東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

放課後学習 成器塾 手縫い布マスクを藍染めして完成

2020年12月06日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 今年の放課後学習 成器塾「手芸と料理」に所属する子供達、今年は四,五,六年生の八人に増えました。人数が多いためか、手芸の進み具合にばらつきがあります。そのため、一つのテーマをこなすコマ数が、予定より増える傾向があります。総じて、家庭科をまだ習っておらず裁縫道具を持っていない四年生は遅くなりがちです。一方、家庭科の経験があるうえに手芸が好きな六年生は早く進みます。遅い四年生に時間を合わせざるを得ず、どうしてもコマ数が増えがちになります。今回の手縫い布マスクも、2コマの予定が3コマになりました(※1コマは1,5時間)。

       制作中の手縫い布マスク(青色は藍染めしたマスク)


 今回始め、ほとんどの子は手縫いが終わっていました。そのため、一人一人が藍染めか紅花染めのどちらかを選べるように両方の染め用具を用意しました。ところがどう言う訳か、子供達全員が藍染めしたいとのことでした。そのため、私は藍畑で収穫した藍の乾燥葉を使って藍染めの準備をしました。すると、手縫いマスク作りが終わった何人かの子供達が寄ってきました。藍染めをする工程に興味を持ったようです。せっかくなので、子供達に説明しながら、かつ体験してもらいながら準備をしました。

  布マスク作り用具    布マスク、手縫い中     藍染めの準備
  

 藍染めの準備が整うと、布マスクを作り終えた順に藍染めを体験してもらいました。藍染め液に布マスクを浸すと、布がだんだん黄色く染まりました。子供達から見ると、藍染めなのに黄色く染まるのが不思議なようでした。次に藍染め液から布マスクを外に取り出しました。すると、みるみるうちに黄色から青色に変色しました。この藍染めの不思議を子供達全員に体験してもらいました。次に、藍染めが終わると柄模様の布マスク作りをしてもらいました。次回は、クリスマス飾りを作るため、専用針でチクチクするフェルト体験をしてもらう予定です。

   黄色から青色に、藍染め体験      柄模様の布マスク作り
 

コメント
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