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評価から浮かび上がらせる

2007年07月18日 | 教育ノート
 一学期もいよいよ大詰め。仕事を効率よく進めることに頭が向かいがちだが、今の作業は何のためにあるのか忘れずにいたいことだ。
 例えば通知表にその子の課題を書いたとすれば、それは言うまでもなく指導者の課題でもあるし、アンケートの悪い結果はそのまま「仕事のなかみ」になるということだ。


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 縷述「つながる授業」20

 昨年と同様な形で「児童アンケート」をお願いします。子どもたちの自己評価の信憑性や質問の文章に検討の余地があるにはしろ、同じ設問での比較もいい資料となると思いますので、継続していきましょう。集計できたらまた話題にしたいと考えています(たぶん個人ごとの資料の方が参考になるのかもしれません)。

 さて、学習状況調査等でも児童が自己評価する設問があり、そうした機会は増えているわけですが、本校のテーマ「かかわり」に関する類がないものかなあとふと思いました。この人数ですので教師による見取りですむのかもしれませんが、それにつき合わせる形でデータ的な面も多少進めていく必要は感じます。いい資料がないか夏休みに読書の機会でもあれば少し意識していきたいものです。

 直接結びつくとは言えないかもしれませんが、前任校のあった地区で生徒指導に関する児童生徒アンケートを実施したことがあります。担当だったので少し文献を調べて見つけてきたものに「人間関係を築く力」という項目がありました。全国的に知られているある会社のデータに、こんな質問紙があり、それを活かして(比較もできるので)作成し、実施しました。次の7項目です。

けんかしても仲直りできる   
困っている友達を助けられる    
失敗したらすぐあやまれる
初めての人ともすぐ話せる   
気持ちを相手にうまく話せる  
ケンカしたくてもがまんできる   
おこっている人をなだめられる

 その地区でも課題として「表現力」があがっていたのですが、児童生徒の意識調査でも関連のある項目がデータとして低いものでした。本校の子どもたちだったらどうなるのでしょうね。

 今の時期、通知表に伴う作業はもちろんですが、ぜひ学級の目標・活動に照らし合わせた評価(教師による評価・児童による評価)は記録しておきたいものです。その中から二学期に向けて重点化する事項が浮かび上がってくるのだと思います。
(7/10)
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