東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

東京薬科大学ASIATOの稲刈り

2010年10月07日 | 稲:稲刈り,脱穀,精白
 10月に入ってそろそろ稲刈りシーズンです。私が管理している田んぼの周辺を見渡すと、あちこちで稲刈りが始まり、刈り取った稲穂が干されるようになりました。私の田んぼは25日に小学生達2クラスが稲刈りにやってくるまでは稲刈りはありません。今日は、東京薬科大学の学生の稲刈りを見たり、周辺の田んぼを見回りました。

                  東京薬科大学環境グループASIATOの田んぼ
 

 午後畑に行って、秋冬野菜の種蒔きをしたり夏の間に生えた雑草を取っていました。すると、道路脇を東京薬科大学ASIATOのメンバーが竹竿をかついで通り過ぎて行きました。稲刈りが始まったのだと思います。畑仕事が一息つくと彼らの田んぼに行きました。

            稲刈り中の、東京薬科大学環境ASIATOのメンバー


 稲刈りしているメンバーは15人位はいたでしょうか。私が知っている学生も何人かいました。田植え時に耕耘機の使い方を教えた学生、去年の晩秋に雨の中を苦労して稲刈りした学生、12月になって水溜りの中で脱穀をした学生もいました。なお、稲を束ねるワラが足りないとのことだったので、彼らに何束かあげました。

    刈り取った稲を畦に置く           置いた稲穂を束ねて結ぶ(夕方で暗い)
 

 学生達の稲刈りの前に、里山農業クラブの田んぼを見回りました。ここの田んぼには、私の田んぼと同様に、地域の小学校や幼稚園などに来てもらって田植えや稲刈りをします。稲刈りが進行中のようで刈られた稲が干されていました。

                稲穂がたれた田んぼと、ヒガンバナが咲く畦

 このところの雨でどの田んぼもぬかるんでいましたが、田んぼ1/3がすでに稲刈りを済ませていました。干された稲は一週間ほど干されると脱穀です。再来週頃は田んぼ付近は脱穀の人々でにぎわうことでしょう。

                 稲刈りが終わった里山農業クラブの田んぼ面
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

稲穂、成熟終了期に

2010年09月14日 | 稲:稲刈り,脱穀,精白
 小学生達大学生達が田植えした稲がだいぶ実ってきました。出穂して花が咲いていた時は穂が上を向いていたのに、今は重く垂れ下がっています。稲穂は、今稲刈りしても良いくらいにいい色をしています。

             稲穂はだんだん黄色に染まり垂れ下がり始める


 今年は例年以上の猛暑で稲穂がちゃんと熟すかどうか心配していました。しかし、今のところ大丈夫なようです。畑は日照りで土がカラカラに乾いていましたが、田んぼは山から染み出る水が絶えず渇水になりませんでした。
 昆虫の世界は、猛暑のためか今年はやたらイナゴが発生しましたが、それなりにカマキリやクモに食われるためが今月になってからめっきり数が減りました。また、防鳥網でしっかり田んぼを覆ったためスズメの被害はまだ出ていません。

       重く垂れ下がり始めた稲穂、スズメの被害は今年はまだ無い
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最後の籾摺りと精米

2010年02月25日 | 稲:稲刈り,脱穀,精白



 去年収穫したお米の残りをすべて籾摺りして精米しました。最初に古代米の一種の赤米を籾摺りしました。このお米は籾に長いのぎ(ひげ)があるため、籾摺りの時に投入口に籾が詰まります。このため、少しずつ籾を入れなければなりません。

               古代米(赤米)の籾を少しずつ投入しているYさん


 赤米とは言うものの、籾は赤いのですが籾摺りして得た玄米は茶色をしています。品種改良する前のお米ですので美味しいとは言えません。赤くてきれいな穂を鑑賞するために毎年栽培しています。

      赤米の籾を少しずつ投入         籾擦りされた赤米を排出
 

 一回目の籾摺りでは籾が取れない赤米が混じります。もう一度籾摺りすると玄米だけになります。赤米は精米すると白くなり普通の白米と区別できなくなります。このため赤米は玄米だけに加工します。そして、普通の白米と混ぜて食べます。

     2度籾摺りする赤米の玄米          今度は籾殻ゼロの玄米
 

 赤米の籾摺りが終わると、排出された籾殻を回収しました。赤米の籾は赤いため普通のお米の籾殻のように燻炭にする必要がありません。とても貴重です。

    籾摺り機の外に排出された籾殻を回収(下の写真は普通米の籾殻)


 赤米の籾摺りが終わると、今度は普通米のうるち米(品種:キヌヒカリ)の籾摺りをしました。籾摺りが終わると赤米と同様に籾殻を回収しました。そして、精米機で精白しました。今回の籾摺りと精米で去年一年間に収穫したすべてのお米を食べられるように加工しました。

     精白度は90%に             精白されて排出される白米
 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

もち米の籾摺りと精米

2010年01月28日 | 稲:稲刈り,脱穀,精白



 去年東京薬科大学生からいただいたもち米の籾摺りと精米をしました。このもち米は、去年の学園祭以降に脱穀したもので余ったお米とのことです。一昨年の学園祭(東薬祭り)の後も、余ったもち米をいただきました。精米したもち米は、小学校で使ってもらうか仲間で分け合おうと思います。

            使用した精米機、右の袋に籾、左の袋に玄米


 籾が十分に乾燥されていないと、籾摺機内で詰まったりしてなかなか作業がはかどりません。しかし、ほど良く干されていたため快調に籾摺りできました。大量に排出される籾殻は今回採取しませんでした。少しもったいないのですが。

     ほど良く乾燥された籾           排出された玄米
 

 今後籾摺り精米するお米はまだたくさん残っています。古代米とうるち米です。このうち古代米はあまり美味しくありません。パサパサしているので普通のお米に混ぜて赤飯のようにして食べるしか方法がありません。古代米だけでは少々食べにくいです。ただし、精米して糠を取ると白米のように白くなります。また、もち質のため、おもちのようにして食べるとよいかも知れません。

               籾を籾摺機の受け口に搬入


 籾摺りが終わると、次に精米をしました。精米機の上部にもち米の玄米を入れます。そして、精白度を設定して少しずつ玄米を落とすと、精米された白米が下に落ちます。

         精米機、上に玄米を入れると下の袋に白米が落下
 

 今回の精白度は90%にしました。白度が落ちるため真っ白にはなりませんが、胚芽が少し残って栄養が残ると思います。玄米を精米機に入れた後、精白が完了するまで20分程度時間がかかります。

    搬入したもち米の玄米         精白される間、周りを散策
 

 使った精米機は家庭のものらしく完了するまで時間がかかります。その間、気分転換に鈴木牧場周りの畑を散策しました。とても天気が良くのんびり散策しました。この畑でかつてサツマイモ小麦などを作ったことがありました。精米が完了すると、家に持って帰って保管しました。

           精米されて白くなったもち米は下の紙袋に排出

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

古代米の籾摺り作業

2009年12月24日 | 稲:稲刈り,脱穀,精白

 先日脱穀作業した古代米を籾摺りしました。籾摺機の上部受け口に古代米の籾を入れると少しずつ吸い込まれて籾摺りされます。籾摺りされた後の玄米は所定の袋に排出されます。そして、籾殻は外部に排出されます。そして、不良米は籾摺機の横のちょろちょろと排出されます。

                古代米の籾摺りに使った籾摺機
 

 籾摺機で一番多い方式はロール式です。一年ほど前に依頼されて修理したことがあります。一方、私が使っているのはインペラ式(衝突式)です。強い遠心力で発生した衝撃で籾殻と玄米を分離する方式です。

     ワラ屑が混じる古代米         籾殻は外部に排出
 

 今回籾摺りした古代米は、倒壊して泥がたくさん付着したものを稲刈りしたものです。このため、脱穀してもその籾にまだ泥が付着していました。籾摺りすると泥の煙が籾殻と一緒に排出されました。また、枯れたワラ屑が大量に混じっていたため、籾摺機の中でワラ屑が何度も詰まりました。詰まるたびに電源を落としてその屑を取り出し掃除しました。

     ワラ屑が詰まる箇所をはずす        詰まったワラ屑
 

 いろいろ難渋した籾摺りでしたが、なんとか古代米を玄米にすることができました。古代米はややもち性です。また、古代米だけでは食味が欲りません。普通のうるち米と混ぜて赤飯のようにして食べると比較的おいしく食べることができます。

                             籾摺りされて袋に排出される古代米の玄米     

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年初めての籾摺り、精米

2009年12月23日 | 稲:稲刈り,脱穀,精白

 ようやく籾摺り、精米できました。稲刈りや脱穀が遅れたのに伴い、去年より大幅に遅れてしまいました。今回は籾摺機や精米機の調子を見たり調整したりのお試しの籾摺りと精米をしました。最初に籾摺りして玄米にしました。

         籾摺りに使った機械は衝突式(インペラ)の籾摺機


 籾摺機にはいろいろな種類があります。一番多いのはロール式で籾を擦って籾殻をはずす機械です。今回使ったはこれとは別に籾を衝突させた衝撃で籾殻をはずす機械です。この機械はお米以外の雑穀などにも使えるため重宝しています。先日はタカキビの精白に使いました。なお、排出された籾殻は集めて袋に入れました。来年の苗作りなどに使います。

       右の袋に玄米を排出              籾殻は外に排出
 

 籾摺り工程が終わると、今度は精米の工程です。籾摺りされてできた玄米を希望の精白度にします。今回は精白度を80%にしてみました。80%以上あればほぼ白米と言っていいでしょう。

            精白に使った精米機(家庭用に近い機械)
 

 精米をすると副産物として胚芽や皮が取れます。これは一般的には糠(ぬか)と呼ばれて、糠漬けなどに使われます。私はこの糠を田植え後の肥料として蒔いています。すると、いろいろな微生物が繁殖するのか一時的に田んぼが濁ります。

      精米機上部に入れた玄米         後部に排出される糠
 

 精米機を通った玄米はきれいな白米になりました。去年の春に田んぼを耕し始めて、苗を作って、田植えして、草取りして、稲刈りして、脱穀して、そしてやっと食べられるお米のできあがりです。この瞬間は一年の成果が目に見える一番嬉しいひと時です。大昔の人はこの瞬間に、「これで厳しい冬を越せる。」と安堵したのでしょう。

              精米機前の袋に排出される綺麗な白米

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

脱穀機などの収納

2009年12月22日 | 稲:稲刈り,脱穀,精白

 稲の脱穀機は初秋に田んぼに設置しました。その脱穀機を再び収納する時がきました。また来年の秋まで倉庫(鈴木牧場の一角)に保管します。そのために、まず最初にぬかるんだ田んぼから脱穀機をクローラ式の運搬機で運び上げました。

             運搬機に乗せた脱穀機で坂を上がる
 

 坂を上がったところは道路になっています。その道路でいったん運搬機から下ろします。そして、リヤカーに乗せ換えました。そして、日差しの中を鈴木牧場までリヤカーでのんびり運び、到着すると収納しました。来年の秋まで保管です。その他、脱穀機に使用した発動機や足踏み脱穀機は農作業小屋に保管することにしました。

         脱穀機ごしに脱穀作業をした田んぼを見下ろして

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

遅れに遅れた、古代米の脱穀

2009年12月21日 | 稲:稲刈り,脱穀,精白

 先日はさ掛けした古代米(赤米)をようやく脱穀しました。この古代米は、田んぼがぬかるんだ上に倒壊したために稲刈りが大幅に遅れたお米です。今回の脱穀でようやくすべてのお米を脱穀することができました。

               遅れに遅れた古代米の脱穀作業
 

 稲に泥が大量に付着していたため、脱穀すると煙のように泥が舞い上がりました。そして、茎が腐った状態になっている稲もありました。そうした稲はワラ屑が大量に出ました。このワラ屑の一部が籾に混ざってしまいました。次工程の籾摺りの時にその屑を取り除くしかありません。とにかく年内に脱穀が終わってよかったです。

               青空の下、もくもくと最後の脱穀作業

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

泥稲のはさ掛け

2009年12月17日 | 稲:稲刈り,脱穀,精白

 先日ぬかるんだ田んぼで苦労して稲刈りをしました。刈り取った稲は、そのまま畦に置いて乾燥させていました。さらに、はさ掛けして乾かすことにしました。乾いたとはいえ泥が付いた箇所はまだ十分乾いていませんでした。泥を避けながら稲を束ねてワラで縛りました。

            泥で汚れた稲を束ねてワラで縛る


 束ねて縛った稲はいったん竹竿前に運びました。そして、泥がたくさん付いている箇所を押し切りでカットしました。泥が付いていると脱穀時に泥が籾に混じったり細かい砂が混じる懸念があるためです。カットした稲束は竹竿に掛けて干しました。2,3日すれば完全に乾くと思います。今度の土日曜に脱穀しようと思います。

   泥が付いた箇所をカット           竹竿を掛けて乾燥
 

 今年は水がなかなか引かない田んぼがあったため稲刈りがすっかり遅くなってしまいました。年内に脱穀までは済みそうですが、12月まで伸びたのは初めてのことです。溝をさらに掘るか暗渠を作るなど、田んぼから水が早く引かせる工夫が必要だと痛感しました。

            12月も中旬、周りの山はすっかり落葉

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

泥沼、最後の稲刈り

2009年12月14日 | 稲:稲刈り,脱穀,精白

 東京薬科大学の一年生と二年生とで最後の稲刈りをしました。もっと早く10月に終了させる予定でした。しかし、なかなか田んぼの水が引かず、しかも稲刈りをしようとした日が雨になる始末でした。例年に無く水が引かず、泥沼田んぼになったのが痛かったです。これ以上稲刈りを遅らせるわけには行かず、七転八倒泥沼田んぼでの稲刈りでした。稲は倒壊して泥に埋まっており、稲刈りと言うよりも稲堀りと言った方がいいくらいでした。

        長靴では動けず、素足では冷たく、難渋した稲刈り


 一人は素足で田んぼに入りましたが、水が冷たく痛く凍みるような寒さをこらえての稲刈り。もう一人は長靴をはきましたが、身動きがとれず何度も泥上に倒れそうになりました。約一時間七転八倒しながらも稲刈りを終わらせました。刈り取った稲は大量の泥が付いているため、まずは畦に置いて乾かすことにしました。

     稲はほとんどが倒れて泥に埋没、稲刈りというよりも稲堀り

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東京薬科大学生の脱穀完了

2009年12月13日 | 稲:稲刈り,脱穀,精白

 雨上がりの田んぼで、東京薬科大学の環境グループASIATOの学生達が今年最後の稲の脱穀をしました。いつものとおり、私はその支援をしました。10月末の学園祭の間に合うように10月末に最初の脱穀をしました。しかし、学園祭の終わった後に脱穀をするチャンスがなかなかありませんでした。学業の予定や天候の不順によってこの日まで延期されました。

                 今年最後の稲の脱穀をする学生


 11月末の脱穀では途中から雨が降ってきたため脱穀を仕方なく延期しました。また、今月初めの脱穀では前日の雨で湿った稲を竹棒に干したままにしました。

    今月初めの脱穀時に干した稲     離れた田んぼから運んだ稲
 

 今回は、今月初めに脱穀できずに干した稲を最初に脱穀しました。その稲を脱穀し終わると、離れた田んぼに干していた稲を運び込みました。これですべての稲を脱穀する準備ができました。

           快調なディーゼル発動機で脱穀機を作動


 今回も前回と同様に前日に雨が降りました。このため、田んぼは水がたまっていました。学生のうち何人かは素足での脱穀作業でした。この寒空の12月で素足では寒かったろうと思います。でも寒さもなんのその、若さで乗り切りました。

    濡れた田んぼを素足で作業         来年用の種籾を脱穀
 

 脱穀の最後、来春に種を蒔いて苗にする種籾を採取しました。このため、種籾をい傷めないように発動機の回転数を落としました。こうすると脱穀機の回転が遅くなって脱穀時に籾を損傷することがなくなります。種籾を採取すると、脱穀機から排出された細かなワラくずを田んぼにばらまきました。

           脱穀機から排出されたワラくずを田んぼにばらまき

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

稲刈り難渋、ぬかるんだ田んぼ

2009年12月12日 | 稲:稲刈り,脱穀,精白
 田んぼの一角だけが稲刈りがいっこうに進みません。このところの雨で湧き水が田んぼに入り込み池のようになってぬかるんでいます。おまけに、初秋の台風で倒れた稲のためどう刈り取ってよいか悩んでいます。
 11月に水抜きのために田んぼ脇の溝を深く掘り下げました。このため、晴天が続くと田んぼが乾くようになりました。しかし、昨日の雨でおじゃんです。

               水でぬかるんだ田んぼに、倒壊した稲


 とにかく年内には稲刈りを済ませなければなりません。今日は長靴をはいて難渋しながらも、倒れたり泥に埋まった稲を半分程度稲刈りしました。明日は、残りの稲を刈り取ろうと思います。しかし、ひざ下で埋まるほどぬかるんだ田んぼのため、さらに難渋しそうです。

        半分ほど刈り取り、刈った稲は周りの畦に寝かせて乾燥
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東薬大生、稲の脱穀と野菜収穫

2009年12月07日 | 稲:稲刈り,脱穀,精白

 6日東京薬科大学生と稲の脱穀と野菜収穫をしました。もともとは伸び伸びになっていた稲の脱穀だけをする予定でした。田んぼで稲の脱穀作業を始めましたが、昨日の大雨でせっかく乾かしていた稲が濡れてしまい脱穀はわずかしかできませんでした。

     脱穀機の覆いを取る           脱穀作業の準備中
 

 雨が降っても濡れないように、干した稲にはビニールシートを被せていました。ちゃんと被さった稲は乾いていたため脱穀できました。しかし、風でシートがめくれた箇所の稲はすっかり濡れていました。濡れた稲は再度干すしかありません。。

       雨で濡れた田んぼで脱穀開始、一部の学生は裸足で作業


 濡れてしまった稲は再び竹竿に掛けて干し直すことにしました。濡れた稲をよく観察すると穂発芽していないので品質は保っていそうです。穂発芽してしかもカビに犯されると、もう食用にはできません。畑か田んぼに積んで腐らせ肥料にするしかありません。

      濡れた稲を竹竿ごと運搬      濡れた稲だけ再度竹竿に干す
 

 濡れた稲を竹竿に干し終わると、脱穀したワラを堆肥場に運び上げました。ワラを裁断して、畑にそのまま蒔くか腐らせて来年の肥料にします。田んぼと畑を結ぶ急斜面を何度も往復してワラを運びました。

    急斜面をそろそろと降りる      急斜面を登ってワラを運搬
 

 ワラを運び終わると学生達は二つのグループに分かれました。一つは田んぼの整理整頓をして竹竿類を大学に運ぶグループ。もう一つは畑の野菜収穫を手伝うグループです。私は野菜を収穫するグループに付き添いました。

   先日麦の種を蒔いた畑で、麦を踏まないように小松菜などを収穫中


 間引き作業をしながらの野菜収穫です。収穫した野菜の種類は、大根,小松菜,冬菜,壬生菜,京菜,のらぼう菜,タアサイ,チンゲンサイなどです。収穫時、土が付いた根をハサミで切り取ります。ワラで縄をあんで束ねた後に新聞紙で包みました。

      壬生菜の収穫            大根とその葉を藁縄で結束中
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雨で中止、東京薬科大学生の脱穀

2009年11月29日 | 稲:稲刈り,脱穀,精白

 今月24日、東京薬科大学環境グループASIATOメンバーの稲の脱穀作業を支援しました。グループは先月の学園祭後から今月にかけて代替わりして3年生から2年生にバトンタッチされ部長も変わりました。今回新しい部員が稲の脱穀作業をするためにやって来ました。

            脱穀作業をする環境グループASIATOの新部員


 前回は学園祭のために脱穀籾摺り,精米を支援しました。また来年に備えてレンゲの種蒔きも支援しました。今回は学園際後初の農作業です。学園際以降天候がすぐれず今日まで延期され続けてきました。今回も天気が優れず午後2時頃から農作業を開始しましたが、はじめてから1時間が過ぎた頃に空からポツリポツリと雨が降ってきました。

   干していた稲を竹ごと運び込む     脱穀機の後ろに干した稲を置く
 

 最初はポツリポツリと降っていた雨ですが、しばらくしてザーザーと降ってきました。これだけ降り始めると脱穀作業は延期せざるを得ません。残念ですが作業を中止することにしました。再開するのはいつになるのか分かりません。私の休日と学生さん達の休みが合い、かつ天気が良い日でないと作業できません。12月以降に再開となるようです。

           ザーザーと雨が降ってきたため後始末を開始


 稲やワラが雨に濡れてしまうと品質が下がります。いそいで、脱穀前の稲は再度竹竿に掛け、脱穀後のワラはブルーシートで覆いました。これで雨で濡れることはなんとか避けられそうです。自然相手の農業は天気しだいです。

    脱穀済みのワラを積む       積んだワラをブルーシートで覆う
 

 今日は7人のASIATOメンバーが脱穀するために田んぼにやってきました。来年の春、新一年生を募集すると思います。来年の春は新一年生を連れて農作業するために田んぼにやって来て欲しいと思います。雨の中、自炊する学生にチンゲンサイと小松菜を抜いてあげました。

             脱穀作業にやってきた7人の学生達

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

脱穀後の藁切り

2009年11月24日 | 稲:稲刈り,脱穀,精白



 稲やタカキビの脱穀後に藁切りをしました。脱穀後の藁は毎年ほとんどは切らないでそのまま田んぼに撒いていました。今年は細かくカットして畑に撒いてみることにしました。11月末か12月初旬に麦の種を撒く予定の畑です。やせているため麦や野菜の収量がとても少ない畑です。麦の種を撒く前に、細かく裁断した藁をすきこむつもりです。

              脱穀した稲藁をカッターで細かく裁断


 使ったカッターは数年刃を研いでいなかったため細かくは切れません。3cm間隔が裁断するはずが、裁断された藁を手にとってみると3cm~10cm間隔でばらばらです。来年春頃に刃を研いでみようと思います。

          間隔3cm~10cmで裁断排出される

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする