モモちゃんへ
日々の出来事を亡きモモに教えます。
 



父は私が42歳で 母は私が49歳の時に亡くなっています。 先月 59年間の長い付き合いだった友人が94歳で天寿を全うしました。

入所していた施設は コロナ禍でこの処 面会ができなかったけど 危篤状態から最後の数日 東京在住の甥御さんが交渉してくれて 私はフリーパスになりました。そして・・

最期の日 はっきり私を認識して 力のない手を振ってくれて・・ 私はいつも通り 「また来るからね」 と言って別れました。

そんな悲しい日なのに 帰宅して歩くとき こんなに山茶花がきれいでした。

 

お通夜の前に 納棺の儀 甥御さんと私と2人でお湯をかけ その後 葬儀社の方が普通の入浴のようにきれいにして下さり、お顔に近い所を 甥御さんと私で、足元は葬儀社の方が抱えて納棺

それから 妹さんを迎えに甥御さんが行ったので 通夜の儀式の前 私だけの時間が長かったので 故人の好きだった歌をコカリナで吹きました。みかんの花咲く丘です。

 

    つゐに行く道とは かねてきゝしかど 昨日けふとは 思はざりしを  在原業平

辞世の句 50選は 特によかったです。 上の 終に行く・・・の他には 

    願はくは花の下にて 春死なむ そのきさらぎの望月のころ  西行・・・など。 

サンレーさん(葬儀社)色んな冊子がいっぱいあり 故人と2人きりの時間 私は所在なくそれらを読んでいました。

 

そしてお通夜の儀式 故人が親しくされていた 明専寺のご住職により 参列者3名で静かに行われました。

翌日のお葬式には 個人とも親しかった先代のご住職 がお見えになってしめやかに行われました。 私がお知らせした方達を含め 7人で見送りました。 

昔はお茶碗を割ったり ぐるぐると3回まわったりしていましたが そんなことはありません。

 

火葬場には 3人で・・・ 斎場にあったパンフレット  もちろん自死ではなく老衰ですが 手続きが気になり読むと 大変ですね。 

お骨になって 帰る所はありませんので お寺さんに仮置きして頂くことに・・・ 建て替えが完成したばかりのお寺です。 故人も竣工を楽しみにしていました。

思い出して話す子供さんも先に逝かれてますから とても寂しいので 敢えて書いて残すことにしました。

 

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