東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

竹を加工して園芸用U字支柱作り(2/2)

2021年02月10日 | 草刈り,整地

 竹割器で竹を四つに割ると、さらに幅2cm位に鉈で割る作業を続けました。均等な幅になるように力加減して割ります。私が必要とするU字支柱の本数は10本程度です。キャベツ,白菜,あるいは早春の種まきなど、主に防寒用や防虫用に使います。予備のためと、必要な友達に差し上げるため多めに作りました。今回は30本位のU字支柱を作りました。作ったU字支柱は、曲がり癖を付けるため畑に刺しておきました。

      畑に一週間程度刺して、U字支柱に曲がり癖を付ける


 子供の頃に、竹の加工方法について何となく教わりました。良い竹の選び方、竹の切り方、竹の節の扱い方、割り方などです。これらは、昔から農家で代々伝えられたようです。竹細工職人の家でないかぎり、その家々に必要なものだけ加工して作ったのではないでしょうか。私は父親や祖父、そして、友達が加工しているのを見て育ちました。当時私は鉈を持っていなかったため、カマで竹を加工していました。

   四分割した竹      竹の節を綺麗に取る   鉈で竹を細く割る
  

 でき上がったU字支柱は、土に刺しやすいように両方の先端を尖らせます。完成したU字支柱は畑に持って行き、∩字型になるように畑に突き刺しました。曲がりが均等にならない場合はバーナーであぶって修正します。突き刺して一週間後頃に取り上げます。そして、尖った両端を洗った後に納屋で乾燥させます。亡き私の父親は、先端に防腐剤を塗っていました。このU字支柱、上手に使えば3~4年使えます。

  畑に突き刺して曲がり癖をつける    次々に畑に突き刺したU字支柱
 

コメント
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