
某月某日。ついに、話題のフィアット500に試乗する機会を得た。
街中をチョコチョコ走るだけの試乗だったが、やはりこのクルマを走らせていると、自然と口元が緩んでしまう。動力性能は必要にして充分で、乗り心地だって悪くない。やはり違和感があるのは「デュアロジック」をATモードで走らせている際の、「自動シフトチェンジの際の空走感」だが、それもこのクルマの個性と思えば許せる範囲と私は考える。イタリア車とは、そういうモノだと思えばイイじゃないか。そのキュートなスタイルと、粋なインテリアに免じて許してあげようじゃないか。そう、故・岡本太郎氏も「グラスの底に顔があってもイイじゃないか!」と言っておられたではないか。
価格がチョット高いのが玉にキズであることと、どうせならMTを入れてほしいことを要望したいが、このクルマを今手に入れることが出来るということは、大いにシアワセなことだと思う。家族4人のファーストカーとしては無理があるので、ウチでは買えないけど・・・