かつては「鰊御殿」という建物が建つほど、富の代名詞だった、「にしん漁」。
それは次第に衰退し、昭和20年代には廃れてしまったのだという。
だがしかし。
ここ数年、小樽沿岸の日本海には、にしんがまた戻ってきているのだ。
そんな中。
近所のスーパーでも、「にしんの刺身」が売られているのを発見。
にしんは、いわゆる「足がはやい魚」と言われている。
それをお刺身でいただけるという、現代の流通技術に、まずは感謝である。
お醤油に、にしんの場合は、薬味は生姜がコモンセンス。
ぷりっと甘さをも感じるその身は、「さんまの刺身」に近いテイストだが、歯ごたえはより弾力性アリ。
その身の中に小骨の存在を感じるものの、今のところ歯が健康な私は、難なく旨みとともに咀嚼できる。
にしんよ、戻って来てくれて、ありがとう
いいなぁ~。
にしんを生食できるゼイタクというか幸せに、北海道に産まれた自分はラッキーストライクだと、両親に感謝の私なのです