3月に植え付けをしたジャガイモが4月中旬に発芽したと思ったら、もう5月です。芽かきと土寄せの時期になりました。芽かきは発芽した時にしておけばよかったのですが、仕事などが忙しくて土寄せと同じになってしまいました。まず、芽かきの前に土寄せしやすいようにジャガイモの畝間の土をやわらかくする意味で簡単に耕耘機で耕しました。
ジャガイモの畝間を耕耘 余分な茎を芽かき
芽かきは種芋から発芽した芽を2本程度に抑えることです。今回はすべての株を2本にしました。例えば1株から6本もの芽が出ていると、4本の芽を取り除いて2本を残します。芽を6本のままにしておくと、収穫時に小さなジャガイモばかり収穫できます。小さなジャガイモをたくさん収穫したい場合は芽かきの必要はありませんが、大きな芋を収穫しようとすれば芽かきは欠かせません。
すべてのジャガイモの株を芽かきして芽を2本に
芽かきして除いた芽,茎,葉はすべて捨てます。せっかく茂った葉が減って寂しくなりますが、大きな芋を収穫するためには仕方ありません。すぐに残った芽が大きく育って葉を茂らせて畝を覆います。
除いた芽や茎を傍に置く 芽かきが終わると土寄せ
芽かきが終わると土寄せをします。ジャガイモは茎に芋ができ.るため、種芋の上に土の層が厚いほうがよい芋ができます。土寄せしなくても芋はとれますが、土の上に芋で出てしまって日光に当たり緑色の芋ができます。緑色の芋の表皮にはソラニンと言う毒ができるそうです。たまに緑色の芋を食べて中毒をおこす例がニュースになります。
ジャガイモの周りに丁寧に土を寄せる
ジャガイモがその昔ヨーロッパに伝わってもしばらくは食用にされなかったのは、その毒性が原因だそうです。毒性を避けるための土寄せの技術が開発されて以降、爆発的に普及したのではないでしょうか。それにジャガイモは寒いヨーロッパの気候に合っていたでしょうから。
ところで、子供はジャガイモ掘りが大好きです。何もないように思える土の下から芋が出てくるのが不思議なのでしょうか。今年も子供達にジャガイモ堀りなどを楽しんでもらおうと思っています。私もジャガイモが大好きです。掘りたてを油でカラット揚げたポテトは最高の味覚です。
芽かきして土寄せしたジャガイモの畝