すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

手応えを覚えながらの転落

2005年05月01日 | 読書
実際、「習熟度別指導」の魅力と手応えは、子どもにとっても教師にとっても「丁寧な指導」にあるのだが、なぜ「丁寧な指導」の魅力と手応えが得られるかと言えば、学習内容のレベルを下げ、通常以上の時間をかけているからである。ここに「習熟度別指導」の危険な落とし穴がある。「習熟度別指導」においては、教師も子どもも手応えを覚えながら、さらなる学力低下へと転落するのである。
佐藤学「学校運営№519 P8」(学校運営研究会)


学習集団を意図的に組織することの
意義や価値、問題点や危険性について
私たちの検討は非常に浅いところで留まっていないか。
しっかりとした教育論がないと方法論は語れない。