天気が良いので畑の草取りをしました。冬なので夏のような大変さはなく、小型耕運機をトロトロ動かしながら畝間を中心に草取りをしました。この耕運機で草取りしたのは9月以来のことです。
小型耕運機を使ってのんびりと耕運除草
耕運機を動かしていると、残っていた草の枯れ端がロータリーに絡みつきます。このため、時々耕運機のエンジンを止めて絡みついた草を鎌で取りました。今は冬のため、エンジンはすぐ冷めます。再度耕運機のエンジンを動かすときは、チョークを引いて始動します。
ロータリーに絡み付いた草を取る 再度耕運除草の開始
白菜やキャベツ、小松菜などの畑を大まかに耕運除草すると、先日麦踏みをした麦畑の草取りをしました。今年は小麦の畝間を狭く取っているので、麦畑全部の草取りは耕運機ではできません。小型耕運機が入れる麦畑の周辺を除草しました。
日が影ってきた麦畑周辺を小型耕運機で除草
4年ほど前に買い替えたバイクの前輪と後輪のタイヤの溝がだいぶ無くなってきました。このようなタイヤでは、これから雪が降るような季節では心配です。また、ブレーキディスクも減ってきました。今回、前後タイヤとブレーキディスクを交換することにしました。
前後タイヤとブレーキディスクを交換するバイク Vecstar150
4年間の間にほぼ3万Km走行しました。また、後輪は一度溝が磨り減って交換しています。このため、前輪は一回目の交換で、後輪は二回目の交換です。ブレーキディスクは溝が1mm程度まで磨り減っていましたので、少し危険水域だったと思います。
交換前の前輪タイヤ 磨り減って段付きしたブレーキディスク
あらかじめ前後タイヤとブレーキディスクは、バイクを購入したバイクショップに予約注文しておきました。このためバイクショップに行くと、一時間半程度で交換してくれました。このバイクとほとんどこのバイクショップで点検やオイル交換をしています。
丸は、タイヤとブレーキディスクを交換終了したバイク
タイヤやブレーキディスクは交換直後は滑りやすいとのことでしたので、バイクショップからの帰りは注意深く乗りました。空気圧が高いのかタイヤが硬いのか、乗り心地は少しゴロゴロと硬い印象でした。これで、あと数年は心配しないで乗れそうです。
新しい前輪タイヤ 新しい後輪タイヤ
前輪と後輪のタイヤを交換してブレーキディスクを交換後、プレートナンバーに貼り付けてある自賠責の期限が古いことに気が付きました。これは自賠責が切れていることを示します。自賠責保険に加入しておきました。タイヤ交換、ブレーキディスク交換、自賠責保険などで出費がかかりましたが、今後もこのバイクに快適に乗るためには仕方ありません。
交換したブレーキディスク、新品のため段付きが全く無い
今年の初め、壊れた愛用のアナログテスターをなんとか直そうとしました。しかし、内部に複雑に発生した錆などで故障箇所を特定できです、そのままになっていました。ところが、偶然同じメーカーSANWA製で同じ型の中古品テスターを見つけてしまいました。しかも、2個で1000円でしたのでつい買ってしまいました。
故障した左と全く同じテスター(右2個)を偶然発見して購入
どこか違うところがないかと調べました。すると愛用のテスターのモデルはSP-6で、購入した中古モデルはSP-6Dでした。中古品はSP-6の改良型のようでした。メーターの目盛りはほぼ同じです。
愛用の故障テスター 購入した中古テスター
ところで、壊れた愛用のテスターは私が高校2年の時に購入したものです。それ以来、いろいろと電子回路などの製作や修繕に何かと使ってきました。しかし、知らないうちに電池の漏液ですっかり内部が腐食して壊れてしまいました。とても直せそうもありませんでした。ところで愛用テスターとその改良型中古品テスターでは、ネジ止めの位置が異なっていました。改良型はネジ穴が一つになっていました。
高校生だった1969.3.23に購入 右が改良型中古品テスター
テスターの内部を調べてみると、ほとんど同じでした。違いはネジ穴の位置と安全装置でした。メーターは少しの電流で傷みます。このため、改良型ではメーターと並列にダイオードが互い違いに取り付けられていました。これはメーターに過大な電流が流れそうになった時にダイオードで過電流を逃がす工夫です。今後、使い慣れた愛用テスターと同型の中古テスターを使い続けようと思います。
左は愛用の故障テスター、右は安全装置が付いた改良型中古テスター
一番右の丸は、互い違いにした過電流保護用ダイオード2個
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修理(1/7) 修理(2/7) 修理(3/7) 修理(4/7)
修理(5/7) 修理(6/7) 修理(7/7)
雨などで家から出られないときは、もっぱらトランジスタラジオなどの修理を楽しんでいます。前回は大まかに調査したので、筺体の裏蓋を開けて故障の原因を少し詳細に調査しました。まず、バーアンテナのアンテナコイルがスルスルと左右に動きます。固定していたロウが溶けたようです。そして、一番びっくりしたのは周波数変換用だと思われますが、トランジスタが基板にじかに付けられていたことでした。一度修理したようです。指で触ってみると、なんと足が一本外れるではありませんか。これでは、ちょっとした振動で動作がおかしくなるわけです。
スルスル動くアンテナコイル 足が一本外れかかったトランジスタ
次に基板を眺めてみると、スピーカーの磁石部分に何かくっついています。どうもネジのようです。基板周辺を丁寧に見ると、スピーカーを筺体に固定するネジ部品が取れています。その外れたスピーカー止め用のネジ部品が磁石にくっついていたわけです。
右の丸部分から取れ、スピーカの磁石にくっついたネジ粗品
さらに基板を丹念に調査すると、基板の一部が完全に割れていました。これでは電子回路の特定部分か切断されていることになります。これほどの基板割れは、ラジオにとって相当な痛手だと思います。修理する箇所が沢山ありますので、一つずつ順番に直していく必要があります。
2cmほどの基板割れ、回路が切断されているのは確実
あと、バリコンを回す糸やプーリーに大きな故障はないようです。バリコンはチューニングつまみを回すとスムーズに回ります。トラッキング時などに使う半固定トリマーは問題ないようです。
問題がなかったバリコン周辺 見た目問題ないトリマー周辺
修理する箇所は、①バーアンテナコイル,②周波数変換用トランジスタ,③スピーカー止め,そして④基板の割れです。重要な箇所から直そうと思います。②>④>①>③の順で直そうと思います。トランジスタラジオは真空管ラジオに比べて細かいのでとても目が疲れます。のんびり直そうと思います。
このラジオ内に張られていた銘板、TR-710にBが付く?
久しぶりに、近くにある富士見台公園に行ってみました。この公園は子供達が通学していた中学校の南隣にあります。息子がその中学校の野球部に所属していましたので、試合を応援に行くたびにバイクをこの公園の駐車場に駐車しました。そして、試合が終わるとよくこの公園でくつろいだものでした。
公園に着いてすぐ、芝生スキー場の方で子供達の声が聞こえてきました。行ってみると、刈り取った芝生の山で4,5人の子供達が元気に飛び跳ねていました。
この公園一番のお勧め、芝生スキー場
また、10年位前でしょうか私がボーイスカウトの副隊長をしていた時に、この公園に子供達を集めていろいろなイベントをしました。ナイフなどの使い方や火のおこし方を教えたり、春には野草料理をしたり、夏キャンプの事前訓練などをしました。
ボーイスカウトでいろいろな訓練に使用した富士台公園
今の時期は、ほぼ落ち葉が地面に落ちています。日が昇って比較的暖かかったので、数家族が芝生でバーベキューをしたり、あるいはカップルが芝生に座って話し込む姿を見かけました。また、遠くでは子供達の遊ぶ甲高い声が聞こえていました。
落ち葉で埋まった地面 木々の影が斜めに走る
この公園一番のお勧めは、北に向かって下る芝生斜面です。子供達が段ポール箱の切れ端に乗って勢いよくすべり降りていました。もう少しで雪が降るシーズンになります。雪が積もればこの斜面はスキー場に早変わり、ソリに乗って下ることができます。
木漏れ日が地面にそそぐ静かな憩いの公園
この公園の高台には展望台があります。その展望台に登って西を見ると、富士山が見えました。北を見下ろすと、子供達が通学していた由木中学校の校庭や校舎が見渡せました。その向こうには由木中央小学校の校舎が小さく見えました。子供達が通っていたこれらの学校にはよく行ったものでした。ちょっぴり昔を思い出させる富士見台公園でした。
公園北隣に由木中学校、その向こうに由木中央小学校を見下ろして
ユギ・ファームの仲間達と麦踏みをしました。1年ぶりの麦踏みです。青空の下で、何も考えずに無心に麦踏みをしました。今回は4人で麦踏みしたので、少しの時間で麦踏みが終わってしまいました。1月にも麦踏みをしようと思います。
寒いながらも青空の下で無心に麦踏み
麦踏みが終わるとすぐにソラマメの植え替えをしました。先日タマネギを植える黒マルチに植えつけたソラマメでしたが、その後タマネギの苗が購入できたとのことで、同じ場所にタマネギ苗を植えつけることになりました。
黒マルチからソラマメを取り出す 新たなソラマメ用畝に植え替え
タマネギ苗を植えつけるため、ソラマメを別の畝に植え替えました。タマネギ苗の植え付けは11月中旬以来です。ソラマメを全て植え替え終わると、ソラマメの跡にタマネギの苗を植えつけました。
ポットからタマネギ苗を取り出す 黒マルチにタマネギ苗を植え付け
私がいつも買うタマネギの苗は一本一本が離れていて新聞紙に巻かれていますが、今回のタマネギなうはポットで育てた苗でした。やや小さな苗でしたので、ちゃんと育てないと小さなタマネギになりそうです。ポットから苗を一本ずつ取り出しながら丁寧に植えつけました。余った苗は近くに予備として植えておきました。
タマネギ苗を一本一本丁寧に、植え穴に移植中
今回は作業を開始したのが午後2時頃でした。このため、すぐに山陰が畑に迫ってきました。また風も吹いて寒くなってきました。タマネギ苗を移植し終わると、いつものように野菜を収穫して早々と解散しました。収穫した野菜は、キャベツ,小松菜,壬生菜,京菜,チンゲンサイ,長ネギ,春菊などでした。
収穫したキャベツ,小松菜,壬生菜,チンゲンサイ,長ネギなどを小分け
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修理(1/8) 修理(2/8) 修理(3/8) 修理(4/8)
修理(5/8) 修理(6/8) 修理(7/8) 修理(8/8)
ようやくこのトランジスタラジオの修理が終わりました。最後に外装を綺麗に拭いて、SGを使って受信状況を確認して終わりにしようと思います。このラジオ、今上天皇のご成婚記念にあわせて販売されたラジオです。ご成婚のことは、子供の頃の話なのでよく覚えていませ。しかし、今は亡き祖母がご成婚の写真を大切にして飾っていたのをよく覚えています。
今上天皇のご成婚記念日に合わせて販売されたトランジスタラジオ TR-714
薄くアルコールを浸したティッシュでこのラジオの外装を丁寧に拭きました。それほど汚れや細かな傷は取れませんでしたが、気持ち的に綺麗になったように気がします。基板を何度もひっくり返しながら直したので、以前にも増して愛着が沸いてきました。
全面パネルを綺麗に拭く 裏蓋も丁寧に清掃
このトランジスタラジオを綺麗にすると、ラジオの受信状態を確認しました。SGを使って確認しましたが、このSGも壊れた中古品を修理したものです。素人の私にはもったいないようなSGです。いまだにこのSGの使い方の全容が分かりません。テストオシレータとしての使い方しかできていません。
SGを使ってラジオの受信状態を確認中
まずは、中波帯を確認しました。受信範囲は、512KHZから1,690KHZでした。仕様よりもやや受信範囲が広い結果となりました。低いか高い方に偏っているわけではないので、これでよしとしました。
512KHZを受信 1,690KHZを受信
このトランジスタラジオの販売当時の宣伝には、中波の受信範囲が535~1605KHZと書かれています。そして、短波帯の受信範囲は3.9~12MHZと書かれています。この範囲内にあれば良いことにしました。
SONY製トランジスタラジオ TR-714販売当時の宣伝文句
次に短波帯の受信状況をSGで調べてみました。すると、3.9MHZ~11.4MHZでした。仕様と比べてみると、低い方はぴったり一致していました。しかし、高い方は仕様が12MHZに対して11.4MHZでやや低い値となっていました。短波はあまり使わない上に日本短波放送がちゃかと受信できたので実用上は問題なしとしました。
3.9MHZを受信 11.4MHZを受信
これで、このラジオの修理は完了としました。ただ、4端子電解コンデンサを交換できなかったのが心残りです。私の推定ですが、この4端子コンデンサは下参考回路図(TR-729)の丸の部分に相当する三つの電解コンデンサではないかと思います。一つ目は今回交換したAGC回路用,二つ目は低周波初段増幅用バイパスコンデンサ用,三つ目はPP段直前の電源平滑コンデンサ用ではないかと思っています。試しに二つ目の箇所に正常なコンデンサを付けると音が大きくなります。三つ目は電源が消耗したときに電池の内部抵抗が大きくなります。その時に音がひずまないため平滑用コンデンサではないかと思います。音を小さくできなかった原因は、三つのコンデンサを内包していたために、AGC回路を通る音声が4端子コンデンサ内で漏れて(いわゆる横リーク)、初段か次段トランジスタのエミッタに漏れたのではないかと思います。
参考にした回路図 SONY製 トランジスタラジオ TR-729
今後、秋葉原に行ったときに4端子電解コンデンサを探してみようと思います。おそらく、このような特殊な電解コンデンサは売ってないと思いますので、超小型のコンデンサ(例えばタンタル電解コンデンサなど)を代用として取り付けられたらと思っています。
追申:1ヶ月後に秋葉原に行きましたが、このタイプの電界コンデンサは残念ながら売っていませんでした。製造していないようです。
修理が完了して、黒い革に収めたトランジスタラジオ TR-714
先日、東京薬科大学ASIATOの稲の脱穀支援をしました。今回は籾摺機を使って、籾を玄米にする支援しました。曇り空のやや寒い朝でしたが、私と東京薬科大学生の二人で籾摺り作業をしました。
籾を籾摺機に注ぎ込んでいる東京薬科大学生
最初、籾摺機の上にある受口に籾を貯めておきます。そして、電源を入れてしばらくしてから、投入シャッターを徐々に開いて籾が少しずつ吸い込まれるようにします。ちゃんと籾が玄米になることを確認してからシャッターを開いたままにします。すると、次々に籾が吸い込まれて玄米になります。
受口に貯めた籾が吸い込まれる 籾が玄米になって米袋に排出
籾は、玄米と籾殻に分かれます。玄米はあらかじめセットしておいた米袋に排出されます。一方、籾殻は送風機の風で一気に外に排出されます。この籾殻が必要な場合は、排出方向に広いビニールシートを敷いて籾殻を回収します。今回は、籾殻を必要としないため全て地面に排出しました。
籾殻は勢いよく、風と一緒に排出される
一度全ての籾を籾摺りしましたが、わずかな数の玄米はまだ籾殻が付いていました。このため、もう一度籾摺りをしました。こうすることによって、ほぼ100%の籾が玄米になりました。
もう一度籾摺り 玄米になった籾
再度籾摺りする頃に大学生が三人やってきました。見たことがある学生だと思っていたら、去年ASIATOで活動していたOBとOGでした。今年は他のクラブと掛け持ちしている学生が多くて、なかなか部長になる学生がいないとのことでした。このため、後輩が心配になって今回やってきたようです。来年の体制が早く決まるといいと思います。
手伝いにやってきたASIATOのOBとOG
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修理(1/8) 修理(2/8) 修理(3/8) 修理(4/8)
修理(5/8) 修理(6/8) 修理(7/8) 修理(8/8)
AGC回路に繋がる電解コンデンサの不良を直して、中波が正常に受信できるようになりました。しかしAGC回路を直している間に、外部アンテナ端子を繋がる短波用アンテナコイルが切れてしまいました。修理中におきたこの故障を修復することにしました。
いつものように、ラジオの裏蓋を外して修理の再開
その他に短波帯アンテナコイルの根元がぐらぐらしており今にも切れそうです。その根元を接着剤で固定しました。次に、切れた短波用アンテナコイルをつなぎました。この線はリッツ線でできているのでしょうか、何本かが寄り合わさっているようです。AGC回路の修理中に何度も基板をひっくり返しているうちに切れてしまいました。
ぐらついたアンテナコイルの根元 切れてしまったアンテナコイルの一端
リッツ線は半田がのりにくいため、線の先端に液体フラックスを付けて一度メッキ状にしました。今回使ったフラックスはめったに使わない、液体で酸性のフラックスです。液体のフラックスは昔ブリキを半田付けしてつなぐときによく使いました。酸性のため銅線や銅箔を腐食してしまうため、ラジオなどの電子化回路の接続には今ではほとんど使わないしろものです。
切断したアンテナコイルの先端に液体フラックスを付ける
半田メッキしたアンテナコイルの切れた先端を、外部アンテナ端子に取り付けました。短波放送はめったに聞きませんが直しておきました。これで、短波が正常に受信できるはずです。真空管ラジオと比べて、トランジスタラジオは狭い箇所に電線が入り組んでいるので、隣の電線を傷めないように半田付けは慎重にしなければなりません。それだけに目が疲れます。
アンテナコイルの先端を外部アンテナ端子に取り付ける
アンテナコイルの修復を終えると、基板を筺体の元の位置に取り付けます。このラジオのネジは微妙な位置にあります。このため、ピンセットを使ってネジをネジ穴にセットしてからドライバでネジを回します。暗い上に狭くしかも平ネジのため、ドライバが回しにくくて困ります。最後に裏蓋をネジで止めて完了です。
暗い上に狭く、平ネジで四苦八苦 最後、ネジで裏蓋を止める
最後にラジオの受信状況を確認しました。中波は問題なく受信できました。トラッキング調製しなくてもよさそうです。次に、切れたアンテナコイルを修復した短波を受信してみました。短波はこのラジオに付属の伸縮アンテナを、外部アンテナ取り付け穴にねじ込んでから受信してみました。日本短波放送が問題なく受信できました。次回、外装を拭くなどして綺麗にして、このラジオの修理を終わりにしようと思います。
伸縮アンテナをねじ込んで短波放送を受信中
時間が少しあったので田んぼや畑などを散策しました。今は冬のため、午後3時頃になるとぐっと日が傾いてきます。そのため山に挟まれた田んぼはすぐに日陰になって、あたりは暗くなってしまいます。そして、まわりの空気もぐっと冷たくなります。
日陰になり、急に空気が寒くなった田んぼ周辺
山と山に挟まれた、この田んぼのような窪地はすぐに日が陰りますが、山を見上げるとまだまだ太陽の日が当たっています。日陰になって窪地が暗いのと対照的に、まだ葉が落ちない山の広葉樹は日に照らされて眩いばかりです。たまたま日が当たる木々を見上げると、その向こうに三日月が見えました。
日陰で暗い窪地の田んぼ 見上げた木々の向こうに三日月
田んぼから帰る途中、2月頃に耕運機で除草したニンニク畑を通りました。その時休憩した木々の間に、何かカラスウリのように赤く染まった小さな実が沢山ぶら下がっている木々を見つけました。とても小さな赤い実のため、何の実だろうと思ってその木の根元に行きました。
カラスウリほどの大きさの、赤く実った小さな実
根元に行って正体が分かりました。それは、とても小さな柿の実でした。一つ摘んでみるとプニュプニュするような柔らかさです。柿ならば食べられるのでは、と思って皮をめくるように剥いで食べてみました。すると、甘みはあるのですが同時に強い渋みがありました。とても食用にはなりません。昔この付近に薬用の木々があった、と聞いたことがあるので、もしかして薬用の柿なのかも知れません。
ニンニク畑から小さな柿の木がはえる木々を見て
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AGC回路をたどって行くと4端子電解コンデンサがありました。私の経験では、古いトランジスタラジオに使われている素子のうち、故障が一番多いのは電解コンデンサです。能動素子であるトランジスタは意外と故障がありません。電解コンデンサは経年変化があるためか容量抜けがよくあります。そこで、この4端子電解コンデンサを取り外すことにしました。その前に、その電解コンデンサが取り付けられている基板部分がひどく汚れていたのでアルコールで綺麗にしました。
基板を綺麗にする。左の丸は4端子電解コンデンサ、下の楕円はAGCの線
ある程度基板を綺麗にすると、4端子電解コンデンサが取り付けられている箇所の半田を吸い取りました。そして、コンデンサを取り外し易くしました。ラジオペンチで4端子電解コンデンサを摘んで引っ張り基板から引き抜きました。
半田を取ったコンデンサ取付け箇所 4端子電解コンデンサを抜き取る
4端子電解コンデンサは、3個の電解コンデンサを内包したコンデンサです。4端子電解コンデンサを抜いたスペースには、1個の電解コンデンサしか取り付けできません。代わりの電解コンデンサ一個をいろいろ取り付けて試してみました。
容量抜けしていた4端子電解コンデンサ、端子が4個
すると、AGC回路側に正常な電解コンデンサを取り付けた場合だけ音量不良が直ることが分かりました。また、ピーピーとハウリングのような音も出なくなりましたし、音のひずみも収まりました。やはりこの4端子電解コンデンサに内包されたしたコンデンサ3個分のうち、少なくともAGC側のものの容量抜けは間違いないようです。
ストック中の電解コンデンサを選ぶ 4端子電解コンデンサの所に挿入
残り2個分の電解コンデンサは取り付けなくてもあまり変わりませんでした。今後秋葉原に行って、4端子電解コンデンサが売っていれば購入して取り替えようと思います。売っていなければ、同じ容量の超小型タンタルコンデンサ3個と入れ替えてみようと思います。とりあえず今回は、AGC回路に正常な電解コンデンサを取り付けることで修理完了としました。
音量を正常に上げ下げできるようになったトランジスタラジオ
先日の畑仕事時にタマネギの苗を買い忘れていました。このため、4箇所もの園芸店などに苗を買いに行ったのですが、すでに売れきれ状態でした。去年は苗作りして植えつけたので、このように苗を買うことに苦労しませんでした(一昨年までは苗を購入)。タマネギの苗は販売時期がとても狭いようです。来年はまた苗を自分で作ろうと思います。ところで、タマネギの苗が手に入らないので、代わりにソラマメの苗を購入して植えつけました。※その後、タマネギ苗が手に入ったとの連絡が入りました。今回植えつけたソラマメは近日中に別の箇所に再度植え変えします。
販売中のソラマメいろいろ 早生種のソラマメを購入
ソラマメは確か昨年の春にも苗を買いました。その時と同様に畑に植え付けました。タマネギの空いた箇所の30~40cm間隔ごとの穴に植え付けました。昨日まで雨が降っていたため、土は柔らかく簡単に掘れました。苗を植え付け後、根元に土を被せて置きました。
タマネギの穴に丁寧に植えつけたソラマメの苗
ソラマメは春先からの世話が大変です。私の経験上、アブラムシ退治と分げつ対策です。アブラムシ対策は農薬をまけば簡単ですが、無農薬の場合こまめにアブラムシを取るなどの対策が必要です。分げつ対策は、ソラマメが混まないように適度に選定する必要があります。この二つさえ気をつければそれなりの収穫が見込めます。
タマネギの穴に30~40cm間隔で植えつけたソラマメの苗
ソラマメの苗を植え付け終わると、他の野菜を見回りました。9月に植えつけたキャベツと白菜はもう収穫できるまで大きくなりました。葉はこれまでずって寒冷紗で守ってきたので、葉には食害跡がまったくありません。この時期になると青虫などの害虫はいません。来週頃には収穫したいと思っています。
収穫適期のキャベツ 食害跡が全くない収穫適期の白菜
10月上旬に種をまいた長ネギも順調に生育しています。これからの厳冬はあまり成長しませんが、初春からどんどん成長して茎も太くなります。鉛筆ほどの太さになると、苗を抜いて別の箇所に植え替えします。
順調に生育している長ネギの苗
このところ雨が続いています。雨が降っている休日は、本を読むか録画したテレビを見るかラジオなどの修復をして時間をつぶしています。しかし、あまり家に引きこもっていると精神的に疲れます。午後雨が上がったので、気分休めのため畑に行ってみました。雨のため畑の土は湿っていて、歩くと靴が少しめり込みます。先日芽が出た麦畑を歩いて見ると、ずいぶんと麦が育ち青くなっていました。
葉がだいぶ伸びて、ぐっと緑も増した幼麦
麦の種まきは、機械まきと手まきでしました。その違いがくっきりと出ていました。手まきは途絶えることなく筋のように芽が出ていましたが、やや厚まきになってしまいました。機械まき(種まき機使用)の方は10cm位に間が空きながら芽が出ていました。両者は今後どんな成長をするのか楽しみです。
下は機械まき(種まき機)で、上は手まきで種まきした麦
麦畑の全体を見ると、種まき機を使ったものと手まきしたものの違いがはっきり分かります。濃い筋は手まき、薄い筋は種まき機を使ったものです。今後分げつするのであれば、種まき機の方が有利のように思います。しかし、今後寒さが厳しくなるようであれば手まきの方が有利のように思います。今後、麦踏みしたり,種まきしたり,除草したりして麦を育てます。
手まきした麦と種まき機を使った麦筋が交互に
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AGC回路に故障がある可能性があるため、AGC関連の部品を一つ一つ調べて見ることにしました。特にコンデンサ回りに容量抜けなどの疑いが濃厚です。しかしながら、基板の裏側は半田付け時のヤニで広く覆われています。テスターやシグナルトレーサーなどを当てても導通しないかも知れません。そこで、AGC回りをアルコールで拭いてヤニを取ることにしました。
無水アルコールと綿棒を使って基板裏のヤニを取る
AGC回路の箇所はだいたい分かるのですが、困ったことに基板裏と基板表がどう繋がっているのかとても分かりづらいことです。表と裏を交互に見比べながらAGC回りのヤニを綺麗に取りました。これでシグナルトレーサーなどを当てて調べることができます。
溶けたヤニで汚れた綿棒 綺麗にヤニが取れたAGC周辺部分
テスターで基板裏のAGC回路部分をおよそ特定しました。AGC回路は電波の強い放送局を受信すると電圧がピクリと変化するので分かります。コンデンサの容量抜けが、今回の故障の一番の原因と推定できるため、AGC回路に繋がるコンデンサを一つ一つ確かめてみることにしました。このような時、どの部分がどの素子に繋がっているか書いてあるサービスマニュアルがあると助かります。しかし、持っていないので一つ一つ確かめました。
AGC回路の半田付け部分を吸着して、素子を取り出しやすく
あれこれAGC回路を追いかけて行くと、あるコンデンサにたどり着きました。このラジオ内では一番大きな4端子コンデンサです。4端子の電解コンデンサは初めてです。真空管ラジオの平滑コンデンサでは3端子コンデンサなどは普通にありますが、トランジスタラジオでは初めてです。そのコンデンサの表記を見ると、三つの電解コンデンサを封入(20μF x 3)した構造になっていました。場所を取らないようにと開発したコンデンサなのでしょう。この電解コンデンサを取り出して確認することにしました。
4端子コンデンサ(三つの電解コンデンサ20μFを封入)
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前回、ラジオのボリュームが故障している可能性が高いと分かりました。今回はそのボリュームをどのように修理するか検討することにしました。このため、もう一度ボリューム周りを確かめてみることにしました。音量が下がらず時々ピーピー発信するような故障は初めてですので、いつもより慎重に調べることにしました。
ボリュームを再調査するためラジオの筺体を開ける
ラジオの裏蓋を開けて、いわば魚のようにラジオを三枚開きにしました。三枚とは、ラジオの全面パネル,回路基板,そして裏蓋です。問題のボリュームは前回、無水アルコールで磨いたので綺麗になっています。抵抗値を調べるため、テスターでボリュームの三端子に当てて調べました。抵抗値がスムーズに動くか、どこで抵抗値がゼロまたは無限大になるかなどです。
綺麗なボリューム テスターを端子に当てて調査
テスターを当ててボリュームをいろいろ調査すると、なんと抵抗値は正常でした。ボリューム自体の故障ではありません。と言うことは、接地側に接続されているはずのボリュームの三端子の一つが外れている可能性があります。外れていれば、その箇所が音が小さくならない原因だと推定できます。そこで、シグナルトレーサーで音声を確認することにしました。
シグナルトレーサーでボリューム周辺を調査
驚いたことに、検波後の音声はボリュームでちゃんと音量が調節できるではありませんか。ますます分からなくなってきました。そこで、どこかで音声が漏れているのか調べることにしました。そのため、回路基板を裏返しにしてボリューム周辺を一つ一つシグナルトレーサーで調べることにしました。すると、意外なところに音声が漏れていました。
回路基板を裏返しにして調査 左はボリューム中点、右はAGC回路
それは、AGC(真空管ラジオではAVC)回路です。AGCは電波が強い放送局は音量を押さえ、電波が弱い放送局は音量を増やすような働きがあります。いわば電子ボリュームのようなものです。このAGCに検波後の無平滑音声が乗っているようなのです。たまに音声がピーピーとハウリングのような音が出るのはこのせいかも知れません。中間周波増幅段内をAGCを通じてぐるぐる正帰還しているのかも。もしかして、AGC内のコンデンサが容量抜けしているのかも知れません。次回は、AGC回りを丁寧に調査してみようと思います。
AGC周辺が故障している可能性大。SONYの似た機種の回路図