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桜と絵本と豆乳と

消えうせた方がいい意欲

2005年05月19日 | 読書
雇用環境の激変は、子どもの学びへの意欲を大きく減じたかもしれないが、そこで減じられた意欲は、子どもたちをことさらに形式的な学びへと駆り立てる意欲であり、実質的な学びへのあこがれを抑え込んで来た類の意欲である。そんなものは、消え失せてくれた方が教育のため、学校のためだとくらいに思った方がいいのではないか。
奈須正裕「児童心理2005.6」(金子書房)


現場で「学力」「意欲」と呼んでいるものの正体は
そんなきれいごとで済むものではないが
何が真実かと問われれば
それは教師なら誰でもわかる。
腹を据えて取り掛かれるかどうかである。