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激写!! 交通事故にあらず!
路肩から脱輪した車を見ながら通って行った車も脱輪してしまった瞬間。
我が家の、ばぁ~ちゃんは入れ歯ではない。
若い時から歯だけは丈夫なのが自慢の種だったのだが
長年寝たきりになって、何年かは変わりなく丈夫な歯だった。
でも 自分で歯磨きが出来ず、しかもうがいも出来ない。
だからウェットティッシュで、口に中を拭いて歯ブラシで磨き
その後、またウェットティッシュで口の中の食べかすを取っている。
まだ 虫歯にはなっているが歯は無くなってなくて20本以上ある。
だけど年々虫歯が増えていく…。
どんなに気をつけても、歯はどんどんもろくなって行く。
歯医者に診てもらって治療しないとダメなのかもしれない…。
でも医者の言ってる事を理解出来ないし口も開けていられるかどうか
もう少し様子をみましょうと、主治医の見解だった。
本当は満80歳になったら表彰してもらえるように
申請しようと思っていたのだが、どうやら無理のようだ。
因みに、ばぁ~ちゃんの姉が5歳ほど年上で元気でいるのだが
その伯母も満80歳で表彰を受けていて、元々歯の丈夫な家系らしい…。
そんな事を考えながら、入れ歯を調べてみたら面白い事が分かった。
何と木製の入れ歯がある事が分かった!
平成11年8月三重県四日市で、江戸時代の代官所跡の発掘調査の現場から
他の日用品と共に、約200年前の木製の入れ歯が、ほぼ完全な形で見つかり
木製などではあるが、既にりっぱなものが作られていた。
それ程、歯は、生きていく上で必要な物だったのだろう。
入れ歯は、上顎用で黄楊(つげ)の木を彫ったもの(一木彫)で
歯が左右4本づつあり、奥歯の噛む部分は平坦になっている。
前歯は、女性用の義歯のためお歯黒が塗られていたのか、少し黒くなっていて
当時の木製の入れ歯は庶民にも普及していたが、高価であり作りが精巧であることから
使用していたのは裕福な女性ではないか?と言う事だ。
その頃の欧米の入れ歯と言えば、食べ物を噛むことがほとんど出来ずに
主として容貌を整えるだけのものであった。
日本の木製の入れ歯(木床義歯)の技術は、世界で一番古いらしい。
歯は食事を美味しく食べ、見た目も若々しく健康な生活を送る為に必要不可欠なものだ。
歯医者さんで治療し歯と歯ぐきを大切に
いつまでも美味しいものを食べられる幸せを、噛みしめたいと思った。