しました。惜しかったです。

天候は曇り空ながら時折り太陽が顔を出しています。気温は現在14℃寒いくらいです。でも歩くには適していそうです。
道路標識は上川市街地まで残り11 キロと出ています。もう一息です。
写真は上川大橋の上から石狩川の流れを撮ったものです。流れがかなり小さくなり、上流に来た感があります。流れる水も雨の影響がなくなり元の清流に戻ったようです。