16日から18日までは冷え込みましたが、きょうは曇りから小雨となったもののそんなには寒いとは感じませんでした。 そうそうきのうは仙台で初霜だったとか。 朝方冷え込まないとありがたいものです。
先週の金曜日、11日は太白区長町南にある「地底の森ミュージアム」(正確には「仙台市富沢遺跡保存館」です。)に行って来ました。 これも「せんだい豊齢学園」生活文化コース1年の課外授業の一環です。
下の写真のように、氷河期の針葉樹林の木の根っこがたくさん眠っています。 もともとこの辺は水分の多い土地だったために2万年以上前の木々が腐らずに残っていたとのことです。 地名が”富沢”、沢が富んでいる、沢がたくさんある土地という意味です。 昔から続いている地名というものは、やはり大切にしなければだめですね。
土の部分が白っぽく見えるのは薬品処理をしているからです。 木々を守るために、年中館内の湿度は80%、気温は20度に設定しているそうです。
パンフレットでは、「世界中でここだけー2万年前の氷河期の世界がよみがえるー」とうたっています。 でもより正確には2万6千年前とか、説明ではいっていました。
ただ樹木が一杯出てきたというだけではそれ程の価値はないとのことでした。 ここで新人類が生活していたという証拠が発見されたために一気に価値が出てきたとのこと。
それは、焚き火の跡や石器等が発見されたからです。 下の写真の左側が焚き火跡、模擬側が石器が埋められていた跡です。
その拡大写真ですが、ぶれています。すみません。 焚き火の跡です。
下は石器を埋めた跡です。
出口付近では鹿の家族がお見送りしてくれます。
そうそう何故この遺跡が見つかったか??それはここに小学校を建設しようとして土を掘り起こしていったら、たまたま見つかったということです。 貴重な埋蔵文化財が発見されたため、小学校は別のところに建設されました。 なにがどうなるか、分からないものです。