すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

頭の働きのリズムに合わせる

2005年09月30日 | 読書
新しい考えが結晶化して、言葉として紡ぎ出されるまでには、一定の時間がかかります。頭の働きのリズムは、一人ひとり異なります。「ひらめいた!」と瞬時に結晶化する人もいれば、長い時間をかけてゆっくりと考えが熟していく人もいます。ですから教育に一番必要なのは、一人ひとりの子どものなかで生まれた気づきが自分なりの考えへと熟していくまでの時間を、きちんと与えることなのかもしれません。
山鳥 重『VIEW21 2005-2』(Benesse)


一人ひとりの子どもの考えを熟する時間を保障するなど
とうていできないことだと決めつけず
限定的にであれその点を意識すれば
おのずと授業運営は変わってくるのではないか。
集団で行う授業だが、一人ひとりが違う活動をしていても
授業者の意図が明確であれば、学習は保障できる。