獅子丸のモノローグ

☆気まぐれ不定期コラム☆

新型レヴォーグSTi試乗記

2020年11月24日 | CARS&F1


マイレガシィのブレーキペダル交換の待ち時間。
ディーラーさんのご厚意により、新型レヴォーグの試乗をさせていただくことができた(^^)
加えて、今回は妻も同乗の、いわゆる「本気モード」の試乗である。
用意していただいた試乗車は、最上級グレードの「STi Sport EX」。
税込メーカー希望小売価格4,092,000円の、高価格車だ💴


履いていたシューズは、225/45R18の、「ダンロップ ウインターマックス」。
この時期の札幌は、スタッドレスタイヤ必定なのだ。
それにしても・・・
かつてはメーカー装着のスタッドレスは、デフォルトで「BSブリザック」だったものだが、今は「必ずしもそうでは無い」模様である。


運転席ドアを開くと、ボルドー/ブラックの本革シートが、目に麗しい刺激を与えてくれる。


ペダル&フットレストは「アルミパッド」で、スポーツ心はいやが応にも昂る。


レッドステッチの、本革巻D型ステアリングも、また然り。


適正なAピラーの立ち方で、前方視界は良好で、かつ、車両感覚をきわめて掴みやすい。
スバル車伝統の、美点である。


ボルドー/ブラックの内装色に、レッドステッチ。
極めて魅力的なインテリアだ


空調コントロール等は、現在流行の「タッチパネル」となってしまったが、オーディオのボリューム&選局・前後デフォッガー・左右温度調整といった「頻繁に使う部分」に、いわゆる「物理スイッチ」を残したのは、スバルの見識であるといえましょう。
ただし「空調の動作状況の表示が下方」なのは、やや残念だが・・・

また、このクルマには、電子制御でエンジンの吹け上がり・ステアリングの重さ・サスペンションの固さ等を変更できる「ドライブモードセレクト」なる装置が付いていた。
このレヴォーグのダンパーは、ZF製の電子制御なのだ。


加えて、メーターも、フル液晶。
オーソドックスな「アナログ2眼メーター表示」はもとより、


👆の「地図画面」や、「アイサイト画面」に、気分しだいで変更できる。


スバルのお家芸「アイサイト」は「アイサイトX」に進化し、そのユニット自体もやや小型化された。


女性ドライバーに嬉しい「照明付きバニティミラー」を、運転席及び助手席に装備。
アラフォーあるいはアラフィフのアナタも、きっと気に入ってくれることでありましょう。


パワーシートは2名分のメモリー付きで、パワーウィンドウは全席オートだ。


荷室の広さも、申し分なし。
BPレガシィとほぼ同様というか、トノカバー下の高さは、むしろこの新型レヴォーグの方が、勝っている。
しかしながら・・・ウエッジしたウエストライン&太くなったDピラーにより。
斜め後方視界については、これまでのスバル車と違って、あまりよろしくない。


床下収納は、ごらんの通り、深く・広大。
まあ、私だったら、ココに「スペアタイヤ」を装着することでありましょう。


荷室内のレバーで倒すことのできるリヤシートは、4:2:4分割。
4名乗車でスキーに行くのにも、重宝しそうだ。
ちなみに、私が最後にスキーに行ったのは、2009年のことだったりするのだが・・・(^^;
また、倒したシートに段差はなく、スッキリとフラットになる。
スバル車乗りにとっては当たり前の事実なのだが、他メーカーのクルマでは、そうではないものも、ちらほら散見される。


さて。
助手席に妻を乗せ、後席には担当さんが佇み、試乗開始である。
シームレスにスルスルと、極めて滑らかに加速する、1.8リッターターボエンジン&リニアトロニックCVTの組み合わせ。
直進方向にしっとりと据わった、ステアリング。
そして、いわゆる「ペダルストローク」ではなく、「踏力」で効かせる、いいタッチのブレーキ。

まずは「コンフォートモード」で走り出したのだが、乗り心地自体は、私のBPレガシィ2.0iよりも、ちょっと固め。
しかしながら、強靭なボティがサスの上下動をがっしりと受け止め、不快ではない・・・というより、むしろ快適だ。

「スポーツ+モード」にすると、ステアリングが重くなり、脚周りもハッキリと固くなり、エンジンのツキというかレスポンスも鋭くなる。
山道等で気分を変えてストレス発散にはもってこいのセッティングと思われるが、普段使いには、クルマに「もっと頑張りなさい!」と叱られているようで、ちょっと疲れるかも。

とはいえ。
やはりスバルのクルマは、運転好きというか、クルマ好きの琴線を掴むのが上手いというか、なにか感性というかハートに訴えかけてくる。
まさに「人車一体感」というか、自分の手足を動かすかのごとく、クルマが思い通りに動いてくれるのだ。


新型レヴォーグは、期待通りというか、正常進化のいいクルマだった。
やはり、問題は、その価格である。
妻は一刀両断で、「レヴォーグはすごくいいけど、クルマに400万円は出せない!ウチのレガシィの方がむしろ静かで乗り心地もいい!まだまだ乗れる!」とのご意見であった。
そのご意見には・・・私も、おおむね、弱気に、同意するしかないのであります(^^;


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