今、秋野菜の収穫シーズンです。夏や初秋に種を蒔いた野菜がいっせいに収穫できるようになりました。朝夕の冷え込みが厳しくなってきたこの季節、寒さで害虫の被害も少なく雑草も伸びません。一年で一番新鮮な野菜を食べることができる季節です。
一番大きく育った野菜はキャベツです。7月29日に種まきしてから育てて、やっと収穫できるほど大きくなりました。外葉はとても大きくなり、巻いた葉も大きく球になりました。
夏の種まきから育てて、やっと収穫できるほどに成長したキャベツ
キャベツ以上に大きく育っているのは白菜です。9月14日に種を蒔いて育てた白菜はまだ収穫できるほど葉は巻いていませんが、あと一ヶ月ほどして収穫できる見込みです。寒冷紗を取り払ったため葉の緑がとてもみずみずしく映えます。
葉が巻き始めた白菜、収穫まであと一ヶ月
キャベツと白菜以外の野菜も順調に育っています。気温が低く初霜が降りるようになったこの時期、9月頃のように目だって成長しません。しかし、畑にいくたびに思いのほか育っていることを実感します。
収穫が間近い京菜 美味しそうに育った壬生菜
初めて今年から種を蒔いた野菜は「のらぼう菜」です。この野菜はF1品種ではないようで、この多摩地区特産の野菜とのことです。春先に伸びた葉をかき取りながら収穫します。また、花も美味しく食べることができます。小松菜などよりもあくが少ないため私の大好きな野菜の一つです。葉をかき取りながら長い期間収穫でき、しかも種も取れるとても庶民的な野菜です。
少しずつ込み合ってきた「のらぼう菜」
チンゲンサイはだいぶ葉が大きくなってきました。この中国野菜は、大きくて厚く白い葉元が特徴で中華料理に一番合うような気がします。9月初旬に種まきをすればもっと大きく成長したはずですが、小さめのチンゲンサイも美味しく食べることができます。
葉が広く大きくなってきたチンゲンサイ
畑で一番多く栽培しているのが小松菜です。夏も冬も作りやすく土壌を選びません。私の家ではこの小松菜を収穫後にいきなり冷凍庫に入れて保存しています。冷凍庫から取り出した時は凍ってカチカチですが、解凍すると茹でたようにしなっとなります。
次にたくさん栽培しているのがほうれん草です。ここの畑は土壌成分が合わないのかあまり大きく育ちません。消石灰などを種まき前に入れれば良かったのかも知れません。酷暑の夏に作りにくい野菜です。
葉が茂って収穫時期の小松菜 小ぶりに育ったほうれん草
秋の代表的野菜の一つが大根です。この野菜は葉が大きく広がるため、狭いところにたくさんは栽培できません。大根のこれからの冬に欠かせない野菜です。おでん,煮物,漬物など調理方法はさまざまです。
大きく広がった大根の葉、根も大きくなって収穫時期