すぷりんぐぶろぐ

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目的を示す強い警句

2005年05月08日 | 読書
教師が目的意識を持って入念に指導しようと努めれば、自然にこの種の警句を学習者に与え意識させたくなる。このような警句こそが発展原理の学習用語である。これに対し「文」・「句点」などの単語は規制原理の学習用語である。それ自体は無目的であり、発展のための方向を持たない。単語に含まれる概念だけを与えるだけでは学習は促されない。その単語を含みこんだ、目的を示す強い警句を与えるべきである。
宇佐美寛「言語技術教育14 P81」(明治図書)



単語や用語が使えるということは
意味がわかるということではなく
学習をどれだけ促すかということである。
警句という形で授業のねらいを消化し
それを定着させることはもっと考えられてよい。