成田雅樹先生(秋田大学助教授)を迎えての校内研修会を持った。
テーマは「漢字指導」である。
成田先生は、総合初等教育研究所が実施した全国的な調査に関わっておられ
それをもとにした指導法等についての図書などにも執筆しておられる方だ。
4年生対象とした提案授業、そして講話、協議といった流れで
半日、漢字指導についてあれこれと考えることができた。
参加した職員の「学び」も含めて、これから少し詳しくまとめたいと思っているが
個人的に印象に残ったことをいくつか記したい。
学校教育における漢字指導の課題を考えてみると、おそらくこの二つは上位に挙げられると思う。
○漢字の指導の配列 ○習得の悪い子に対する指導
前者は、教科書にそった配列の指導ではたしてよいか、ということである。
「読み先習」や「漢字前倒し学習」なども視野に入るだろう。
後者は、軽度発達障害の子なども含めて、漢字指導全体のシステムや個別指導のあり方などが関わってくるはずである。
今回の講話や協議の中で、それらに対するいくつかの示唆を得たように思う。
指導配列については、やはり漢字を量的にとらえておくことが大切だと感じた。
指導時数と指導字数の関係を明確にするということである。
覚えることに関しての個人差も含め、どういうシステムを使いどの程度の量が妥当なのかを自分なりに判断する必要があるだろう。
文章の中で理解させていくために、教科書単元利用があると思うのだが、そこをクリアできれば「前倒し学習」は復習を効果的に行えるので、習得のためには十分に検討されてよいはずだ。
漢字が苦手な子に対するアプローチで、今回なるほどと思ったのは
「間違った字」を消させないことの大切さである。
誤字を正解までのプロセスと考えていく姿勢である。
算数における計算間違いは消しゴムで消さない指導は徹底してきたつもりだが、漢字はそうでもなかった。
練習段階における間違いの癖もしっかり残しておくことで、改善のきっかけになるかもしれない。
漢字は身近で日常的であるから、なんとなくドリル等に頼って指導しがちだが
指導の本質を踏まえなければ徹底はできないことを、今さらながら考えてしまう。
つまり、教えるべきを教える、システムを作る、個人差への対応に手を尽くす、ということである。
テーマは「漢字指導」である。
成田先生は、総合初等教育研究所が実施した全国的な調査に関わっておられ
それをもとにした指導法等についての図書などにも執筆しておられる方だ。
4年生対象とした提案授業、そして講話、協議といった流れで
半日、漢字指導についてあれこれと考えることができた。
参加した職員の「学び」も含めて、これから少し詳しくまとめたいと思っているが
個人的に印象に残ったことをいくつか記したい。
学校教育における漢字指導の課題を考えてみると、おそらくこの二つは上位に挙げられると思う。
○漢字の指導の配列 ○習得の悪い子に対する指導
前者は、教科書にそった配列の指導ではたしてよいか、ということである。
「読み先習」や「漢字前倒し学習」なども視野に入るだろう。
後者は、軽度発達障害の子なども含めて、漢字指導全体のシステムや個別指導のあり方などが関わってくるはずである。
今回の講話や協議の中で、それらに対するいくつかの示唆を得たように思う。
指導配列については、やはり漢字を量的にとらえておくことが大切だと感じた。
指導時数と指導字数の関係を明確にするということである。
覚えることに関しての個人差も含め、どういうシステムを使いどの程度の量が妥当なのかを自分なりに判断する必要があるだろう。
文章の中で理解させていくために、教科書単元利用があると思うのだが、そこをクリアできれば「前倒し学習」は復習を効果的に行えるので、習得のためには十分に検討されてよいはずだ。
漢字が苦手な子に対するアプローチで、今回なるほどと思ったのは
「間違った字」を消させないことの大切さである。
誤字を正解までのプロセスと考えていく姿勢である。
算数における計算間違いは消しゴムで消さない指導は徹底してきたつもりだが、漢字はそうでもなかった。
練習段階における間違いの癖もしっかり残しておくことで、改善のきっかけになるかもしれない。
漢字は身近で日常的であるから、なんとなくドリル等に頼って指導しがちだが
指導の本質を踏まえなければ徹底はできないことを、今さらながら考えてしまう。
つまり、教えるべきを教える、システムを作る、個人差への対応に手を尽くす、ということである。