昨日シンポジウムに参加した帰りに本屋に立ち寄り郷土コーナーの棚を見てみると、「 」が並んでいる。
この著書は出版されてからそろそろ3年になる。なにしろ大部の本だからちょっと読むのにも腰が引けてしまう。
図書館から借りて2週間の期間に読了できる自信がない。買おうかと一旦棚から取り出したが、重くもありまた棚に戻した。
熊本の人間として、明治維新後の新政府にあって、明治憲法の創案作成や教育勅語の作成などに力を盡した偉人として知っておくべき人物である。
私は、徳富蘇峰や元田永孚・佐々友房らよりも評価されるべき人物だと考えているが、横井小楠同様評価が低いように感じられる。
これはなにが作用しての事なのか、大いに議論あって郷土の偉人として顕彰されるべきだと思っている。
著者の井上俊輔氏は熊本市内で開業されておられる眼科医である。井上毅の御一族ではないかと思う。
「新平成国体論」等の既刊もあるが、この本も熊本人ならずとも明治維新史などに興味ある方にはぜひご一読をお勧めしたい。
「読んでから言え・・」とお叱りを受けそうだから、急ぎ読んでみようと思う。