東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

花期が終わった紅花、種子を収穫して天日乾燥

2019年07月06日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 紅花の花期が過ぎました。花びらは私が収穫しましたので、残っているのは花のがくや種子です。見た目が花の残骸のように見えます。しかし、しっかりと種子が育っています。この花の残骸を含む茎や葉を刈り取りしました。そして、根本を束ねて天日乾燥しました。秋に種を取って、畑に種まきします。そして、来年再び紅花の花びらを収穫します。紅花の種は、白く形がヒマワリの種に似ています。ちなみに、種を搾油したものがサフラワー油(紅花油)です。

          紅花の花跡、花の残骸のように見える


 半分枯れた紅花ですが、刈り取り時に注意が必要です。花跡には鋭い棘があります。葉にも小さな棘があります。手袋をしないで触ると泣きをみます。天日乾燥後、カラカラに乾いた紅花の花跡や葉先の棘はさらに硬くなります。そのため、さらに棘が刺さりやすくなります。よくもまあ、昔の人はこんな植物から赤色の色素が利用できることを発見したものです。

    茎をハサミで刈り取り        茎を束ねて天日乾燥
 

コメント
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