東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

田布施町郷土館「織物と染物の歴史展示会」に付随して藍染め体験(6/7)

2020年10月16日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 郷土館が主催する藍の生葉を使った藍染め体験が、そろそろ終盤に近づいてきました。先日田布施町のガールスカウトの方々が、藍染め体験のためやってきました。体験にさける時間が少なかったため、叩き染めだけ体験していただきました。
 私は20年くらい前に、東京でボーイスカウトの指導をしていました。主にカブスカウトでしたが、隊長や副隊長の他に子供達の親有志によって子供達を導いていました。指導者自身のための訓練があり、山中湖にある指導者養成コースに行ったことがあります。なお、この田布施に帰ってから、ほんのわずかですが田布施のボーイスカウトにご協力したことがあります。

         生葉を使った藍染め(叩き初め)を体験中


 私が指導していたカブスカウトは、主に小学低学年生が中心でした。まだ、集団活動に慣れていない子供達でしたので、それなりに大変だったように思い出します。4月に入団した子供達を最初、集団遊びを通じて挨拶や列の並び方から教えたように思います。勝手に1人遊びしていた子供も、1年経過するとそれなりに集団活動できるようになります。自分だけの時間とみんなと一緒の時間を、使い分けることができるようになるのです。基本的に、ハイキングやキャンプなどの野外活動が中心でした。この活動は、私自身も何がしか成長させてくれたように思います。そして、今活動している少年少女発明クラブや放課後学習成器塾に生きているように思います。

  綺麗に藍葉を並べる    叩いて葉汁が染みる   アイロンをかける
  

 さて、田布施町のガールスカウトの方々による楽しい藍染め体験、素敵な作品ができあがりました。藍葉の形どおりに布が染まりました。染めた布を厚めの布に貼り付けて、四角や丸の形にピンキングバサミで縁取りしました。これで、染めた布をコースターとして使えるようになりました。今回の作品に日付と名前を書けば、何年経っても思い出の作品になると思います。

  ピンキングバサミで丸く縁取り     藍染め体験をしたガールスカウトの方々
 

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拡声アンプ(スピーカー付き)の修理

2020年10月15日 | 古ラジオ修理工房

 ここ数ヵ月、ラジオなどの電子機器製品の修理をする機会がありませんでした。しかし数日前、同じ田布施町に住むSさんから、思いがけなく手持ち移動可能な拡声アンプ(スピーカー付き)の修理を依頼されました。現象は、スイッチを入れても電源が入らず、アンプの動作ランプが点灯しないとのことでした。当然ながらスピーカーから音がまったく出ません。たまたま時間が空いていたため、修理することにしました。ラジオや無線機など電子機器は、意外に電源関連のトラブルが少なくありません。ざっと見て外観上に問題はありませんでした。そのため、裏蓋を外して原因を調査することから修理を始めました。

    電源の故障が治り、スイッチが入るようになった拡声アンプ


 このアンプの電源は二種類です。100Vの交流電源と12Vの電池です。スイッチは、100V電源,OFF,12V電池と3接点シーソースイッチでした。最初、12Vの直流電源から電線を引っ張って、拡声アンプの12V電池ホルダーに繋ぎました。そして、スイッチを12V電池側に倒しました。すると、拡声アンプの電源が入り、スピーカーから音が出ました。これで、100V交流電源側が故障していることが確定しました。

 修理した拡声アンプ     電源コードの外れ   ヒューズホルダーに割れ
  

 そこで、拡声アンプの100V電源が収まる裏蓋を外してみました。そして、各電源コードを試しに引っ張ってみました。すると、一本のコードがするすると外に出てきました。断線です。次に、どこのコードが外れているか内部を覗いてみました。なかなか分かりませんでした。そこで、ふとヒューズホルダーに繋がっているコードが一本だけであることに気が付きました。正常ならば二本のコードが繋がっていなければなりません。ヒューズホルダーの接点が破断してコードが外れたのです。これで故障個所が確定しました。次は、外れたコードを繋ぐ修理をしました。

  ヒューズ自体を削って改造       金属部を露出して半田付け
 

 普通ならば、ヒューズホルダーを購入して交換すれば修理完了となります。しかし、このような形のヒューズホルダーを見たことがありません。日本の工業規格JISではない中国製のためだと思います。つまり、交換部品がありません。そのため、やむなく現ヒューズホルダーを改造することにしました。ヒューズホルダーの側面をヤスリで削り、コードが切れた部分の金属部を露出させました。そして、その金属部にコードを半田付けしました。最後に、その場所にビニールテープを巻いて半田付け部を保護しました。これで、正常に100V電源が使えるようになり故障が治りました。その後、修理したこの拡声アンプをSさんにお渡ししました。

故障個所をテープで巻く      修理完了     故障原因はこの金属破断
  

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長ネギの苗を購入 苗の植え付けと種まき

2020年10月14日 | 野菜:葉菜

 先月、園芸ショップに行ったところ、長ネギの苗が完売していました。あちこちの園芸ショップを回ってもありませんでした。そのため、今年はもう長ネギの苗を買えないとばかり思っていました。そのため、長ネギの種を購入しました。その種をまこうと思っていた矢先、園芸ショップで長ネギの苗をたくさん売っているではありませんか。なぜ、長ネギの苗がまったく無い時期があったのか不思議です。今回、購入した長ネギの苗を植え付けると同時に、購入しておいた長ネギの種をまいておきました。

      穴あき黒マルチに、購入した長ネギの苗を植え付け


 我家は長ネギをよく食べます。そのため、一束45本の長ネギを二束購入しました。そして、家に帰るとすぐに苗を植えつけました。一本一本丁寧に植え付けた後、薄く肥料を溶かした水をジョロでかけました。しばらくしおれた状態が続きますが、一週間後には根付いていくると思います。順調にいけば冬から春にかけて次々に食べることができるようになります。同時に分げつも進むため、同じ株を何度か収穫できます。

  二束の長ネギ苗     丁寧に植えた長ネギ     ジョロで水やり
  

 購入した苗を植え付け終わると、長ネギの種まきをしました。タマネギの種まきと同じような要領で種まきをしました。丁寧に耕した後、数本の筋を付けます。その筋に種をまいていきます。その後は、平クワで薄く土を被せました。最後に、籾殻を数mmの厚さにばらまきました。タマネギの種まき時期と比べて、気温が下がっています。そのため、10月末に発芽するのではないかと思います。

   平クワで薄く土を被せる        最後に籾殻をばらまき
 

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10月最初の楽しい木工工作(巣箱作り)

2020年10月13日 | 子供の育成関連



 10月最初の少年少女発明クラブの活動です。9月から引き続いて木工工作です。去年は木箱作りでしたが、今年は少し難しい巣箱作りです。私が子供の頃、ほとんどが農家の子でした。そのため、納屋にはいろいろな道具がありました。さらに、私の祖父は大工でした。大工として岩国の錦帯橋修理をしたそうです。つまり、納屋には大工道具を含めていろいろな工具がありました。そして、その道具で遊んで怒られたような記憶があります。小学6年頃には、ノコギリや斧などほとんどの道具を使えるようになっていました。これらの道具が使えるかどうかは、やはり家庭環境にあるのだと思います。

       板を切る前に図面を書く、子供にはこれが難しい


 3年前にも巣箱を作らせたことがあります。その時は、あらかじめ板に線を引く位置を教えました。型紙のようなものを子供達に渡したのです。そのため製図も何もしないで、言われたとおりに板に線を引いただけでした。なぜその長さなのか、などを考えずにいきなり工作に入りました。今回は、自分で図面を書いてから、板に線を引くことにしました。予想はしていましたが、今の子供にはとても難しいようです。

  書いた図面を確認   図面どうりに線引き   鳥が出入りする穴
  

 3年前の巣箱作りは、2回の活動(2時間 x 2回)で完成しました。早くできた子は巣箱に色を塗る余裕があるほどでした。しかし、今回は2回の活動で巣箱を完成した子はいませんでした。それだけ、巣箱の形を自分で考えて工作することが難しいことが分かります。次回3回目が最後の巣箱作りです。今回の出来具合だと、完成するのは10人中8人ではないかと思います。図面をいい加減に書いて、いきなりノコギリで板を切り始めた子がいました。次回完成するかどうかハラハラします。
 今回の木工作の目的は、巣箱を綺麗に完成させることではありません。いろいろな道具を体験して使い方を学ぶことです。ノコギリを使っていて指を怪我した子供がいました。それも一つの勉強だと思います。

  ノコギリで真剣に板を切断       鳥が出入りする穴の研磨
 

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羊の原毛,紡ぎ,染色,そして織り 28/29 (フリンジ加工)

2020年10月12日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 織機から手紡ぎ毛糸布を取り外す日がやってきました。フリンジの言葉さえもよく知らなかった私です。このさいkさんに教えていただき、織機から手紡ぎ毛糸布を取り外してフリンジ加工をしました。敷物にしようか、足ふきマットにしようか、座布団にしようかなど考えていましたが、結局タペストリーにすることになりました。次回、吊り下げ加工すれば晴れて完成となります。

       羊の毛刈りから約半年、ほぼ完成のタペストリー


 最初ハサミでチョキチョキ切ろうと思っていましたが、切らないことにしました。経糸を止めていた糸を解いて外すことにしました。つまり、織れなかった経糸を全部残してフリンジとすることになりました。私はその辺のところは知らないので、言われるままに織機から外しました。段ボール織りでも切った経糸をフリンジとして加工します。ただし、フリンジとは言っても切った経糸を2本ずつ結んだだけです。単にほつれないようにしただけです。

   経糸の糸を解く     綜絖と筬から外す    取り外した経糸
  

 手紡ぎ毛糸布を織機から完全に取り外すと、机の上に広げてみました。そして、どちら側を下にするか決めました。その結果、経糸が多く残っている側を房として下側にすることにしました。そして、コットンクラブで糸巻き台を制作した時に余った丸棒を横に通して、布をぶら下げることにしました。あれこれ末端の始末をして、何となくタペストリーらしくなりました。今回いろいろ教えていただり加工してただいたkさん、ありがとうございました。
 次回、丸棒を短くしたりぶら下げる紐を付けたりします。そして、ようやくタペストリーの完成となる見込みです。

   上部:細い木製丸棒を通す     下部:残した経糸を房として残す
 

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田布施町郷土館「織物と染物の歴史展示会」に付随して藍染め体験(5/7)

2020年10月11日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 明日11日で、郷土館の「織物と染物の歴史展示会」を終わります。それに付随する藍の生葉染め体験も終わります。展示会を始めた頃は応募がたくさんあった体験もここ数日はありません。先日は岩国の方が、当展示会の新聞記事の切り抜きを持って来館されました。そして、織物と染物の展示会を見た後に藍染め体験をして帰られました。
 藍染めは初めてとのことでした。最初は、生葉をそのまま使った叩き染めをしました。タデ藍の藍とマメ科のインド藍を使っていただきました。なお、終了日を知らないで来館される方がいます。その方のため、資料は18日頃まで展示します。その後撤去する予定です。そのため、18日頃までは展示品を見ることができます。藍染め体験は、あらかじめ予約があった14日が最後となります。

      藍の生葉を使った藍染め体験(叩き染め,絞り染め)

 さて生葉藍染め体験がある朝は毎回、藍を根ごと引き抜いてバケツに入れてきます。インド藍は木なので、枝を切って持ってきます。その藍から好きな葉を選んでいただきます。その選んだ数枚の葉を好きなように布の上に置きます。そして、金槌または木づちで叩きます。ポイントは葉汁が布に十分しみ込むことです。布を何度も裏返ししては、しみ込む具合を確認しながら叩きます。葉汁がすべて布に転写し終わったら水洗いします。葉の残渣が取り除かれ、布は葉の跡が青く染まっています。

 サランラップを張る      木づちで叩く      布を糸で縛る
  

 叩き染めが終わると、絞り染めを体験していただきました。出来上がりを想像しながら、糸で布を強く縛ります。例えば、小石を入れて縛ると丸い輪のように染まります。布を丸めて縛ると、筋のように染まります。縛り終わると、藍の葉をミキサーに入れて攪拌します。その汁を使って染めます。絞り染めが終わると最後に、叩き染めした布にフェルト布を貼ってピンキングバサミで周囲を切り抜きます。叩き染めコースターの出来上がりです。今回、もっとも容易な藍染め体験していただいたのではないかと思います。来館していただき、ありがとうございました。

   絞り染めに使う藍葉をちぎる      叩き染め布をコースターに
 

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田布施町 東田布施方面の史跡巡りウォーキング(3/3)

2020年10月10日 | 歴史探訪他ウォーキング

 私は専福寺で大きなポカをしてしまいました。専福寺を出発する前に、お礼の言葉をお伝えすることを忘れていたのです。最近そのようなマナーのポカが多く自分が嫌になります。次の日、もう一度専福寺を訪れてお礼の言葉をお伝えしておきました。
 史跡巡りウォーキングで起こりがちなポカがほかにもあります。それは、訪問予定日に天候が悪くなり訪問できなくなることです。そんな時こそ、訪問できなくなったことを事前に伝えてしておく必要があります。過去にそれを忘れてしまったことがあり、ご住職にチクリと言わたことがあります。やれやれ反省しきりです。

     お昼休憩とトイレ休憩をさせていただいた専福寺、感謝!


 専福寺を出ると、緩い下り坂をひたすら歩きました。そして、富永有隣が開いていたとされる定基塾跡に行きました。以前それを示す看板があったのですが、今はありません。1年位前、住んでいる方に了解していただき付近を探したことがあります。しかし、行方不明のままでした。続いて東田布施公民館に行き、小休止させていただきました。ありがとうございました。次に八幡八幡宮に向かいました。ここで、予定のコースを変更しました。灸川方面に進む予定でしたが、坪曾方面に向かいました。

  富永有隣定基塾跡     八幡八幡宮拝殿     八和田お地蔵様
  

 八幡八幡宮を出ると、八和田を経由して坪曾に向かいました。途中、八和田のお地蔵様を拝みました。そして、ひたすら秋空の快晴の中を坪曾に向かいました。予定になかった坪曾に向かったのは、今でしか見ることができないヒガンバナの群生を鑑賞するためです。今を逃すと、一年間待たなければなりません。しばらく歩いていると、コスモスやヒガンバナの群生が見えてきました。

   コスモス向こうにヒガンバナ     ヒガンバナの見事な群生
 

 坪曾に着いた頃、太陽がだいぶ高度を上げていました。秋空とは言え、うっすらて汗が出て暑くなりました。坪曾会館前で休憩を取りました。水分を補給したり、お菓子を食べて栄養を補給しました。それにしても、見事なヒガンバナの群生でした。道の両脇を列をなすように隙間なく群生しているのです。地域の方々が大事に育てて増やした結果だと思います。ありがたいことです。

  道脇のお地蔵様     国木田独歩英学塾跡碑    喫茶店で休憩
  

 ヒガンバナの群生を楽しむと、田布施街に向かって戻りました。行者山のすそ野に沿う農道をひたすら歩きました。1時間位歩いたでしょうか。旧道に入るところに安置されたお地蔵様を拝みました。続いて、100m位先にある国木田独歩英学塾の石碑を見ました。そして、線路を渡る陸橋を渡り、喫茶店に入って最後の休憩をとりました。20分位休憩後、出発した田布施町交流館に戻りました。参加された方々、約半年ぶりの史跡巡りウォーキングお疲れさまでした。10月は室積海岸に沿う史跡を巡る予定です。

       東田布施方面の史跡巡りウォーキングコース

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郷土館 今度はキジバトを保護

2020年10月09日 | 生き物

 数ヵ月間前から、キジバトが郷土館の玄関前をうろうろしている事に気が付いていました。餌をやっている訳ではないのに不思議に思っていました。実は、玄関横の庭木に巣を作ってヒナを育てていたのです。半年前に弱った伝書鳩を保護しましたが、今回はキジバトのヒナを保護することになりました。私が近づいたのを察知してか、なんとそのヒナは道路の反対側の灌木に飛んでいきました。ヒナなので充分な飛ぶ力がありません。灌木に近づいて保護しました。そして、巣の近くに放しました。しばらくして、親鳥二羽がやって来て無事を確認するかのように鳴きあっていました。やれやれ、ほっとしました。

       保護した後、巣の近くに放したキジバトのヒナ


 鳩の成鳥は羽が綺麗ですが、鳩のヒナはあまり綺麗ではありません。今回保護したヒナは、羽が生え変わりつつある段階でした。聞くと、あと1週間ほどすれば巣立ちするほど育ったヒナとのこと。ところで、私が東京に住んでいた頃に怪我をした鳩を保護したことがあります。動物病院に連れて行った時、獣医から驚くことを言われました。「東京では鳩は害鳥」なので治療できないとのことでした。むやみやたらに餌を与える人がいるからなのだと思います。野良猫に餌を与える構図と似ています。今回保護したヒナは巣に戻ったようですが、無事巣立つことができるでしょうか。

    玄関横の庭木上に営巣        保護したキジバトのヒナ
 

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自家栽培ヘナを染料として試すも

2020年10月08日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 髪染めとして使われているらしいヘナ、挿し木をして増やしました。そこで、葉を何枚か天日乾燥して染料として使えるかテストしてみました。髪染めに使えると言うことは、動物性繊維を染色できる可能性があります。今回、肌を直接染めることができるか、三種類の布(絹,綿,毛糸)を染めることができるか試しました。予想通り、肌,絹,そして毛糸を染めることができるが分かりました。綿はあまり染まりませんでした。

        乾燥したヘナの葉を、乳鉢を使って粉にする


 ヘナは低木ですが、この日本ではヘナを栽培して葉を収穫することは難しいことが分かりました。一番の問題は日本の真夏でないと成長しないことです。つまり、7月,8月しか育ちません。そして、花を咲かせて種子を取ることはできませんし、当然越冬することはできません。つまり、挿し木で増やすしかなく、冬は温室で保つしかないようです。サトウキビの越冬よりも難しそうです。

 ヘナを水で溶かす     茶色に染まった肌     布を染色できるか?
  

 染料として使えるかテストしてみました。すると、予想通り動物性繊維をよく染めることが分かりました。ただ、どの程度耐久性があるのか分かりません。このまま、太陽の光があたる窓際に置いてみます。1ヵ月放置しても色が消えなければ、染料として合格だと思います。ヘナを髪染めとして使っても一週間以上は染まらないとのこと。そのため、あまり期待は持てません。

    各種布を染めテスト中       染めの結果、毛糸がよく染まる
 

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羊の原毛,紡ぎ,染色,そして織り 27/29 (織り 3/3)

2020年10月07日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 暇をみては織り続けていた手紡ぎ毛糸布、やっとこさ織り終わりました。次は経糸の両端を切り離して布を取り出し、経糸の端をフリンジ?加工します。しかし、織機から布を切り離すのがなんとなく切ない気がします。不思議な気持ちです。毎日ではないにしても何日も織機を動かしていました。借りた織機とお別れしなければならないからでしょうか。思うに、織機はお母さんで布は生まれる赤ちゃんでしょうか。しばらくこのままにして、切り離す日を待とうと思います。

         やっとこさ織り終わった手紡ぎ毛糸布


 この布を織るにあたって一番心配したのは、経糸が耐えられるかでした。手紡ぎした経糸は、綜絖や筬を通すことができるようになるべく細く紡ぎました。そして、綜絖や筬の穴の直径と同じ径の穴を通して、細さや張りの強さを検査しました。ただ、双糸として紡いでいないので、織っているとどうしても経糸の撚りがほぐれる箇所が出てきました。ほぐれると隣の経糸ともつれてしまいます。それを早めに見つけては、もつれを元に戻すようにしました。

 ようやく経糸の終端    薄赤の横糸で終了      余った横糸
  

 ところで、完成した布を何に使うか見当がつきません。敷布?タペストリー?足ふきマット?マフラー?ひざ掛け?はたまた布袋に加工? 作品と言うからには何かタイトルを付けなければなりません。ざっと見た感じでは、薄いとは言えいろんな色が混ざっているようにも思います。空の雲にたまに見る、彩雲のようにも見えます。タペストリー「彩雲」・・・ちょっとおこがましいかな。織機から切り離した後に再度、布を離れたところから見てタイトルを決めようと思います。去年と今年の5月に毛刈りした羊毛を、洗浄,紡ぎ,染色,整経,そして織りと、のんびり半年かけた布の制作です。もうすぐ完成です。

     巻かれた手紡ぎ布          薄い虹色にも見える柄
 

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実り始めた、昔懐かしの硬質トウモロコシ

2020年10月06日 | 野菜:果菜

 8月初めに種まきした硬質トウモロコシが実り始めました。あまりに遅く種をまいたので、収穫できないだろうと思っていました。しかし杞憂でした。暑い夏でしたので、ぐんぐん育ったのではないかと思います。トウモロコシは光合成の効率が良いC4植物とのこと。そのため、効率よく二酸化炭素を吸収することができ成長が早いそうです。毎年6月頃に種を蒔いていますが、7月遅くに種をまいても十分収穫を見込めることが分かりました。今、雄花と雌花がどんどん出ています。ちなみに硬質トウモロコシとは、販売されているスイートコーンと品種が違います。昔田舎でよく育てていた実が硬いトウモロコシです。火であぶってから、歯でかみ砕いて食べます。

    8月上旬に種まきした硬質トウモロコシ、もう実り始める   


 盛んに出ている雌花のひげですが、白いものに加えて紺色のものがありました。紺色のものはあまり見たことがありません。雄花を切り取って、よく受粉するように雌花のひげにこすりつけました。この調子だと11月上旬にはトウモロコシを収穫できるのではないかと思います。焚火を始める季節でもあるので、子供の頃のように火であぶりながら食べようと思います。今の子供は焚火もできないし、硬いトウモロコシをかみ砕くことも知らないと思います。とても硬いトウモロコシですが、噛むほどに美味しさが口内に溢れます。私だけの秘めた至福の時です。

    雌花の白いひげ            雌花の紺色のひげ
 

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周南市 須金,鹿野方面をのんびり走る

2020年10月05日 | 田舎暮らし

 しばらくバイクに乗っていませんでした。バッテリーもあがり気味です。そのため、久しぶりにバイクで出かけてみることにしました。今回は周南市の須金と鹿野方面です。今はブドウや梨の収穫シーズンです。最初、採りたてのブドウを買いに須金に向かうことにしました。菅野湖を越えてしばらく走ると、須金フルーツランドに着きました。ふれあいプラザ須金で小休止した後、羊が飼われているかいたファームを初めて訪れました。

         幸せそうに草を食む羊 (かいたファーム)

 山口県の海側は比較的多くの人が住んでいます。それだけ家やビルも多く建ち、昔の自然がどんどん減っています。逆に、須金などの山側は人口密度は低いためか、今でも豊かな自然が多く残されています。私が子供の頃の風情があちこちに残っているように思います。何かしら空気も美味しく感じます。菅野湖周辺を走っていると、山口県の海側にいては知りえない、険しい山々があることに気が付きます。古代から続く自然がそのまま残っているように思います。

  菅野湖の畔で休憩     ふれあいプラザ須金    お土産を物色
  

 さて、ふれあいプラザ須金を出るとかいたファームに向かいました。ちょうど羊が二頭、ブドウ棚の下で草を食んでいたのでかいたファームであることがすぐに分かりました。羊の前でバイクを降り、しばらく羊を眺めました。動物園などで飼われている羊は、どことなく汚れています。しかし、ここで飼われている羊は綺麗です。大切に育てられているのでしょう、見るからに幸せそうに草を食んでいました。そのため、羊毛の質もよさそうに思えました。

    お土産にブドウを購入       久しぶりに訪れた鹿野の漢陽寺
 

 羊を見終わると、店頭に行きました。シーズンなのでいろいろなブドウを売っていました。良さそうなブドウを選んで購入しました。その時、お店の方とお話が進みました。飼っている羊は田布施農工高校の羊と親戚であること、平生町農多の食品を扱っていること、2年ほど前に開園したことなどの話題で時間を忘れました。楽しいお話ありがとうございました。

      鹿野のあちこちで見かけたソバ畑、満開の白い花


 購入したブドウをバイクに収め、次に鹿野に向かいました。途中、一車線しかない狭い古道と思われる道を通りました。そして、漢陽寺に到着しました。ここは流れる水の庭園が見事です。ところで、漢陽寺に着いた頃、お尻が痛くなりました。バイクを長時間運転すると誰にでも起きる現象です。予定では萩方面に向かうことにしていましたが止めました。今度来ることがあれば車の方が良さそうです。漢陽寺を出ると、ひたすら元来た道を戻りました。

      久しぶりにバイクで走った周南市の須金と鹿野

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田布施町 東田布施方面の史跡巡りウォーキング(2/3)

2020年10月04日 | 歴史探訪他ウォーキング

 八坂神社から長合に降りると、田布施高等洋裁学院跡の横を歩きました。かつて田布施駅北側は田布施町内から続く一本の古道で通じていました。しかし、明治後期に山陽本線が田布施に敷設されると、古道は線路で遮断されてしまいました。遮断機があるとは言え、しばらくは町内から歩いて田布施高等洋裁学院に行くことができました。ところが、八坂神社の山脇を削ってできたバイパス道ができると、古道を通じた行き来ができなくなりました。

       土手のヒガンバナを見ながら専福寺に向かう


 長合をしばらく歩くと、徳吉稲荷神社に行きました。神社は標高30m位の山頂に鎮座しています。江戸時代創建のこの神社は最近使われていないようです。そのため、神社に通じる山道は荒れていました。倒れた竹を右左に避けながら山道を登りました。神社に着くと小休止しました。大きな鳥居が建っていましたが、朽ちているのか木片が鳥居の周りに散乱していました。数年後には倒壊するのではないかと思われます。

八坂神社から長合地区に  荒れた山道を登る    ようやく徳吉稲荷神社
  

 徳吉稲荷神社での小休止が終わると、別の下り道を降りました。この道が元々の参道ではないかと思われます。これまた荒れた山道でした。登りと同じように、左右に倒れた竹を避けながら下りました。しばらく下ると、視界が開けて明るくなりました。さらに下ると舗装道路に出ました。その舗装道路をどんどん歩いて、お地蔵様がお地蔵様が安置された道端に行きました。お地蔵様の横に座れるほど大きな石がありました。傍に小川が流れています。その昔、牛や馬も水を飲みながら休んだのではないかと思います。

   倒れた竹を避けながら下山     ヒガンバナの向こうに専福寺
 

 お地蔵様を見ながら立ったまま小休止すると、次の目的地である専福寺に向かいました。しかし、予定よりだいぶ遅れてしまいました。そのため、専福寺の第二奇兵隊史跡などを解説する時間が無くなってしまったのは残念でした。各史跡で私がつい長話をしてしまうため、どうしても時間が押してしまいます。専福寺の方にご挨拶すると、本堂内でお昼休憩することをお勧めいただきました。ありがとうございました。

     東田布施方面の史跡巡りウォーキングコース

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やむなく傷んだ白菜苗(半額)を購入し、畑に移植

2020年10月03日 | 野菜:葉菜

 一部の野菜を除いて、秋冬野菜の種まきや苗を植える時期を逃してしまいました。白菜もその一つです。苗を売っていないか探しに行きましたが、どこにも苗はありませんでした。最後に、とある園芸店に入ると苗が数個残っていました。しかも半額でした。でも売れ残っていた理由が分かりました。枯れたり虫に食べられたりと、散々な苗ばかりでした。このさい贅沢は言えません。苗が六個入りのポットを買いました。一つ枯れていましたので、実際には五個入りです。その残念な苗を持ち帰り、植えることにしました。

        売れ残った残念な白菜の苗を植える


 家に帰るとすぐに、苗を植える畝を作りました。畑に石灰をまいて耕運機で耕しました。そして、レーキで鞍型に整形して黒マルチを張りました。ピーンと張り終えると、さっそく購入してきた苗を植えました。どの苗も虫に食われていたため、注意深く虫を取り除きました。そして、ポットから苗を取り出して黒マルチの穴に植えていきました。五個のうち一つの苗は今にも枯れそうでした。

  石灰をまいて耕運     黒マルチを被覆     購入した白菜苗
  

 五個の苗を植え終わるとジョロで水をかけておきました。その黒マルチの続きに、小松菜と大根の種をまいておきました。続いて、黒マルチに沿ってU字支柱を何個か立て、そのU字支柱の上に寒冷紗を覆いました。最後に、その裾周りに土寄せしておきました。寒冷紗をかける理由は、害虫が入らないためです。五個の白菜、無事育ち収穫できるでしょうか。

     五個の白菜苗を移植       黒マルチにU字支柱を立てる
 

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タマネギが発芽、本畑移植まで育苗

2020年10月02日 | 野菜:根菜

 10日ほど前に種まきしたタマネギがきれいに発芽していました。このまま1ヵ月ほど育苗して、11月に本畑に苗を植える予定です。本畑はまだ耕していません。その前に、タマネギ以外の秋冬野菜の種まきを済ませなければなりません。この夏は仕事が忙しくて、思うように草刈りできませんでした。そのため、家回り,畑,庭,果樹園,そして山の雑草がすっかり生い茂ってしまいました。今後は、無理せず草刈りして畑作業をしようと思います。

          すべてのタマネギが、そろって発芽


 ここ数年間、ボランティアなどの仕事を増やしすぎたように思います。そのため、畑や山仕事をする時間がだんだん無くなってきました。その時間を取り戻そうとして真夏の日中に草刈りをして、熱中症と思われる症状を体験しました。残念ながら、若くはないので無理がききません。今後は何かを諦めるしかないようです。

   籾殻上に出たタマネギの芽        育苗畑全体に発芽
 

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