コロナ禍がまだ治まらない昨今ですが、今年度も地元小学校で放課後学習があると思います。そのため、私が教えている「手芸と料理」コースの年間計画を立ててみました。まず、手芸を何にするか考えました。去年と同じテーマでは子供達に飽きられてしまうかも知れません。そのため、今までにないテーマ「ペットボトル用の布ケース」を作ってもらおうかと考えました。難しさの程度を知るため、まず自分で縫ってみることにしました。
低学年にはやや難しいか?ペットボトル用の布ケースを試作
ペットボトルの布ケースを作るにあたって、対象のペットボトルを決めました。「大は小を兼ねる」とばかりに、円柱形の大き目のものにしました。そして、そのペットボトルに合わせた型紙を作りました。型紙は三種類に作りました。一つ目はペットボトルの側面です。長方形です。二つ目はペットボトルの底面です。円形です。三っつ目は底面にのりしろ部径1cmを加えた円形です。三っつ共にのりしろ部や紐を取り付ける部分を考慮した大きさです。切り取る布は二枚で、一つ目と三つ目の型紙を使います。
三つの型紙を作る 型紙に合わせて描く 底面用の布を切断
子供達には手縫いで教えますが、試作品のためミシンを使いました。最初に、側面になる布を加工します。ペットボトル布ケース上部の口を絞るための紐を通す場所です。紐を通す入口と出口を畳んで縫いました。次に、紐を通すため側面布の上部2cmを折り畳んで縫います。これで、紐を通す袖部ができました。次が、一番難しい箇所です。ペットボトル底部になる円形の布とペットボトル側面になる布を合わせ縫いします。筒になるように縫います。のりしろ部に沿いながらミシンで一針一針注意深く縫います。
側面の紐を通す袖部を縫う 底部と側面を合わせながら縫う
ペットボトルの側面になる布と底部になる布を縫い終わると、側面を閉じる部分が余ります。その合わせ面を縫い終わると出来上がりです。あとは、ペットボトルの口部を絞るための紐を袖部に通します。紐の色は子供達に選ばせようと思います。紐を通すと、紐の端を結んで完成となります。
試作してみた結果、側面と底部が筒になるように合わせながら縫うところがやはり難しいです。友達のお孫さんである五年生に見せて、作ってみたいと思うかどうかで採用可否を決めようと思います。
筒状になった布 側面を縫って出来上がり 紐の色を選ぶ