我家には手回しミシンが3台あるのですが、元はみんな故障品です。なんとか修理して、2台は成器塾などで使っています。残りの1台は上糸と下糸を使うミシンです。ボビンを使っているタイプです。これまた使えるように修理しています。しかし、ボビンに糸を巻き付ける機構が分からなく修理を見送っています。ただ、指で押さえればボビンに糸を巻くことができるため、致命的な故障ではありません。ボビンの糸巻き部分を除けば、かろやかに動くようになりました。最後、上糸と下糸のそれぞれの張りの強さを最適に調節して縫えるようにしました。
ボビンをの糸巻き部分を除けば、かろやかに使えるようになった手回しミシン
修理で一番困ったのは、ボビンに糸を巻き付ける箇所です。規定の個所に油を差しましたが、ボビンを回すゴム車輪が滑って回らないのです。そのため、今のところ指でゴム車輪を押して回しています。それでもボビンに糸を巻き付けるのにそれほど時間がかかりません。気長に調査してゴム車輪付近を直そうと思います。
ボロボロに錆びたボビン 既定の個所に油を差す ボビンに糸を巻き付け
ボビン式のミシンは過去に何度か使ったことがあります。体で覚えていたためか、糸巻きからミシン針への糸通しは簡単です。このミシンの道具箱には、たくさんの部品が付属していました。例えば、バイアステープを容易に襟などに縫える付属品です。Tシャツは前見頃、後見頃、そして両袖しか布が必要ありません。時間があれば、一度ニット布を使ってTシャツでも縫ってみようかと思っています。
ボビンに糸を巻き取り中 縫えるように、上糸と下糸を出す
さて、微妙な調節が必要だったのは上糸と下糸の張りの強さです。縫ってみると、あきらかに上糸の張りが強すぎです。下糸が上糸側に見えていました。長い間に上糸の張りを調整する箇所が錆びて抵抗が増したようです。ネジを回して上糸の張りを調整しました。緩くし過ぎると、今度は下糸が強く張ります。何度か試し縫いをして調整を完了しました。なお、1本糸ミシンは、この調整が不要です。
何度か試し縫い 上糸が強すぎ(下糸が見える) 上糸と下糸がちょうど良い