熊本地震からそろそろ4年になろうとする中、昨日、被災した熊本城の国重要文化財で、唯一木造で建造以来の姿を残す宇土櫓が、全て解体した上で復旧する方針が発表された。1927年以来の解体修理工事となる。
熊本市によると、宇土櫓は地震による倒壊は免れたものの、基礎や柱の破損が地階と1階に集中して42カ所ある。柱の傾斜も各階で見られ、1階は東側に、4・5階は北側に傾き、全体が変形しているという。石垣も一部が変形しており、復旧方法を検討中だという。
このため櫓の解体着手時期は未定だそうだが。「全ての解体を見据えて進める方針」としている。
こちらは、完成を見ることができるだろうか、長生きをしなければならない。
4月29日からは熊本城特別公開の第二段として見学通路が開通する。なんとかコロナ騒ぎにも終息の兆しを期待したいものだ。