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「脳にいい学校」のイメージ

2006年10月25日 | 雑記帳
 『脳の中の人生』(茂木健一郎著)には 
昨日書いた「スピーディーで、明快」と逆のようなことも書いてある。

 ノーベル賞受賞者の小柴博士が、折にふれ「ゆったりと楽しむこと」を強調していることから
  
 短い時間に成果を上げる「ファスト・ラーニング」ではなく、
 ゆったりと楽しむ「スロー・ラーニング」こそ大切だ


という考えを紹介する。

 効率的な情報処理はコンピュータに任せ、人間が伸ばしたい創造性に目をつけた考えである。

 脳の持つ創造性を最大限に発揮するためには、外部からの強制ではなく
 内側から自発的にわき上がってくるプロセスほ生かす必要がある。
 そのためには、時間をかけるしかない。


 なんとも、脳とは複雑なものである。

 脳科学の成果の教育への導入が始まっている。
 断片的な知識を承知で、今自分たちが行っていることを見直して
「脳にいい学校」をイメージすれば
一日の時程の中にメリハリがついているかどうか…
つまり、子どもの行動や思考などが多くのバリエーションを持っているかどうか…

 このあたりが、脳の発達への影響を計るポイントではないか。