津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■肥後の手永と村(全)

2020-06-11 14:43:54 | 熊本

 肥後藩の「手永制度」については、1、手永の一覧 2、会所の場所 3、区画図 4、所属する村名などを視覚的・総合的に見る資料がないことに気づいた。
これを確認するためには、いろんな資料をデスクの横に積み上げて確認する必要がある。
厄介なのは手永は時代により数を替えている。他の手永に吸収されたり、分割統合されたりしている。
(1)(2)は昭和36年に熊本近代史会が発効した、森下功氏編「肥後藩手永・惣庄屋一覧」に詳しい。
      豊後領を含め16の郡と53の手永が存在する。(空欄になっている所はかって存在したが他の手永などに吸収合併されたものである。

            

(3)は今村直樹氏の論考「19世紀熊本藩領の地域行政機構と零落管理」に紹介有る、「図1・熊本藩領郡・手永区画図」が良くまとめられており、非常にありがたい。

            
(4)はこれは「肥後国誌」または熊本近世史料叢書一「肥後国中寺社御家人名附」のお世話にならなければいけないようだ。1,597 に及ぶ膨大な数である。
   その地図上の場所については、「明治五年の自然村界」(県北)(中央)(県南)(天草)をひとつひとつ辿らなければならないようだ。(豊後領は除外)

 次回から各手永に所属する「村」について触れようと思っている。

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■梅雨入り確実

2020-06-11 07:27:47 | 徒然

               風鈴の音もかき消す梅雨に入り  津々

 梅雨入り宣言確実という激しい雨が降っています。今日は終日の雨の予報で、此の激しさでは散歩も難しそうです。
昨日は梅雨入り前に資料をコピーしたいと思い、図書館に出かけましたが、途中でマスクを持ってこなかったことに気づき、購入しようとコンビニ三軒を回りましたが、いずれも在庫切れで、断念して引返しました。
(図書館はマスクなしでは入館できません)
そんな昨日は近所の水無川は干上がって川底を見せていましたが、多分今頃はゴウゴウと音を立てて流れていることでしょう。
今日は一日巣ごもりになるなと思い、昨晩は近所のスーパーに出かけてコピー用紙を購入、今日は史談会の配布資料のコピー作業で過ごすことになりそうです。

 

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■細川小倉藩(259)寛永五年・日帳(三月朔日)

2020-06-11 06:38:33 | 細川小倉藩

           
         |
         |   (朔日)
         |                                          (村上景則)
         |一、長舟十右衛門方ゟ、昨日 三斎様御意之旨奉書被差越候、則懸 御目返事相渡申候事、便ハ長岡
         |          
         |  河内者也、但、名ハ弥七郎と申候、名字ハ小田と申候也、
         |          〃
         |     (ママ)
佐田五郎右歿   |一、佐田五郎左衛門去月廿六日に被相果候由、加来二郎兵衛申候事、
江戸邸花畠掃除ノ |一、岩崎四兵衛幷江戸御花畠ノ御掃除ノもの、小頭ともニ六人江戸へ被遣、今日出船被仕候事、
者出府      |
         |一、江戸・京・大坂へ之状共不残、岩崎四兵衛ニ相渡申候事、
         |    
空穂用ノ白鹿皮  |一、御うつほニ被 仰付城鹿皮、是又四兵衛ニ相渡、京都へ上せ可申申候事、
         |                             〃〃
                                                                                    クリックすると新しいウィンドウで開きます
包丁人米十石給与 |一、御包丁人薗辺何右衛門ニ、御米十石被下候事、
         |
中津へ銀子返送  |一、明日中津へ御銀子持せ被遣御奉行ニ、山路勘左衛門被遣候、金子・中神両人ニ相対可被仕由、申
         |  渡候事、
三斎へ上巳ノ祝儀 |一、中津へ明日被遣候御使者ハ、山田七郎兵衛、但、あわひ百はい被進之候、御小人三人ニ持せ遣
         |  候事、但、節句之為御祝儀被進之候事、
節供ノ礼ニ出ザル |一、服部左太左衛門相煩申ニ付、今度ノ節句ノ御礼ニ不罷出由、書状ニ而被申越候事、
届        |
         |一、中路虎助も足ニ腫物を出、其ゆへ不罷出由、書状被差越候、使ハ朽木五右衛門也、
金山奉行製鉄ノ積 |一、春木金太夫鉄ふき申積之書付、 御前へ被持出候処、御道服壱つ拝領被仕候事、
書差出      |
金山諸奉行ノ節供 |一、金太夫被申候ハ、御金山中諸奉行節句ノ御礼ニ可罷出候哉と被申候、鉄を急度吹せ可申旨、
ニ出仕ノ可否ノ伺 |                      (仕)
         |  被 仰出上ハ、貴殿も何も諸奉行も不及出使由、申渡候事、
         |           (規矩郡)
鷹野橋解体    |一、和斎弥左衛門申候ハ、篠崎村之川ニかけ申御鷹野橋をこわし申候、又秋ハかけ申候間、則橋道具
橋独具ヲ庄屋ニ預 |  を篠崎之庄やニ預ヶ置可申由申候、左候ハヽ、御郡奉行衆へ被申、御郡奉行ゟ庄や被預候へと可
ク手続      |  被申由、申渡候事、
明家ヲ与ウ    |一、波多里右衛門をよひ、林隠岐元家、吉山熊介ニ被遣御直ニ被下候由、熊介被申候付、里右衛門ニ
         |  申渡候、書付 御印取可被申由、申渡候事、
         |   (乗栄)    寛永4年10月1日死去、10,000石、長岡景則父
清田乗栄村上景広 |一、清田七介儀、村上八郎左衛門家被遣候間、七介元家うけ取可申由被申由、里右衛門ニ申渡候事、
明邸ヲ給ハル   |                             〃〃
         |一、加来二郎兵衛煩よく候て、今日登城仕候事、
         |  

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