津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■チャレンジするか「忘れられた天才 井上毅」

2023-10-30 09:53:13 | 書籍・読書

                 

 昨日シンポジウムに参加した帰りに本屋に立ち寄り郷土コーナーの棚を見てみると、「忘れられた天才 井上毅」が並んでいる。
この著書は出版されてからそろそろ3年になる。なにしろ大部の本だからちょっと読むのにも腰が引けてしまう。
図書館から借りて2週間の期間に読了できる自信がない。買おうかと一旦棚から取り出したが、重くもありまた棚に戻した。
熊本の人間として、明治維新後の新政府にあって、明治憲法の創案作成や教育勅語の作成などに力を盡した偉人として知っておくべき人物である。
私は、徳富蘇峰や元田永孚・佐々友房らよりも評価されるべき人物だと考えているが、横井小楠同様評価が低いように感じられる。
これはなにが作用しての事なのか、大いに議論あって郷土の偉人として顕彰されるべきだと思っている。

著者の井上俊輔氏は熊本市内で開業されておられる眼科医である。井上毅の御一族ではないかと思う。
「新平成国体論」等の既刊もあるが、この本も熊本人ならずとも明治維新史などに興味ある方にはぜひご一読をお勧めしたい。
「読んでから言え・・」とお叱りを受けそうだから、急ぎ読んでみようと思う。

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日曜の午後はお勉強

2023-10-30 07:53:49 | 講演会

                           

 昨日は、午後から九州文化財研究所創設30周年記念シンポジウムに参加してきた。
九州大学大学院の中野等教授、作家・歴史研究家の渡邊大門氏の基調講演があり、その後別府大学教授の白峰旬氏はリモート参加、そして福岡大学の准教授山田貴司氏を加えてのシンポジウムである。
「関ケ原合戦と九州の大名・どうする九州!?」と何やら、NHK大河ドラマに忖度?したような感じもある。
中野教授・渡邊大門氏の講演は、ユーモアを交えながらまさに立て板に水というようなお話で流石と感じ入った。
白峰教授は数冊の本も所蔵しているが、リモートながらお姿を拝見するのは始めて、難しい史料からの新しい視点での見解は興味深いものがあった。
山田準教授は、熊本県立美術館に長くお勤めであったから、熊本人にとってはお馴染みである。
コーディネーターの花岡興文氏のもとに、四氏のシンポジウムでの発言も研究者としての譲らぬ見識が戦わされて興味深い物であった。
約3時間半、久しぶりに勉強をした感がつよい。200人位の方が出席されていたと思うが、
歴史の真実を知ろうとする熱心な人たちがこんなに多いのかと驚かされた。

私もその中にあって、大いなる満足の時間を過ごした。

                                        

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