皆さんは、「JANJAN」というNPO型市民メディアをご存知ですか?読んだことがありますか?読んでいますか?
経営は、NPO型株式会社「日本インターネット新聞(JIN)社」ですが、株式会社にしているのは、政府等の関与をなくして、独立性を保つためだそうです。NPOにすると、申請して認定を受けなければならないからです。
パキスタンのカシミール地方の釣りは魚を釣らないそうです。
もともとカシミール地方の川にはマスに似た渓流魚がいて、春先には市場に出回り、それを油で揚げたものがカシミールの春の風物詩だそうです。
この釣りは雨季の釣りです。昔の日本の沿岸捕鯨のような光景で、川岸には大掛かりな仕掛けがつくられ、村の住民総出で精を出します。大物になると何日もかかって陸に引き上げ、輸送もトラックが必要になるくらい大変な作業だそうです。
ここまでで何となく想像がついたでしょうか?
答えは、木材、木ということです。
雨季に入り、大雨が降るとインド側のカシミールの山から多くの木が土砂崩れで流れ出し、パキスタン側のカシミールに流れてくるそうです。大木となると、直系は1メートル以上、長さも20メートルにもなるそうで、このような大木は1本20万円になるので、釣る方も大変真剣だそうです。
釣りかたは、川岸に綱を張り大物が引っかかるのをずっと待つだけです。大物がかかると、下着一枚になった男たちが、綱が木から外れないように川に入り、綱を押さえながら大きな掛け声とともに陸に引き上げるのです。
大雨が降って少し水位が下がった翌々日当りが狙い目とか。早起きして川に探しに行くそうです。
パキスタン側のカシミールの人たちは、この木をインド側カシミールからの贈り物といって、とても楽しみにしているということです。
こういう釣りがあるのですね。でもいつまでも土砂崩れが続くということでもないでしょうと思うのですが。でもそれだけ規模が大きいということで、我々の想像を絶するということなのでしょう。
川が大きいというと、思い出すことがあります。中国の長江をみて、その規模の大きさに圧倒された日本人が中国人に、日本にはとてもこんなに大きな川はないといったところ、その中国人が日本に来て瀬戸内海を見ながら、日本にも大きい川があるではないかといったとか。