私が高校生の頃(50年位前)購入したオシロスコープの調子がよくありません。ピントが合わず細かい測定ができないのです。ラジオなどの電子機器を修理する時、波形確認に困っています。そのため、半年ほど前に秋葉原で小型の安いオシロスコープを購入しました。性能は十分なのですが、小型軽量がゆえに落としたり転がしたりしそうです。そのため、このオシロスコープやプローブなどの測定具を収納する箱を作りました。久しぶりの木工製作です。
小型オシロスコープを収納した、蓋付きの収納小箱
高校生の頃から使ってきたオシロスコープは数万円しました。しかし、この小型オシロスコープはとても安価で、しかもデジタルオシロスコープなので波形をストップモーションで見ることができます。私のように、昭和のラジオを修理する程度ならばこの性能で十分すぎる位です。充電池を装着できるようですので、野外でも使えます。
箱の外郭を制作 蓋なども制作 斜めに切った板
このオシロスコープを収納する箱は、木材の板を加工して作りました。プローブやUSBコードなども収納できる箱にしました。また、見やすいようにオシロスコープを取り付ける前面の板を斜めに傾けました。とにかく、落としても壊れないように適所に釘を打って頑丈に作りました。完成した収納箱は色を塗ると良いかも知れません。
前面板を固定 後ろはコード類収納 蓋開閉のための蝶番
オシロスコープの収納箱が完成後、実際に電源を入れて使ってみました。今のところ、充電池を入れていないためUSBコードが電源です。小さな画面なのが残念ですが、ストップモーション機能で波形をゆっくり確認できるのは便利です。シンクロスコープの機能があるのかどうか分かりませんが、ラジオ修理程度には便利に使えそうです。また、直流電圧も測定できるのでテスターとしても使えそうです。
次にラジオを修理する時から、このオシロスコープが活躍してくれると思います。今使っている50年以上前製造のオシロスコープは、超骨董品なので郷土館に寄贈してもよいかと思っています。
電源を入れて動作確認中 完成後の全体イメージ