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「問題」を提出している子ども

2005年09月13日 | 読書
子どもたちは悩みが深くなるほど、それを言葉で表現することができない。大人から見ると「異常」とか「非行」とか言いたい行動によって、大人に自分の苦悩を訴えているのだ。「問題児」とは大人に「問題」を提出している子どもだ、と言ったときがある。こどもの提出する「問題」を解く努力をしなくては、指導などできないのではないだろうか。
河合隼雄『総合教育技術 2004.8』(小学館)


誰の目にもはっきり見える問題を提示している子もいれば
問題を見せないようにしている子もいるだろう。
問題の解決に積極的に動くことも教師の仕事なら
見えない問題を顕在化させることも大事な仕事だ。