東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

自家栽培ヘナを染料として試すも

2020年10月08日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 髪染めとして使われているらしいヘナ、挿し木をして増やしました。そこで、葉を何枚か天日乾燥して染料として使えるかテストしてみました。髪染めに使えると言うことは、動物性繊維を染色できる可能性があります。今回、肌を直接染めることができるか、三種類の布(絹,綿,毛糸)を染めることができるか試しました。予想通り、肌,絹,そして毛糸を染めることができるが分かりました。綿はあまり染まりませんでした。

        乾燥したヘナの葉を、乳鉢を使って粉にする


 ヘナは低木ですが、この日本ではヘナを栽培して葉を収穫することは難しいことが分かりました。一番の問題は日本の真夏でないと成長しないことです。つまり、7月,8月しか育ちません。そして、花を咲かせて種子を取ることはできませんし、当然越冬することはできません。つまり、挿し木で増やすしかなく、冬は温室で保つしかないようです。サトウキビの越冬よりも難しそうです。

 ヘナを水で溶かす     茶色に染まった肌     布を染色できるか?
  

 染料として使えるかテストしてみました。すると、予想通り動物性繊維をよく染めることが分かりました。ただ、どの程度耐久性があるのか分かりません。このまま、太陽の光があたる窓際に置いてみます。1ヵ月放置しても色が消えなければ、染料として合格だと思います。ヘナを髪染めとして使っても一週間以上は染まらないとのこと。そのため、あまり期待は持てません。

    各種布を染めテスト中       染めの結果、毛糸がよく染まる
 

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