昨日はどんよりとした天気で微妙に蒸し暑い日だったが
予てから予定していた会津高野山冬木沢詣りへ夫と孫太郎で行って来た。
お盆を前に各家庭へお帰りになる精霊を
会津の野辺である冬木沢までお迎えに行く盆迎えのお詣りとされ
毎年8月1日から7日まで行われている。
ちなみに野辺とは、野の果ての事であの世とこの世の境目とされている。
冬木沢は会津盆地の丑虎(東北)の角に位置され
鬼門としてあの世とこの世の交流が出来る場所となっている。
と、まあ堅苦しい話は こちらをポチっと!!
今年の2月にばぁちゃんを亡くし、100日を過ぎているので
新盆に迷わず家に帰って来れるようにとお迎えに行って来た。
この100日過ぎるとの意味合いは、四十九日目は天国へ到着する日で
そこから見習い期間として、正式に天国の住人とされるのが百か日とされるようだ。
なんて、こういう事を調べてみると…なるほどと思う事が多い。
お休みだった夫は午前中に田んぼの草刈りをして
いつも11時頃に来る孫太郎を待つ事にした。
お詣りに行った帰りに、どこかで外食も良いかなって気持ちもあり
出掛けたのは昼近く…これが早朝ならば駐車場も満杯なのだろうが
思った通り駐車場に楽に停める事が出来た。
道の両脇には木で作られた灯籠が点々と、日の出前に来る人の為か
夜に行われるお祭りの為なのかは定かではないが昔にはなかったものだった。
そんな灯籠に喜んだ孫太郎は、一人で駆け出していく。
転ぶなよ~~の声は聞こえてないんだろうな…(~_~;)
道路沿いの家々からお供えをする花が売られているのが恒例となっていたが
今年はビニールや新聞紙に包まれた花は、環境上始末に困るとの事で
境内内に売られている高野マキの切り枝を使用して欲しいと300円ほどで売られていた。
八葉寺までの道筋にお供えする花束が売られているのも風物詩だったが
今は一か所か二か所くらいしか見受けられない。
正面を見据えるような仁王門をくぐって、空也清水て手を清めてからのお詣りになる。
今まで午前中に来ていたのだが、今年は午後から出て来たので
思いがけず施餓鬼堂で読経が読まれているのを見る事が出来たのは幸いだった。
仁王門
空也清水
読経中の住職たち
空也念仏踊りを見る事が出来ないので2009.8.5のをUPしてみた。
夫と孫太郎と三人して阿弥陀堂(本堂)にお詣りをし、石段を登り奥の院へと
覆いかぶさるような巨木が陽射しを遮るけど、蒸し暑さは拭いきれなかった。
ここにお参りをするとねんねばあが帰って来れるの?と孫太郎。
幼心にもそういう場所なのだと感じたのかな…そうだよ、と答える。
本堂
石段を登って奥の院へ
奥の院
巨大なケヤキの木
ばあちゃん お盆にはちゃんと道迷わねで帰ってきっせよ…と、つぶやいてみた。
お店に寄ってく…と孫太郎、喉が渇いたのだろうと
カキ氷でいいかと聞けば、どうやらお目当てはチョコバナナだったようで
口の周りをチョコで彩りながら一心に食べてる孫太郎の目の前に
かなり大きいいオニヤンマが飛んでいるのを見て
ほら孫太郎おっきいトンボだと興奮しているのは私と夫…だけかい(~_~;)
池があって、その周りをオニヤンマが飛び交っていた
相変わらず車の中では大揉めの孫太郎と夫を乗せて
疲れ果てた夫はさすがに懲りたのか…どこかで外食よりも
コンビニ弁当でいいと弱音を吐く(笑)
チビタンコ付きだし、それも良いかも。
家でゆっくりとご飯を食べる事にして、その後3時くらいからお昼寝タイム。
気がつけば…すでに夕方で、ちょっと寝過ぎちゃったか慌てて洗濯物を取り込んだ。
冬木沢詣りへ行って見つけた羽化したばかりの蝉をUP!