これからの季節、草刈りで忙しくなります。畑や家の隅っこの一部であれば、鎌で十分に草を刈ることができます。しかし、少し広い畑,草地,山裾になると、これはもう草刈機のお世話にならざるをえません。これからの草刈りシーズンに備えて、予備の草刈機(不調)を修繕しました。
ところで私が小学生の頃までは、今のようなエンジン付きの草刈機はありませんでした。西洋大鎌(scythe)と呼ばれる刃渡りが50cm以上もある大鎌を使っていました。両手で持って、腰をひねるようにして草を刈ります。草を刈ると言うよりも、草をなぎはらう感じです。体調が良ければ草刈機と同じくらいの速さで刈ることができます。今でもたまに使っています。
草刈機のキャブレターを注意深く分解
使っている草刈機は、今回修繕する草刈機を含めて3台あります。遠い場所の草を刈る時は、1輪車に2台の草刈機を載せて行きます。草刈り中に調子が悪くなると、予備の草刈機を使います。草刈機が故障すると、修理に30分位の時間はすぐに過ぎていきます。その無駄な時間を費やさないように予備の草刈機を持って行くのです。当然ですが、紐や鉄刃も余分に持って行きます。
今回修理した草刈機 キャブレター分解 キャブレターを外す
今回修理したのは、前回プライマリーポンプを交換した草刈機です。この草刈機は4サイクルエンジンです。他の2台は共に2サイクルエンジンです。エンジンのかかりが悪いためキャブレターを分解して洗浄することにしました。最初プライマリーポンプ部を外し、続いてダイヤフラム部も外しました。そして、ニードルを含むあちこちの穴に洗浄液を吹き込みました。
露出したダイヤフラム部 あらゆる穴に洗浄液
今回修繕したのは4サイクルエンジンでした。個人的には4サイクルエンジンの方が好きなのですが、故障については4サイクルエンジンの方が厄介です。機構上タペット(弁)がありますし、高速に回転させるための特別な機構(ガバナ)があります。これらの複雑な機構のためやや故障しやすいように思います。また修理もやっかいです。今回はキャブレター洗浄とアイドリング調整で直りました。一発でエンジンがかかると気持ちが良いものです。
Pポンプ取り付け キャブ取り付け プラグの煤取り