東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

山口県、千坊山付近の散策

2010年01月17日 | ふるさと



 田舎に帰ってから三日目、今日は久しぶりに千坊山にバイクで行ってみました。田布施の麻里府方面からバイクで上りました。この山はその昔、山頂にお坊さんが住む寺や宿坊がたくさんあったそうです。火事で焼けてから再建されず、今のような荒れ果てた山になったそうです。

               麻里府方面から千坊山に向かう尾根道
 

 千坊山は高校時代にハイキングで、西田布施の国木あたりから歩いて登ったことがあります。そのころは、道も整備されされておらず一部獣道のような道を歩きました。しかし、山頂に登って見た周防灘は絶景でした。

        東側に見える田布施,柳井方面、古代は海が入り込んでいた
 

 数年ぶりに千坊山に登ってみましたが、木々が茂って以前のようには展望はよくありませんでした。東を向くとわずかに田布施や柳井方面が見下ろせました。

          千坊山の山頂には特に何もなく、のどかな草地のみ
 

 西方面を向くと眼下に広い瀬戸内海と、その中に突き出すように光市の象鼻ヶ崎が見下ろせました。さらにその向こうには、祝島などが見え、さらにその向こうには九州の国東半島がかすかに見えました。この海域は、古代に朝鮮半島と大和を結ぶ重要な通商交易路だったとのこと。

              展望台から光市の象鼻ヶ崎を見下ろして
 

 東に見える田布施町と、光市の境界には神籠石で囲まれた岩城山(古代山城)があります。また、田布施や平生付近にはたくさんの古墳があります。古代においては重要な地域だったと思われます。万葉集にもこの地域を通ったときに読んだ歌があるようです。

            千坊山直下の海水浴場の波打ち際

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