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雑木林の持つ寂しげな優しさが好きだ。
良い事があった後は悪い事が待っているように
悪い事の後には良い事だって必ずにやって来るものなのだ。
少し遅れて届いた年賀状と共に届いた元気な声が物語っていた…。
仙台に住む私の友人からの声の便りが届いた。
以前 長い入院生活の後に、再度の手術を余儀なくされた彼女なのだが
12月の半ば過ぎに退院できて、現在自宅療養中との事で
後の心配は体力が回復すれば良いだけの事のようだ。
すぐにも連絡をしたかったのだが
相次ぐ入院と手術で、すっかり体力が衰えてしまって
元気の無い声を聞かせるのが忍びなかったと
元気な声が出せるくらいになるまで、電話しなかった…と彼女。
それでも 12月29日の浜田省吾の誕生日には
Birthday cardを送ったと言う、相変わらずに省吾バカな彼女だった。
そんな彼女が、省吾の新曲『I am a father』にちなんだ映画
時任三郎さん主演の『TWO LOVE』が
各地で上映されているのだが、仙台にも来るようで
それを観に行くために体力づくりをしていると言う。
コンサートじゃないから
長く立っていなければならないって事ないし大丈夫だよね…って
その声は、まるで初恋を語る乙女のように弾んでいた。
良かった! 本当に良かった…。
人間 何か希望とか楽しみだとか、そういうものを持っている限り
どんな環境においても強く生きていけるものだと思う。
無理解だった夫に尽くして、年老いた夫の父を介護しながら
自分も命さえ危ぶまれるような病気、そして手術。
世の中、悪い事ばっかりじゃないんだよね。
そして、以前より少しだけ打たれ強くなった彼女は
元気な明るい声で、次の再会を約束して電話を切った…。
そんな彼女に贈りたい曲は『光と影の季節』だと思った。
君に逢いたくて戻ってきたよ
長い旅路の果てに見つけた絆 長い旅の途中で夢見た季節
光と影 栄光と挫折 でもどんな時にも想うことはただ…
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