柳井市伊保庄の山側にある史跡を巡るウォーキングに、いつもの仲間と行ってきました。前半は下見時とは違う史跡に行ってみました。道なき山奥にある行者堂,笹薮をこぎながら行く金毘羅社,そして急な山道を登る疫神社です。今回はややアドベンチャーなウォーキングだったと思います。後半は山近の史跡を訪れたり、斎藤牧場を訪れて牛,ボニー,そして羊を見たりしました。そして、馬小屋行って白馬と黒馬を見たりました。いつもよりアップダウンがあったウォーキングでしたが、天候も良く楽しい史跡巡りウォーキングだったと思います。
灌木の山奥、行者堂への道なき道を登る
スタートしたのは伊保庄の黒島海岸の駐車場です。この海岸はサザン伊保庄マリンパークとも言い、夏は大変な賑わいです。しかし、夏以外は車も少なく集合するには最適なポイントです。最初に見学した史跡は廃寺常念寺のお堂です。堂内には長い数珠が奉納してありました。言われが書かれた板を見ると、鎌倉時代の1331年に京都で起きた疫病に関わりがあるようです。しかし、いつしか廃寺になって今の場所に遺品として置かれているようです。ちなみに今回の史跡巡りウォーキングの後半で、常念寺がかつてあった場所も訪れます。
黒島海岸をスタート 廃寺常念寺のお堂内 黒島海岸の港
廃寺常念寺のお堂を過ぎると黒島海岸の港を通って、伊保庄の山側を通る新道に向かいました。下見時に開通した新しい道です。この道の歩道を山近方面に向かって歩きました。しばらく歩くと、切り立った山の斜面の登り道に取りつきました。この登り道は、新道を通すために削られた山の斜面に作られた傾斜道です。かなり急な道でした。
山の斜面に付けられた傾斜道 やっと着いた山奥の行者堂
その傾斜道の終点には、手でかき分けないと通れない藪がありました。その藪をかき分けつつ押し入るように山奥に向かって歩きました。その昔は参道だったであろう窪みが山奥に向かって続いていました。途中に何本か倒木が邪魔をしていました。その倒木を避けながら右左に曲がりながら上へ上へと向かっていくと、やっと行者堂がありました。その近くにはお堂があったと思われる野積みの石垣がありました。鳥居の一部だったのでしょうか、石の円柱が無造作に転がっていました。名前の通りかつては山伏が通っていた場所なのでしょうか。100年以上前に見捨てられたようにもみえるとても古い史跡です。今では誰も行かない史跡となっています。
柳井市 伊保庄 黒島~山近周辺の史跡巡りウォーキングのコース