木の根っこ
きのうの最高気温は6.9度だったのに対し、きょうは13.5度まで上がりました。ほとんど倍ですね。でも明日はまた9度くらいになるようで。 考えてみるともうすぐ冬至ですよね。いやはや参ってしまいます。 この季節はテレビのCMからもべートーベンの”第九”が流れてくるし、いよいよ年末、大晦日、おおつごもりですね。
第九というと、きのうか、12月17日は、1924年の12月17日に日本で第九が初めて演奏された日とか。95年前になりますか。 仙台フィルの第九特別演奏会は、21日土曜日に開催されます。会場には独特の雰囲気がありますからね。
ましてや5年前までは仙フィルと一緒に演奏していたんですから、感慨もひとしおです。みなさんの中でも第九合唱に挑戦してみたいと思う方は、少しでも思うのであれば、是非とも挑戦してみてください。ダメもとでいいじゃないですか。当たってみるということ自体が貴重なことです。
オーディションで落とされたら落とされたでいいじゃないですか。それも貴重な経験です。練習だけではあっても、ドイツ語で最後まで歌ってみることができたということだけでも素晴らしいことではないですか。
昨夜はびっくりしました。NHKの総合テレビですか、美空ひばりを蘇らせて歌わせていました。まるで「火の鳥」ですか。(「火の鳥」は朝日新聞に毎週土曜日に掲載されています。漫画ではなく文章です。ほぼ毎回新聞全面を使っています。面白く読まさせていただいています。) 美空ひばりです。
もう亡くなってから30年が経つのでしたか。 AIを駆使して見事美空ひばりを蘇えらせていました。何と言ってもすごいことは、亡くなっている人に ”新曲” を歌わせるのですから!!!美空ひばりの歌の特徴をあらゆる方法で再生しようと苦戦する姿勢には感動さえ覚えました。
細かい癖まで取り込んで、AIに勉強させ、進化させるのには驚きです。そして出来上がった歌声はまさに美空ひばり、そのものでした。独特、特徴的なな声の質を一つひとつ取り上げて解決していくのですから、頭が下がります。ひばりファンとして嬉しいです。
森英恵が服装を担当し、身振り手振りは天童よしみが担当していました。出来上がった、蘇った美空ひばりは生の演奏で新曲を歌いました。文句はないもないのですが、強いて言わせてもらえれば、美空ひばりの顔の表情のつくりがいまいちだったかな、惜しかったなと思いました。もっとそっくりさんであったら、驚愕そのものといってもよかったかも。
テレビ番組をもう一つ。きのうで終了だったのですが、「G線上のあなたと私」です。家の奥さんが毎週楽しみにしていたもので、一緒に録画したのを見たり、放送されている分を見たりして、それなりに楽しんできました。 波瑠・中川大志。松下由樹、三人のやりとり、会話が楽しかったですね。
最初の頃は、波瑠が何か冴えないなあ、あまりに普通過ぎるのではないかと思っていたのですが、それも慣れですね、あの眼鏡姿がとっても可愛らしく感じられたりしました。何と言っても、バイオリンのレッスンで知り合い、バッハの「G線上のアリア」を演奏するというところが気に入りました。
何といってもバッハの「G線上のアリア」は名曲ですよね。もうあまりの美しさに、心を打つ旋律に泣きたくさえなってきます。とくにすっかり気に入ってしまったのは、2011年の4月です。ズービン・ベータという指揮者が、N響とともにベートーベンの第九を演奏し、その時に「G線上のアリア」も本当に心を籠めて、鎮魂を願い演奏したのです。堪えました。こんなにも心底まで届きわたり、静かに深く響き渡る音楽があるのか、演奏ができるのかと思い、それ以来すっかり虜になってしまいました。
「G線上のアリア」という曲のこともありますが、ほかにも波瑠との思い出が春先に一杯あったからです。映画での共演(?)、饗宴です。映画自体は来年の3月に全国公開ということのようですが、今年の春先は本当に波瑠さん(さんをつけようかな)とは行動を共にしました。だからよけいに興味があったとうわけです。
映画の題名は、””弥生三月””です。もう公式ホームページがあるので、詳しく話をしてもいいかなとは思うのですが、やはりまだやめときます。いろんな場面で、何日も撮影しました。公園・サッカー場・ホテル・避難所・地下鉄電車・JR電車。花嫁姿、きれいでした。 そうそう、相方として今を時めく”成田凌”も出ていましたね。 興味のある方は公式HPを開いてみてください。
話しが本題に入る前に終わってしまいそうです。もう目がしょぼしょぼで開けていられません。
ウミアイサ です。