東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

小学生による田んぼの草取り

2009年07月31日 | 稲:田植え,草取り

 熱い日差しの中、別所小学校の生徒達が家族と一緒に田植えした田んぼに草取りにやってきました。田植えは授業で参加しましたが、今日は夏休みの間の自由参加です。担任の先生も2人やってきました。

              暑い日差しの中、2組の田んぼから草取り開始


 田植えから約1ヶ月、小さかった苗はだいぶ成長していました。今年は2大雑草のうちヒエが比較的少なく、コナギと呼ばれる雑草がだいぶ繁茂していました。腰をかがめながらコナギを除草しました。稲の根元に生えるコナギを泥ごとかき回すようにして取り、根ごと水面に浮かせます。

    どんどん進む男の子達          女の子達はゆっくりと除草
 

 草取りをする時に気をつけることは、腰をかがめたときに稲の穂で顔を傷つけないようにすることです。穂の先は矢のようにとがっています。目に入ると大変です。ゴーグルを付けるとより安全です。腰は痛いし、日射で暑いし、腰は痛いし、昔は大変な労働だったことでしょう。

         2組の草取りが終わると、次は1組の田んぼの草取り


 今日の草取りに参加した家族のうち2家族はお父さんも参加しました。とても熱心に草取りをしていました。草取りしながらも田んぼに住んでいるいろいろな虫を見つけていました。アメンボイナゴカマキリアマガエルおたまじゃくしタニシザリガニなどです。残念ながら、どじょうは濁った田んぼでは見つけることができませんでした。

             熱心に草取りしているお母さん方


 一通り草取りを済ませると、田んぼの観察会に早代わりです。草取りを続けたり、虫を観察したり、稲を触って見たり、家族ごとにさまざまです。

              子供や家族別で、思い思いに田んぼで観察


 草取りを一通り終わって観察していると、1家族が遅れて草取りにやって来ました。そこで、草取りが終わった田んぼをもう一度草取りしました。

     遅れてきた家族と草取り       草取り後、吸水休憩・解散
 

 草取りが終わって吸水休憩後に解散です。この後は家族ごとに自由活動。帰る家族もいましたが、残って観察を続ける家族もいました。中には小川に入って涼しい水で遊ぶ子供達や川筋を歩いてサワガニを探す子供達もいました。夏休み中の良い思い出になったことでしょう。

                小川の水で遊ぶ保護者と子供達

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