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「必殺技」に反応したとき

2006年10月01日 | 雑記帳
授業づくりネットワーク誌から
「子どもを誉めるわたしの必殺技」という特集に原稿依頼をメールでうけた時
私が思わず反応したのは「必殺技」という言葉だった。

誉めることが得意ではないことを重々承知していながらも
いくつかそうした技は持ち合わせているかなあと思えたので
OKの返信をしたのだけれど…

送られてきた特集企画書の趣旨を読むと
教師の「自己表現的言葉」という、いわゆる「受け」のイメージであるらしい。
「必殺技」に反応した私の印象は、明らかに「攻め」。
これは困った困ったと思案しながら、
半端な内容となったが、なんとか書き終えた。

それにしても、「必殺技」から生じたイメージ…
実は、ジャイアント馬場である。
NHK再放送番組で、インタビューに答えたG馬場の言葉が浮かんできた。

最初は空手チョップや16文キックが必殺技だったのだが
対戦相手の受身などが上手になってきて、
技も次々と大技化し変化してきた、という内容だった。
ショー的な意味合いを持つプロスポーツということが頭にありながらも
妙に納得させられた、意味深い言葉だと感じた。

私たちが、子どもに繰り出す様々な言葉や動き、表情を一つの技ととらえれば
お決まりのように「技にかかる」場合もあるのだが
やはり同じ技の繰り返しが何回も同じようにキマルとは限らない。
そういう面では、進化していかなければならない。

自分の技がどのように進化してきたか…
いくつか「必殺技」と呼べるものはあったのか…
そのことを振り返るのもまんざら悪くはないと思った。
(現役引退間近のような雰囲気だが)

今回、まとまった形で考える余裕もなかったが
昔の学級通信なども読み直してみたのは
まるでビデオでも視ているようで、楽しい時間だった。

そして「自分だけの必殺技」は何かの形で残したいと思った。